2014年11月05日(水)
10月29日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
反響編「子どもの睡眠 SOS」
ご出演の久保純子さんにメッセージをいただきました。
《久保純子さんプロフィール》
元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。
――第4回は視聴者からの反響が最も大きかった「子どもの睡眠の乱れ」について掘り下げて考えました。久保さんは二人のお子さんを持つ母親でもありますが、どのようなことを感じましたか。
他人事ではありません。中学1年生の娘は、毎日、勉強とスポーツの両立にいっぱいいっぱい。睡眠不足が続き、週末は起きられない状態です。何とかしなくては、と私も常日頃から思っていたので、今回の放送はとても勉強になりました。
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2014年10月02日(木)
- 投稿者:アナウンサー
- カテゴリ:ヤマケンボイス
- コメント(0)
10月上旬、東京で開かれた国際福祉機器展。600社近くが参加し、およそ2万点の最新の福祉機器が展示されていました。主に障害のある人やお年寄りのQOL(Quality of Life:生活の質)を高めるための福祉機器を見に、企業関係者だけでなく、介護に携わっている現場のみなさん、障害のある当事者のみなさん、さらに福祉を勉強している学生など、様々な立場の人が来場していました。その数、私が訪ねた初日だけで4万人以上!活気にあふれていました。
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2014年10月01日(水)
10月2日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦
第3回「子どもの脳からのSOS」
にご出演された三池輝久さんにメッセージをいただきました。
《三池輝久さんプロフィール》
兵庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センター特命参与。熊本大学名誉教授。
――第3回は、「不登校=心の問題」として見逃されがちだった子どもの睡眠障害と体(脳)の関係を見つめ、こうした不調を未然に防ぐために何ができるのかを考えました。収録を通してどのようなことを感じましたか。
私は20年前から子どもたちが学校社会から離れざるを得ない状況には睡眠リズムの問題があって、朝起きることができないのが大きな原因だと言い続けてきたんですけど、今回それが文部科学省への質問項目にも含まれていましたし、こうしてNHKでしっかりと取り上げていただけたので、非常にありがたいという感想を持っています。
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2014年10月01日(水)
10月2日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦
第3回「子どもの脳からのSOS」
にご出演された内田麻理香さんにメッセージをいただきました。
《内田麻理香さんプロフィール》
サイエンス・コミュニケーター。
――第3回は、「不登校=心の問題」として見逃されがちだった子どもの睡眠障害と体(脳)の関係を見つめ、こうした不調を未然に防ぐために何ができるのかを考えました。収録を通してどのようなことを感じましたか。
不登校の2番目の原因が「睡眠リズムの乱れ」であることに驚きました。そして、それはおそらく他の問題にも絡んでいそうな気がするんですよね。例えば3番目の理由に「授業についていけない」というのがありましたけど、それは起きられなくて不登校になった結果、勉強についていけなくなったという人も含まれていそうなので、睡眠が抱える問題は非常に深刻だと感じました。
このまま不登校の子が増えていくことになれば、それこそ国家的な損失です。日本というのは大人も極端に睡眠時間が少ない国ですので、その影響で子どもたちも少なくなっているのではないかと予想できますし、このような社会の状態を早急に多くの方に共有して、対策するべきだと思いました。
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2014年09月30日(火)
10月1日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦
第2回「宿命の病に挑む」
に出演した室山哲也NHK解説委員に話を聞きました。
