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子宮頸がん・HPVワクチンは親子で学んで デマや誤解で接種を逃した医学生

2022年度に17歳から25歳になる女性の多くは、子宮頸がんを予防するためのHPVワクチンの呼びかけが中止された間に、情報が届かないまま、無料接種の機会を逃しました。

20歳の医学生は中学生の頃、親に言われるまま接種を見送りました。

“子宮頸がんは性に奔放な人がなる”。
“HPVワクチンは危険なもの”。

こうした漠然としたイメージが誤解だったことを、医学を学んで初めて知ったと言います。

「ワクチンは周りに流されず、子ども自身が学んで接種するかどうか判断してほしい」
そんな思いから、声を上げ始めた医学生に話を聞きました。

(5月18日放送のおはよう日本をもとに作成しています)

【12~16歳】知らぬ間に接種の機会を逃した

高校生の時の中島花音さん

関西の大学の医学部に通う中島花音さんは、HPVワクチンが定期接種の対象となった2013年当時は小学6年生。
小学6年生から高校1年生までが無料接種の対象年齢となっていました。
しかし、2013年6月、HPVワクチンを接種した人に体の痛みなどを訴える人が相次ぎ、厚生労働省が接種の積極的な呼びかけを中止しました。

Vcan 共同代表 医学部3年 中島花音さん(20)

「当時10代の私からしたらがんは高齢者がなるもので、あまり自分には関係ないと思っていましたし、自分の健康にもワクチンにも関心がありませんでした。
でも、HPVワクチンの副反応の報道を見て親がすごくセンシティブになったことは覚えています。親としては当然ですが、すごく心配するようになりましたし、今じゃなくていいと接種を先延ばしにしたという感じです」

誰かが「安全だ」というまでは、いったん保留する。
そのような形で、中島さんの家庭ではほとんどHPVワクチンについて話し合うこともなく時間は過ぎていました。

そんな中、中島さんが中学生の頃、副反応への不安とは違うもう一つの“接種しなくていい理由”を母親が口にしていたことを今も覚えていると言います。

“私が当時 HPVワクチンを接種しなかった理由”

高校生の時の中島花音さん
中島さんの母親の言葉(当時)

「“そういう子”になってほしくないから打たなくていいよね?」

当時、「子宮頸がんは性に奔放な人がなる」と、母親も中島さん自身も思い込んでいたことで、なんの疑問を持つこともないまま出てきた言葉だと言います。

“そういう子”=というのは、つまり「性に奔放な子」という意味。

「良識的な生活をしていれば子宮頸がんにはならないから、HPVワクチンを打つ必要はないよね」という、母から娘への確認の言葉だったのです。

インタビューに答える中島花音さん
Vcan 共同代表 中島花音さん(20)

「私が当時HPVワクチンを接種しなかった理由は、子宮頸がんやワクチンへの誤解が積み重なったことにあります。
HPVの感染経路が性交渉なので、子宮頸がんは性に奔放な人だけがなる病気だと、母も私も当時は誤解をしていました。
そういう誤解もあったので、自分には関係ないだろうと勝手に思い込んでいました」

中島さんは、無料で接種できる対象年齢だった16歳までに、HPVワクチンを接種することはありませんでした。

中島さんと母親が当時持っていた思い込みは、今も根強く残る「子宮頸がんの誤解」の一つです。

【解説】“子宮頸がんは性に奔放な人がなる病気ではない”

【解説】

日本産科婦人科学会によると、子宮頸がんは、主に性交渉によって、HPV=ヒトパピローマウイルスに感染したことが原因で発症しますが、「性感染症」ではありません
「性感染症」とは、性交渉に伴う感染によってすぐに症状が出る感染症のことを指しますが、子宮頸がんを含むHPV関連がんは、HPVに感染しても大部分は病気にならないことから「性感染症」ではないとされています。
日本産科婦人科学会の推定によると、すべての女性のうち、50~80%が生涯でHPV に感染するとみられます。男性も同様で、性交経験のある人のほとんどが感染すると考えられています。HPV はそれくらい「ありふれたウイルス」で、普通の生活の中で感染するウイルスです。子宮頸がんは決して、性に奔放な人だけがなるがんではないと覚えておきましょう。

「何で誰も教えてくれなかったの?」 医学部で知った現実

中島花音さん

中島さんは高校を卒業後、医学部に進学しました。
医学部ではさまざまな診療科について学ぶ機会が多く、覚えることもたくさんあると言いますが、その中でも最も衝撃を受けたことが子宮頸がんとHPVワクチンについてだったと言います。

