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【出演者感想】湯浅 誠さん「人が伸びるのを邪魔するのではなく、支える教育に」

2013年05月20日(月)

シリーズ 貧困拡大社会
大学は出たけれど…―急増する奨学金の滞納
にご出演の湯浅 誠さんにお話を伺いました。

 

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――収録の感想を教えて下さい。

改めて、日本という国は教育を重視していないなということを認識しましたね。教育を受けられる権利について軽視しているなって思いました。

 

――日本の社会はこれからどうしていくべきだと思いますか。

ひとつは、人として成長したいという気持ちを持っている人を応援する姿勢を社会が持つことだと思います。そして、もうひとつは、そういう気持ちを持つ子は収入の高い家にもいますが、収入の低い家庭にもいるので、収入の低い家の子が諦めなくてもいいようにしなくてはいけないんだということ。
国としては、この2つのことを実現できるようにするための予算や体制を整備していくことが必要なんじゃないでしょうか。

【取材レポート】多様なセクシュアリティーの人たちが暮らす"日本初のシェアハウス"

2013年05月20日(月)

6月の特集シリーズ「多様な“性”と生きている」
制作チームは現在、手分けをして各地の取材に飛び回ったり、
撮影したVTRを編集している真っ最中です。
今回は、その中から取材の様子の一部をご紹介します!

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シェアハウス「カラフルハウス」の玄関には、壁一面の黒板が。
入居者同士の伝言板として使えるようにと作られたものです。



(以下、ディレクターTの取材コメントです)

私がお邪魔させていただいたのは東京都内にある「カラフルハウス」。
セクシュアルマイノリティーの人たちが暮らしやすいことを掲げた、
日本初のシェアハウスです。
入居者は13人。多くは20~30代で、社会人として仕事を持っている人たちです。
セクシュアリティーは、ゲイ、レズビアン、
トランスジェンダー、ストレート(異性愛者)などさまざま。
そんなメンバーが、一つ屋根の下で共同生活を送っています。
 

【出演者感想】高野 優さん「"叩かれない暴力"もある」

2013年05月16日(木)

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――収録の感想を教えて下さい。

今回出演してくださった方たちは特別な人というわけじゃなく、ごく普通のお母さんですよね。だからこそ響くものがあると思うので、そういう近い存在の方が乗り越えてサバイブしている姿を見て、少しでも勇気が出ると良いなって思います。
みなさんあんなに輝いていて、カッコイイな、素敵だなと思いながら収録をしていました。

一方で、そういう意味ではちょっと綺麗にまとまり過ぎちゃったかなと感じるところもあって、「助けて」という声も、もう少しあってもよかったのかもしれません。そこまでの話ができなかったことが、今回自分の反省点かと思います。

【5/15・16放送】リハビリ・介護を生きる 男性介護を考える 取材後記

2013年05月14日(火)

リハビリ・介護を生きる 男性介護を考える
5/15(水)放送:第1回 仕事と介護の両立は?
5/16(木)放送:第2回 ケアメンを支援するために

にご出演いただいた、
立命館大学教授「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」
事務局長 津止正敏さんに出演後の感想をお伺いいたしました。


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【5/14放送】支え合えば笑顔に 取材後記:その2

2013年05月13日(月)

家で最期を迎えるということ・・・

実は、私はこんな取材をしておきながら、
今まで一度も人生の最後は家で過ごしたいと思ったことはなく、
施設で迷惑をかけず・・・と思っていました。
(30代半ばでまだ先の話ではありますが)
ただ今回の取材で、在宅で介護されたり、看取られたりした家族と
たくさんお会いしお話しを伺う中で、1つ感じたことがありました。

【5/14放送】支え合えば笑顔に 取材後記:その1

2013年05月13日(月)

きっかけは・・・『防災無線』!

