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その先へ・・・・

2012年04月18日(水)

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キャスターの山田賢治です。
この番組の収録が始まって、まもなく1か月。
カラフルなスタジオにも慣れてきました(笑)。
今回は、私の思い、ひいては番組としての思いを少し書き連ねて
みたいと思います。


テーマは<貧困><孤立死>、さらには<若者のアクション>
<パラリンピック>と多種多様。
毎回ギアチェンジしながら、収録に臨んでいます。そこで常に思っていること。
それは、見た方が「今日のテーマは重かったな~、登場した若者すごかったな~」
と思うだけで終わらせたくない、ということ。


それを少しでも打破したい。


思いとして、この番組を出発点に、社会が少しでも豊かになる方向に
“動いてほしい”のです。いや、“動かしたい”のです。
社会を動かすなんて、驕りだと思う方もいらっしゃるかも知れません。
でも、ご覧になった一人一人の心に火を灯して、社会が動くエネルギーに
なってほしい。


そのために、私はアナウンサーである前に、一人の人間として、
カメラの向こうの皆さんに届く言葉を探しています。心を開いて。
それは私だけでなく、出演者の皆さんも同じ。
さらには、VTRを作るディレクターほか、番組制作に関わるすべての人、
皆同じ思いです。


書いているうちに、また熱くなってしまいました。。。
今日も明日も見てくださいね。
同じ時間、一緒に考えましょう。

   山田賢治(ハートネットTV メインキャスター)

シリーズ貧困拡大社会 私たちの声を聞いてください(1)

2012年04月16日(月)

ハートネットTVでは1年間にわたって、私たちの日常生活のすぐ隣に忍び寄る「貧困」の問題についてシリーズで考えます。

番組では取材の過程で当事者や支援者など多くの方にお話をうかがっています。
しかし、実際に番組として紹介できる方は、時間の都合もありごく一部の方に限られています。
そこで、今回これまでお会いしたなかで、ご了承いただけた方のインタビューを再構成して掲載します。
さまざまな“声”を知ることで、貧困について考えてもらうきっかけになればと思います。


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     (写真はイメージです)
 

【生活保護当事者・Yさんの場合 (1)保護を受けるまで】


「シリーズ 貧困拡大社会」担当ディレクターです。
Yさん(40)とは今年2月に役所から紹介され、お会いしました。
背が高くがっちりとした体格ですが、笑顔を絶やさない穏やかな方でした。
私の目をまっすぐ見ながら話をしてくれたのが、印象に残っています。

若き開拓者たち!

2012年04月09日(月)

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   熱かった!スタジオ収録。

 

キャスターの山田賢治です。
番組が始まって2週目に入りました

収録も順調に進んでいます。ゲストがとにかく若い人が多い!
(私も若い1人だと思っておりますが)
スタジオは活気に満ち溢れています。

 

活気がある、と言えば9日、10日放送のシリーズ「未来へのアクション
討論が熱かった!
行政に頼らずに、自分たちで事業を立ち上げていこうというチャレンジが、
まっすぐ心に飛び込んできました。
そして、様々な“壁”の乗り越え方について、
ゲストの津田大介さん駒崎弘樹さんの冷静かつ情熱あふれるコメント。
必見ですよ!

 

さらに、今回はスタジオに、起業を目指す同世代の若者も参加。
ゲストに質問をぶつけました。
そして収録終了後もゲストとのトークが弾みに弾み、みなさん帰らない(笑)。
私、刺激を受けました。

 

実は、津田さんとは同学年。そう、団塊ジュニアです。
同じ時間を過ごしてきながら、この差はいったい!?
と隣で津田さんを見ながら、収録中自分を省みること多々。。。
刺激のシャワーを浴びっぱなしでした!

 

近くのスタジオでは、偶然にも「団塊スタイル」という、
セカンドライフをテーマにしたEテレの新番組の収録が!
もう、私たちの世代が時代を切り開いていかなくてはいけません。
立ち上がれ、団塊ジュニア(と若者たち)!!

