浜松天竜区蜂蜜専門店塩見ミサさん「浜松市で採れるミカンの蜂蜜は純度が最高です」その理由とは？

ＮＨＫ静岡　シリーズ「だもんで、浜松市。」１２月５日～

2023年12月08日

みなさん、こんにちわ。“ダモンデおばさん”です。
番組やニュースで地域のディープな魅力を掘り下げる「だもんで」シリーズ。今度は浜松市にお邪魔します。

訪ねたのは二俣町のクローバー通り商店街にある蜂蜜専門店です。こちらの店主塩見ミサさんは神奈川県出身の夫、亮太さんとこの地に移住してきました。天竜区二俣町は山と町の間にあって人の密度もちょうどよいと話す塩見ミサさんに話を聞きました。

こちらで蜂蜜専門店を開いたのはどうして？

お酒が好きだった主人が、蜂蜜からお酒ができるということに興味を持ったことがきっかけです。養蜂をされている方のもとで経験を積み、いまは養蜂家として500個ほどの巣箱でハチのお世話をしています。

最初は倉庫を探していたのですが、思っていた以上に人がたくさんやってくるし、中には蜂蜜がほしいと訪ねてくる方もいたんです。そこで、ここで蜂蜜を売ることにしてわたしが店主になりました。

蜂蜜からお酒ができるのですか？

蜂蜜と水をまぜて醸造すると「ミード」という、昔から飲まれていたと言われているお酒ができます。ミード専門醸造所と協力して、私たちの蜂蜜からもお酒ができるようになりました。

夢がかなったんですね。

そうですね、かなっちゃいました。

浜松市天竜区ってどんなところですか？

自然も豊かで人の密度もちょうどいい場所ですね。私たちは移住者なんですけど、移住って難しいこともあるという話はよく聞くじゃないですか。でもここはよい人ばかりで、嫌な思いをしたことがないですね。今の生活にとても満足しています。

蜂蜜の特徴について教えてください

蜂蜜はミツバチが集めてくるものなので、どうしてもいろんな種類の蜜が混じってしまうのですが、浜松市はミカン畑の密集度が高いからかなと思うんですけど、集めてくるミカンの蜜が本当においしいんですよ。純度が高いのでしょうね。お客さんからも「今まで食べたミカンの蜂蜜の中で１番おいしい」って言われたこともありますよ。

ミカン畑が広がる浜松市ならではの蜂蜜、おいしそうですね。

シリーズ「だもんで、浜松市。」
テレビとＷＥＢで浜松市の魅力をたっぷりとお伝えします。

ニュース番組「たっぷり静岡」
１２月５日（火）～８日（金）
▽生きがいはプロレスのマスク！
▽巨大防潮堤を生かした津波避難訓練
▽伝統工芸を未来に！たくみの技術を学生へ
▽兼業・副業ＯＫ！自分らしい人生へ
▽目指せ世界一！ピーナツバター
▽文化などのルーツを大切に！ポルトガル語教室　など

地域番組「たっぷり静岡＋　だもんで、浜松市天竜区。」
１２月８日（金）（午後７時半～）
ラムネにガムにあめ、昔懐かしいお菓子が棚いっぱいに並ぶ山あいの街の駄菓子屋さん。そこに集まる子どもたちに密着し、いまどきのリアルな会話や遊びをご紹介します。
森林面積が９割という天竜区は、かつては９万人が暮らしていたほど林業が盛んでした。今も毎朝鉄を打つ鍛冶屋さん、山で採れたこんにゃくを練る女性たち、昔も今も、森とともに生きる人たちの暮らしを、「音」を通してお伝えします。
年に一度、山あいのまちが燃え上がる「綱引き合戦」。隣り合う長野県の地区と、「領土」をかけて戦います。外から働きに来ている若者の力も借りながら、地区の人たちが一丸となって取り組む様子をドキュメントします。果たして勝負の行方は・・・！？
５つの地区からなる浜松市天竜区、その全ての地区をたっぷり紹介します。