ブログこまち~NHK秋田アナ・キャス便り~

2022年03月29日 (火)

秋田のみなさんへ【江口実玖】

みなさんこんにちは。

江口実玖です。

 

先日、放送でもお伝えしましたが、

この度「ニュースこまち」を

そして秋田局を卒業することになりました。

 

 

2年前。

コロナが徐々に流行り始めた頃に

私は秋田局にやって来ました。

 

『ニュースこまち』では新型コロナウイルに関するニュースを数多くお伝えしてきました。1年目は、楽しみにしていた秋田の祭りの中止や延期が相次ぎ、

なかなか秋田の伝統に触れることができず

もどかしい思いでいっぱいでした。

 

 

ご縁をいただき、

初めて訪れた秋田県。

 

初めての土地、初めての一人暮らし。

コロナ禍で

人と人との関わりが希薄になる中、

県外に住む家族や友人にも中々会えず、

不安を抱えながら

新生活をスタートしたのを覚えています。

 

そんな中、

私の日々の原動力となっていたのは、

秋田のみなさんです。

取材にでると、

「応援しているよ!」

「いつも見ているよ!」と声をかけてくださったり、「えぐちさん!」と名前を呼んでくださった方も。

それがとても嬉しくて嬉しくて。

 

そんな秋田のみなさんの温かい言葉に

いつも私は励まされていました。

みなさん、本当にありがとうございます。

 

 

今、この2年間を振り返ると

たったの2年、だったかもしれませんが、

私の人生の中ではとても濃く

大切な2年間です。

 

 

私は、

キャスターとしてのお仕事の一歩を

ここ、秋田でスタートできたこと、

心から嬉しく感じています。

 

 

温かい秋田の皆さんに育てていただき、

未熟な私でしたが、色々な事を学び

成長することができました。

秋田は私にとって原点のような大切な場所です。

それはこれからもずっと変わりません。

 

大好きな「ニュースこまち」という番組でたくさんの方と出会う中で、

本当に毎日が幸せでした。

 

そんなみなさんの温かさが力となり、

また、新たな挑戦に進む勇気が持てました。

 

 

思い返せば、

「秋田何もないでしょ〜」とか

「田舎でしょ〜」と

よく秋田のみなさんに言われたことがあります。

ですが、私は、

秋田がとっても大好きです。本当です。

 

私は千葉出身ですが、地元の千葉と同じくらい、秋田のことを日々好きなっていく自分がいました。

地元の千葉に帰ると「帰ってきた〜」と

ほっとします。

同じように、

秋田に帰ってくると「帰ってきた〜」とほっとするようになっていました。

 

県内の事を知れば知るほど大好きな場所が

どんどん増えて、愛着は増すばかり。

離れるのがとっても寂しいです。

 

 

お米が美味しかったこと。

ここに来て日本酒が好きになったこと。

秋田弁の温かさに触れながら

中々覚えられなかったこと…。

秋田で過ごした日々は

これからもずっと変わらず、

私の人生の糧です。

 

 

 

 

しばらくは寂しさに浸ってしまいそうですが

秋田での思い出を胸に、

秋田の皆さんに育てていただいた感謝の気持ちを忘れず、

新たな場所でまた頑張ろうと思います。

 

 

そして、さらに伝え手として成長し、

どこかの機会で

また、みなさんにお伝えできる日がくることを願っています。 頑張ります。

 

 

みなさん、本当にありがとうございました。

私は秋田県を『第2の故郷』だと思っています。それくらい大好きな場所になりました!

 

そして、

これからも変わらず、「ニュースこまち」を

どうぞよろしくお願いします!

 

またどこかでお会いできる日を

楽しみにしています。

秋田のみなさん、お元気で

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