山田賢治アナウンサーからのメッセージ

2012年04月04日(水)

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東京では嵐が去って、麗らかな春の日。開き始めた桜の花も飛ばされないよう必死にしがみつき、きょうは輝きを増しているように見えます。今年の開花は少し遅め。私も、毎日桜の木を見上げて、今か今かと待っていました。今年の入社式、そしてこれからの入学式は、桜の祝福を受けながら、心弾ませて会場に向かう人が多いのでしょうね。

私も、いわば“新人”。アナウンサーになって14年目ですが、初めての福祉番組担当です。この3月まで科学番組を4年間務めていました。これまでの「割り切れる」世界から「割り切れない」世界へ。いくら考えても、結論が出ないこと多々。いくら想像しても想像しきれないことも多々。でも、問題意識や当事者意識を持って、懸命に言葉を紡ぐ努力をしていきたい。今、決意を新たにしています。

まずは、そもそも「福祉」とは何? 辞書で調べてみました(お決まりのパターンですが)。

「幸福。公的扶助やサービスによる生活の安定、充足。」

「福」も「祉」も「さいわい」という意味。もともと「幸せ」や「豊かさ」を意味する言葉だそうです。それを、今、生きているみんなが享受できるように――。国が、企業が、家族が、個人ができることは何か、みんなで考える社会にしたい。それは理想論だと言う人がいるかも知れませんが、近づこうとして前に進む努力を怠ってはいけない。その気持ちを多くの人と共有したいという思いを、「ハートネットTV」に込めていきます。

さて、すでに収録が次々と始まっています。緊張の中で、でも新鮮な気持ちでカメラの前に向かっています。
4月2日、3日の放送、ご覧いただけましたか?東京立川の孤立死から見えてくる、障害のある子を持つひとり親の問題を取り上げました。番組キャスターとして初めての収録。正直、難しかったです。VTRやカキコミのメールを読んだ後、スタジオの全員が沈黙。言葉が出ない、出てこない。もう一人の自分が、「言葉を生業とする仕事だろう、出せよ」と促す。でも、出てこない。なぜか。当事者の立場を想像し、一方で見ている様々な立場を想像し、自分というフィルターを通して言葉を出そうとする。でも、もう一人の自分がまた出てくる。「それは正しいのか? 大丈夫か?」と質す。「正しいかなんてわからない。今の自分しか信じられないだろう!」。そんなやりとりが、短い沈黙の中で何度も起こっていました。そうした葛藤をこれからも繰り返していくことでしょう。

自分の中での“もがき”。今夜の放送で登場する、世界で活躍する若手アーティスト「トーチカ」の2人のお話でも感じました。被災地で活動する中で、自分がこれまで手掛けてきたアートは何だったのか。自分たちができること、求められていることが本当は何なのか。自問自答する“もがき”を赤裸々に語っていただきました。前に進むためには、立ち止まったり、後ろに戻ったりすることも必要なのかも知れない。共感する部分が多かったです。きょうの放送では、タイトル映像のメイキングも紹介します。テーマ曲のライブもありますよ! ぜひ、ご覧ください。

来週以降も、見応えのある番組が続きます。どうぞ、積極的に番組への意見、カキコミをお願いします。「ハートネットTV」は、私たちみんなの番組です。心と心とがつながる「ハートネット」を大きく丈夫に作っていけるよう、微力ながら私も命の根をここに下ろしていきます。いろいろ教えてください。

これから、どうぞよろしくお願いします。

湯浅 誠さんからのメッセージ  「ひんこう」と「ひんこん」

2012年04月04日(水)


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先日、TVドラマ「北の国から」シリーズで有名な、脚本家の倉本聰さんと対談させていただく機会がありました。倉本さんは現在77歳だそうですが、小さい頃、父親から「貧しくても幸せということがある。それを『貧幸(ひんこう)』と言う」と教わったことがある、とおっしゃっていました。


高度経済成長期後半の昭和44年(1969年)に生まれた私には、「モノのない時代」の記憶はありません。ただ、私自身はホームレス状態にある人たちと付き合う中で、期せずして倉本さんと同じような認識を持つに至っていました。それを私は「貧乏と貧困は違う」と表現してきました。

茂木健一郎さんからのメッセージ

2012年04月02日(月)

番組出演者のひとり、茂木健一郎さんから届いたメッセージをご紹介します。

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この世は、努力次第でどうにでもなるという人がいる。しかし、そもそも、その努力をする環境が与えられない人がいる。子どもの時はもちろん、大人になっても、自分の努力だけではどうすることもできないこともある。思い切ってチャレンジができるためには、それを支える「安全基地」がなくてはならない。誰もが最低限の「安全基地」を持つことができる。そのような社会こそが、「文明」という名前にふさわしいのではないか。
 

「シリーズ 貧困拡大社会」ブログ はじめのご挨拶

2012年04月02日(月)

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取材した新宿連絡会の炊き出しは15年間欠かさず日曜の夜に開催するなど、路上生活者の暮らしを支えています。
 


2012年1月、ある日曜日の夜。
新宿駅は休日を謳歌する大勢の人でにぎわっていました。
そこから地下通路を西へ抜け、わずか1キロ。
オフィスビルが立ち並ぶ一角にある公園には、
寒空のもと炊き出しを待つ路上生活者が行列を作っていました。