5月14日(火)放送の
「支えあえば笑顔に~山形県大蔵村の在宅医療~」の
制作を担当しました山形放送局のディレクターです。
今回、大蔵村の在宅医療を取材するきっかけとなったのが、
1つの防災無線の存在でした。

その防災無線とは・・・8の付く日に流れる『むし歯注意報』。
 「ピンポンパーン ♪
  毎月8の付く日はむし歯注意報の日です。
  近頃、ジュースやお菓子を時間に関係なく食べたりするなど、
  おやつの乱れが目だってきています。
  だらだらと食べさせないで時間を決める。
  むし歯になりにくいおやつを選ぶなど、
  大人も子どもも村民みんなで健康な歯作りに勤めましょう。」


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取材記)「Tokyo Rainbow Week2013」へ行ってきました!:その2

2013年05月10日(金)


 セクシュアル・マイノリティーについて理解を深めることを目的とした
 日本最大のイベント「Tokyo Rainbow Week 2013」へ
 取材に行ってきました!



5月5日(日)には、取材中のある親子が参加する
「ハートをつなごう授業」へお邪魔してきました。
原宿にある統合で使われなくなった中学校の校舎を舞台に
子どもを対象にしたセクシュアリティの特別授業が行われました。

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イベントを開いた中心は「ハートをつなごう学校」。
写真はハートネットTV「Our Voice」でもおなじみ
杉山文野さんによるオリエンテーションの様子。

【出演者感想】川崎二三彦さん「この問題を知らない人たちにこそ観て欲しい」

2013年05月09日(木)

20130507_kawasaki1.jpg――第1回、第2回の収録に参加してみて、率直な今の感想はいかがですか。

一緒に番組に出演されたくわばたさん―彼女も現在子育てをされているわけですけれども―その「えっ」という驚きが何より印象的でした。
我々にしてみると日々接している出来事なわけですけれども、まだ知らない人たちにとってみれば「そんなことがあるなんて到底信じられない」という反応なのだと改めて実感をしました。
ですから今回の番組では、何よりもまず、多くの人に知ってもらい関心を持ってもらって、子どもって大事にしなきゃいけないんだ、こうしたことをなくすためにはどうしたらいいのかなと、そういう気持ちになってもらうことが大事なのだと強く感じました。

「支援に"終わり"はない~南相馬取材報告~ ③"継続"は"力"なり」

2013年05月09日(木)

取材2日目の午後、障害のある人が通う自立研修所
「えんどう豆」(南相馬市原町区)を訪ねました。
震災から2年。ここまで踏ん張ってきたみなさん。
私たちの支援の本番はこれからだと、痛感しました。

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静かな農村地帯に立つ「えんどう豆」。近づくにつれて、にぎやかな声が。

【追悼】 加藤則芳さん アンコール放送にあたって

2013年05月08日(水)

5月9日木曜(再:5月16日)の
『“自然人”であれ 加藤則芳さんのメッセージ』
アンコールにあたって・・・


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上の肖像写真は、撮影:星野秀樹氏
遺影に使われたものを加藤さんのご家族からご提供いただきました。
今回のアンコール放送の冒頭にも使わせていただいています。


番組ディレクターです。

私が加藤則芳さんと初めて会ったのは、去年の4月でした。
ご自宅に伺うと書斎に案内され、
部屋の壁は殆ど書籍で埋め尽くされていました。

私が真っ先に目についたのは「シートン動物記」。
加藤さんが、少年時代、自然を好きになるきっかけとなった作品で、
大人になっても何度も読み返していると語ってくださいました。

「シートン動物記」と出会って以来・・・63年の生涯を通して、
『人間は自然人であれ』と叫び続けてきた加藤さん。

そのゆるぎない信念を抱いた人が放つ、
凜とした佇まいが今だ目に焼き付いています。
どうか、安らかにご永眠されますようお祈りいたします。


※加藤則芳さんは難病のALSとの闘病の末、
    2013年4月17日にお亡くなりになりました。

<アンコール放送>
2013年5月9日(木) 夜8時00分から
再放送:5月16日(木) 午後1時5分から




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