――第2回は、電気刺激で神経や脳に直接働きかけたり、イメージトレーニングを用いたりする「ニューロ・リハビリテーション」を医療に活用する方法を取材しました。収録を終えてどのような感想を持ちましたか。
医療行為は、たとえリスクを負ってもメリットの方が大きいと判断して進めるわけですから、こういった手段を活用するのはいいことだと思います。ただ、社会の中で健康な人に対して活用する場合は、解明されていないメカニズムが多いので、慎重に進める必要があると思いますね。
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2014年09月30日(火)
10月1日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦
第2回「宿命の病に挑む」
にご出演された内田麻理香さんにメッセージをいただきました。
《内田麻理香さんプロフィール》
サイエンス・コミュニケーター。
――第2回は、電気刺激で神経や脳に直接働きかけたり、イメージトレーニングを用いたりする「ニューロ・リハビリテーション」を医療に活用する方法を取材しました。収録を終えてどのような感想を持ちましたか。
ジストニアを発症した瀬川泰代さん、脳卒中患者の森本昌男さんのお二人もニューロリハビリの研究にご協力されているということに深い感銘を受けました。
瀬川さんはピアニストを諦めるのではなく、左手のピアニストとして、ジストニアという病気をみんなに知ってもらいたいという思いを持ってご活躍されている。そういう方々がいるおかげで治療法の研究が進んでいくのだというふうに思います。
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2014年09月29日(月)
9月30日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦
第1回「心の声を届けたい」
に出演した室山哲也NHK解説委員に話を聞きました。
――第1回は、脳と機械をつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」技術を意思伝達困難なALS患者たちのコミュニケーション支援に活用しようという臨床研究を紹介しました。収録はいかがでしたか。
昔、NHKスペシャル『あなたの声が聞きたい』というドキュメンタリーで、植物状態の患者さんとのコミュニケーションを扱った感動的な番組がありました。当時、植物状態の人とのコミュニケーションは不可能と思われていましたが、看護師さんが「目がぱちぱち動かして」意思を伝えようとしていることに気づきました。担当医師は、最初は半信半疑だったのですが、確かに信号を送っていることがわかって、では指に鈴をつけたらどうかと、鈴の音でコミュニケーションをとれるようになったというような内容の番組です。BMIを支えているのも同じような発想です。科学技術の力によって心をつなぎ、コミュニケーションを維持したり、絆をつくりあげたりすることは素晴らしいことだと思います。
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2014年09月29日(月)
9月30日放送
シリーズ リハビリ・ケア新時代
脳からの挑戦
第1回「心の声を届けたい」
にご出演された内田麻理香さんにメッセージをいただきました。
《内田麻理香さんプロフィール》
サイエンス・コミュニケーター。
――第1回は、脳と機械をつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」技術を意思伝達困難なALS患者たちのコミュニケーション支援に活用しようという臨床研究を紹介しました。収録はいかがでしたか。
ALSと向き合う衣川昌一さんのお話をうかがって、コミュニケーションが人を支えているということに改めて気付かされました。BMIは人の尊厳を支えるためにも使えるんだという希望を持ちましたね。
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2014年08月19日(火)
ディレクター K です。
下記の記事について、たくさんのご意見、感想を頂きありがとうございます。
そこで今日は、記事への補足をさせていただきます。
「慢性疲労症候群」の全ての原因が、睡眠不足と判断されているわけではありません。
現在「ハートネットTV」では、睡眠リズムが崩れたり、充分な睡眠がとれていなかったりするために(=睡眠の時間や質が保てず)日常生活に支障をきたす子供たちが病院に駆け込んできている実態を取材させて頂いています。
