浜松中区 ラジオパーソナリティー村松尋代さん「言葉で人と地域を元気にしたい」

経営者なのになぜラジオパーソナリティーを？

番組をはじめた14年前は、会社の専務をしながら、商工会議所や県や市との関わりも多く経営者としていろんな方や経済人とお話する機会が多くて、私だけがこの人と話すのもったいないなって、もっと知ってもらいたいとか、ふれあってもらいたい感覚があったんです。そして、ラジオ会社の社長と話しているうちに「番組やりますか」ってなったんです。私も話すことがきらいじゃないし、そういうメディアが大好きだったから、「おもしろそうね」って。番組がはじまった2009年はリーマンショックの影響でみんなが元気ない時でね、地域に元気を与えたいよねって、番組を通してみんなを元気にしたいねって気持ちからはじめました。

ゲストはどういう人を呼んでいるの？

静岡県にゆかりのある人で、私が声がけさせてもらっていることが多いです。
がんばってる人や活躍している人の人生ってどんな感じかなって思うじゃないですか、どんな人も苦労話から今があるという話を聞くと勇気とか元気とかもらえるよんですよね。14年も続いていて、ゲストの方がゲストを呼んでくれるようになってきて良い番組になってきたなって思ってます。なかなかしゃべってくれない人もいるなかで、どうしたらこの人を笑わせられるか、心を揺さぶれるか考えているのも楽しいです。この人の良さをなんとかして電波にのせたいからどうにか共通点を探して自然に話してもらえる雰囲気をつくるようにしてます。

これからの目標は？

地域にこういう人がいるんですよって発信すると「元気もらいました」「勇気もらっちゃった」って言われることもあってやっていてよかったなって。地域の人の元気につながっていけば、この番組を聴いて良かったって人がいれば続けていけます。一番私が元気をもらっています。だから続けられている、人からもらうエネルギーってすごいなって思うし私自身得られるものが大きいです。人は機械じゃないから思うことが、ひとりひとり違うからおもしろいですよね。プロでもないいち経営者が10年以上も続けさせてもらえるのは、人がすきだからですよね。これからも人を大事にしていく番組にしていきたいです。

浜松はどんな街？

やらまいか精神だと思う。みんな元気をもらいあっているんじゃないかな、浜松好きなひと多いですしね。地域は、人が変わらないと変わらないと思うんです。こういう街にしたいとかそこにいる人が変わらないと変わらない、浜松はやらまいか精神で街が変わっていくことができる街で、浜松に生まれてよかった、浜松にいてよかったって人が増えてくる街だと思います。元気なのは浜松まつりがあるからかな？近所付き合いとか、仲間を思う気持ちは強いところが良い街ですよね。