Vcan 共同代表 中島花音さん(20)

「専門家の先生にとってHPVワクチンは打つのが当たり前という認識が広がっていて、特に産婦人科の先生は『自分の子どもには絶対HPVワクチン打たせる』と言ってる先生ばかりでした。
一般的な人との大きなギャップを感じ、なんで誰も教えてくれなかったんだろうと思いました。
でも、自分の健康のことなのに、親に言われるままだったことに気づいたんです。自分で何も調べず、ただ誤解していたことが、医学部を目指した私にとってはすごく恥ずかしいことでした」

当時報道された接種後に出た重篤な症状について、ワクチン接種の因果関係は認められないとするデータが国内外で蓄積されたことや、HPVワクチンで子宮頸がんが防げるというデータも集まってきていることなど、「知らないことばかりだった」という中島さん。

リスクもベネフィットも勉強し、今からでも遅くないと考えたため、5万円ほどの費用を負担してHPVワクチンを接種しました。

2022年4月から償還払いが始まっています

キャッチアップ接種世代の人(今年度17~25歳)で、すでに自費で接種を済ませていた人は払い戻しの対象です。該当する人は、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。

学生団体「Vcan」始動 “接種機会を逃した医学生たち”

中島花音さんと学生団体「Vcan」メンバー
Vcan 共同代表 中島花音さん(20)

「私は医学部に入ったので情報を手に入れることができたんですけど、医学部じゃない友達が自分の健康を守る情報を知らないと思うと、すごくもどかしさを感じました。

何も知らないまま命を守る選択肢を捨てることと、正しい情報を知った上で選択しないことは全然意味が違います

接種するかしないかの前に、まずは全員が知るべきだと思ったんです」

中島さんは何か自分にできることはないかと考え始めました。

そして、中島さんは去年、HPVワクチンの正しい知識を広めるための学生団体を立ち上げました。

学生団体「Vcan」ロゴ

その名も、「Vcan」 です。
「preVentable CANcer(予防できたはずのがん)」で苦しむ人のいる未来を変えたい、という願いが込められていいます。

活動に参加したのは、全国の医学生や大学生、10人ほど。半数は男性のメンバーです。

Vcanメンバー

HPVワクチンについてどうすれば多くの人に正しい理解を広げることができるのか、オンラインで何度も意見交換を重ねながら、活動しています。

中島さん以外のメンバーにも、「Vcan」の活動で目指していることを聞いてみました。

Vcan 共同代表 石本樹生さん(医学部4年)

「多くの人がワクチンのことを知らぬままに病気から身を守る機会を失う状況を変えたいと思って活動に参加しました。特に男性にもHPVワクチンが効果があることはほとんど知られていないし、パートナーを守るためにも重要だと知ってほしいと思っています。性別に関わらず全ての人が、接種するしないの判断を含めた話し合いができる社会づくりを目指しています」

九州の大学に通うメンバー(医学部2年)

「私はHPVワクチンについて親子の対話を促せるツールをつくりたいです。私の母親がワクチンそのものに懐疑的で、HPVワクチンを接種したいと告げたとき、衝突してしまった経験があります。親も子もほとんど情報が行き届いていなかったり、性についてタブー視する風潮もあるので、親子での「対話」の助けになることを目指したいです」

“若者には情報が届いていない“

2022年4月から、厚生労働省や自治体が、HPVワクチンの積極的な接種の呼びかけを再開。
対象年齢である12歳から16歳に加え、接種の機会を逃した17歳から25歳の女性も、キャッチアップ接種として無料で接種することができるようになっています。

がん関連の書籍を読む中島さん

しかし、中島さんは、「同世代にほとんど伝わっていない」と感じているといいます。

Vcan 共同代表 中島花音さん(20)

「各家庭に予診票などが届いても、親が子どもに見せていなかったり、親元を離れた大学生にはそもそも情報が届いていなかったりしています。もっとさまざまな形で伝えていかないと、何も知らないまま機会を逃していく人は減らないんじゃないかと思っています」

“HPVワクチンのことを親子で話して”

中島さんがメンバーたちとまず始めたのは、SNSでの情報発信です。

インスタグラムでの「Vcan」の投稿

インスタグラムを中心に、漫画や動画など興味を持ってもらうための工夫を凝らしたり、忙しい中でも一目見るだけで気軽に情報を得られるものにしようと工夫をしています。

Vcan 共同代表 中島花音さん(20)