この中には、国際診断基準の「小児慢性疲労症候群」にあてはまる子どもさんたちが数多くいるとのことです。
(*成人の慢性疲労症候群と若干診断基準が異なります)
睡眠リズムの崩れた子どもの脳波を検査すると「判断機能が低下している」ことが見て取れること。
また、今年4月、理化学研究所などの共同研究グループが
「慢性疲労症候群の患者が脳内炎症を広く生じていることを確認」したことなどから、子どもの睡眠の乱れの脳への影響は侮れないと。
取材を通して感じています。
もし小児慢性疲労症候群、あるいはそのような状態の要因の一つに睡眠の乱れもあるとしたら
・そもそも子どもの睡眠リズムとはどういうものなのか、
・乱れるとどういうことが起きるのか
・また乱れるきっかけは何なのか
・どう改善できるのか、など
深く掘り下げていきたいと考えている次第です。
下記の記事が、小児慢性疲労症候群のすべての原因が睡眠にあるような誤解を与えてしまったとしたら、言葉足らずですみません。
ご意見、ご感想、またアドバイスなどいただけたらうれしいです。
(2014年8月24日 加筆)
ハートネットTV、ディレクターのKです。
ある小児科医の取材で、ショッキングな話を聞きました。
脳が“炎症状態”になっている子どもが多くいるとみられる、というのです。
その病気は、「(小児)慢性疲労症候群」。疲労がたまり、脳の一部が“炎症”状態になるため、頭や身体の動きが著しく低下してしまう病気です。
「慢性疲労症候群」になると、ある朝急にベッドから身体が起こせなくなるといいます。
頭もぼーっとしてしまい、勉強にも何にも身が入らなくなってしまう。不登校やひきこもりの隠れた要因となっているのではないかとも言われています。
その背景にあるのは、「深刻な睡眠不足」や「睡眠リズムの乱れ」です。
そもそも日本は、諸外国に比べて子どもの睡眠時間が圧倒的に少ない“短眠”大国。
2010年の国際調査では、3歳以下の子どもの一日の総睡眠時間は日本は11時間37分で、対象の17カ国中で“最下位”。1位のニュージーランドと比べて100分も少ないそうです。
小中学生も、平均就寝時間は遅くなっていて“夜更かし”傾向は年々強まっています。
たしかに、0時を越えても街中で子どもを見ることも多くなってきたように思います。
どうすれば、子どもの睡眠リズムや生活習慣を立て直し、子どもの健全な脳の成長を保つことができるのでしょうか?
ハートネットTVでは、10月に子どもの睡眠のメカニズムや最新の治療法などに迫りながら、子どもの睡眠の実態に迫る特集を予定しています。
みなさんの身の回りにも、ぼーっとしていて勉強やスポーツに身が入らない子ども、
朝起きられず、睡眠が乱れがちな子どもはいませんか?
また、自分がそうではないか(そうだった)、周りから「怠けている」「仮病だ」などと言われ傷ついた、という10代・20代前後の方いますか。
子どもの睡眠について、日常で感じる疑問や体験談、困りごとをお寄せください。
「リハビリ新時代 脳からの挑戦」(仮)
*「子どもの睡眠」のほか、ブレイン・マシンを使った難病ケアなどを取り上げます。
2014年9月30(火)、10/1(水)、10/2(木)、29(水)
本放送:夜8時00分~8時29分
再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2013年12月06日(金)
- 投稿者:番組ディレクター
- カテゴリ:シリーズ・貧困拡大社会
- コメント(1)
12月10日(12月17日再放送)
シリーズ貧困拡大社会 第19回
「見えない世界に生きる―知的障害の女性たち―」
にご出演の山本譲司さんにメッセージをいただきました。
《山本譲司さんプロフィール》
作家。支援が届かない知的障害者の問題を取材。著書『累犯障害者』では、法を犯さざるを得なかった男性のケースや、性のトラブルに巻き込まれる女性のケースなどを紹介した。福祉の現場にも携わり、現場・制度のあり方も提言している。
――知的障害の女性と性風俗産業の問題をメディアに出して考えることの
意義についてどう感じられましたか?
これはこれまでタブー視されていた問題ですよね。
そこを浮き彫りにすることによって、
今の福祉の足りないところが見えてきて、
結果的に福祉全体の裾野を広げることになればいいと思います。
この問題に限らず、まだまだ福祉とつながらない、
あるいはつながることを避けていて、
大変な状況に置かれている人がいるわけですから、
視聴者のみなさんもこれで終わりにするのではなく、
今後も追っていっていただきたいと思いますね。
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