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この年の出来事
日本メディアで初めてマララさん(16歳)にロングインタビュー。その後10月にノーベル平和賞を受賞しました。海外では韓国セウォル号沈没、香港の雨傘運動。国内では高齢者ドライバー事故、子どもや若い女性に広がる貧困についても伝えました。

2014年 12月

新しい記録から見る
2014年12月11日(木)

“社内発明”どう増やす? ~やる気引き出すルール作り~

12月10日、ストックホルムでのノーベル賞受賞式に、青色LEDの発明者・中村修二さんが出席する。会社に所属しながら社会に画期的発明をもたらす社員に、企業はどう報いるべきか、今、さまざまな模索が始まっている。ある精密機器メーカーでは、発明に対する貢献度をどう測り、対価や報酬をどう算定するか、細かくルールを決めた。あるファスナーメーカーでは、個人ではなく数多くのスタッフが ...

2014年12月10日(水)

広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~

9月、文化庁が衝撃的な調査結果を発表した。調査した2000人のうちおよそ半数(47.5%)が、「1か月に1冊も本を読まない」と回答したのだ。勉学に勤しんでいるはずの大学生でも、40%が1日の読書時間が“ゼロ”という別の調査結果もある。“読書ゼロ”は何をもたらすのか―。人と情報の関わり方を研究している筑波大学の逸村裕(いつむら・ひろし)教授は、学生の小論文の変化に注目し ...

2014年12月9日(火)

子どもの性同一性障害 ~揺れる教育現場~

今、教育現場では、体の性と心の性が一致しない「性同一性障害」の子どもへの対応に揺れている。文部科学省は今年初めて、自分の性に違和感を訴える子供たちへの学校の対応についての調査結果を公表。全国の小中学校や高校で「性同一性障害」とみられる児童・生徒は、少なくとも600人以上で、その対応に教育現場が苦慮している実態が明らかになった。自分の性に違和感を抱く子供の中には、悩みを ...

2014年12月8日(月)

“建設残土”が家を襲う

今年10月、横浜で土砂が崩れ、住民一人が亡くなった。実は、この事故は自然な山崩れではなく住宅街の裏山に運び込まれた「建設残土」が崩れて起きたものだ。建設残土による崩落事故は2月に大阪、3月に福岡と全国で起こっている。大阪の事故を追うと、建設残土が産業廃棄物に指定されておらず、処理の責任が曖昧になっていることや、近年処分場が減って処分費用が高騰し、そこへ安値で引き取って ...

2014年12月4日(木)

犯罪を繰り返す高齢者 ~負の連鎖をどう断つか~

全国の刑務所で入所受刑者の高齢化が加速している。65歳以上の受刑者は20年前の5倍、2200人に上っている。そのうちの7割が何らかの病気にかかっており、柔らかい食事の提供など介護施設のような対応が必要だ。重症化した受刑者を頻繁に外部医療機関に移送するため、保安職員の配置が必要となり、通常の業務に支障が出ている。問題の根にあるのは、高齢者の多くが社会的に孤立し、出所して ...

2014年12月3日(水)

終わらないエボラ ~備えは大丈夫か~

西アフリカで患者が1万7千人を超え、死者は6千人に達したエボラ出血熱(12月2日時点)。シエラレオネで感染が急激に拡大するなど、歯止めがかからない状態が続いている。現地では、感染を恐れる市民が職場を放棄し経済活動が麻痺するなど、日常生活までもが崩壊の淵にある。先進国への飛び火も相次ぎ、アメリカでは、患者のケアにあたってきた医療従事者が二次感染し、一般の旅客機に乗って移 ...

2014年12月1日(月)

長寿の鍵は“口”にあり~口腔ケア最前線~

“毎日朝晩歯を磨く”、“口の中を清潔に保つ”こうした基本的な口のケアが、糖尿病、腎臓病、心筋梗塞、さらには認知症など全身の疾病に深く関係していることが、最新の研究で明らかになってきた。また、ガンなどの手術の前後に口腔ケアを行うと、副作用や合併症を減らし入院日数も短縮、医療費抑制の効果が大きいこともわかってきた。さらに、要介護の高齢者に口腔ケアを継続して行うと、“食べる ...