「友達にも親にもイチから話をするのは気が重いけど、『これ見た?』ってインスタの画面を見せながら話してもらうことに使ってもらえたらと思っています」

さらに、「全国中高ツアー」と題して、医学生たちが全国の中学校や高校を訪問。

大阪高等学校で話す中島さん(2022年5月12日)

医師の監修を受けた上で、生徒たちに直接子宮頸がんやHPVワクチンについて教える、出張授業も始めています。

授業を受けた高校生たちからは、こんな感想が届いていました。

Vcanの授業でワークショップを行う高校生

「とても楽しくてわかりやすかったです!!」

「自分にも関係があることだと知れた」

「副反応についてよくわからずに怖いなと思っていたけれど、よく知ってみると自分の思っていたものとは異なると分かった」

がんやワクチンと聞くと、どうしても難しそう、面白くなさそう、そもそも自分に関係ない、と思ってしまう学生が多いものです。
そこで、中島さんたちは、ただの“お堅い授業”にはならない工夫をしています。

Vcanメンバーの授業の様子

たとえば、中学生や高校生にとっては普段なかなか会う機会のない「医学生」という立場を活用。「受験のコツ」や「医学部あるある」なども交えながら、“年の近い兄弟くらい”の親しみやすいかたちでHPVワクチンの情報に触れられる授業を目指しているといいます。

Vcan 共同代表 中島花音さん(20)

「狭い意味での当事者って小学6年生から高校1年生の女性だと思うんですけど、その保護者も当事者です。キャッチアップ世代の大学生もそのパートナーも関わっています。なので、自分には関係ないと切り捨てずに、自分にも関係あることだって思って興味を持ってもらいたいし、正確な情報をもとに家族ともパートナーともHPVワクチンについて対話をしてもらう機会を増やしていけたらいいなと思っています」

Vcanメンバーと中島さん

中島さんたちの活動には少しずつ新たなメンバーも加わり始めています。

中島さんやVcanのメンバーの取材を通して、子どもの健康は親が守っていかなければいけないという考え方に加えて、子ども自身が考えて判断する機会をつくることもとても大切なことなのだと教えられました。
「こどもには難しい」「わからないだろう」と諦めるのではなく、親子で一緒に考えて決めていく家庭が増えていくといいなと感じました。

この記事のコメント投稿フォームからみなさんの声をお待ちしています。

担当 藤松翔太郎ディレクターの
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この記事の執筆者

首都圏局 ディレクター
藤松 翔太郎

「#がんの誤解」「みんなのネット社会」担当。
2012年入局、宮城・福島で勤務し津波・原発事故の取材を行う。その後、クローズアップ現代、NHKスペシャルなどを担当後、「フェイク・バスターズ」「1ミリ革命」を立ち上げ。継続取材テーマ(がん/フェイク情報/原発事故/性教育/子ども)

みんなのコメント(26件)

悩み
娘2人のママ
50代 女性
2024年2月28日
私は、このワクチンのことをよく知らずにいます。
娘たちの学校で、このようなお話を聞く機会があればいいのに、と心から思います。
私の意見ではなく、自分の考えで決めてほしい。
私も勉強して、娘たちと話し合って決めることができればいいな、としみじみ思いました。
体験談
みらん
20代
2023年9月9日
私は中二の夏休み、13歳でHPVワクチンのガーダシルを全3回打たれて副反応に苦しみ地獄の中高生時代、10代を過ごしました
人生でたった1度しかない青春を奪われました
コロナワクチンの副反応が話題になりましたが、HPVワクチンにも副反応はあります
コロナワクチンの副反応とコロナ後遺症と、HPVワクチンの副反応は似ています
HPVワクチン副反応が問題になった時に因果関係はない、安全だと嘘をつかずにちゃんと向き合い研究、救済していればコロナワクチン副反応も大勢助けられたと思います
どんなワクチンにも副反応の可能性はあります
医療ミスだってあります
どうか私達HPVワクチン副反応被害者がいることを知って、心因性と片付けずに、お金目当てだとか構ってほしいから演技だとか嘘つき扱いしたり、誹謗中傷しないでほしいです。
未だに副反応で苦しんでいる副反応被害者は多いです。
耐えらえず自殺した子もいます。
体験談
タケオオツク
40代 男性
2023年9月4日
腫瘍病理を専門とする医師です。毎年、がんにより亡くなった方のご遺体をたくさん解剖させていただき、死因の確定や調査をさせていただいております。
一般的にあまり知られていないのですが
、実は子宮頸がんは女性のがんの中で突出して、最も恐ろしいものです。これは自覚症状の乏しさ、年齢的な要因、そしてとにかくリンパ管に入り込んで転移しやすいことが理由です。
それに子宮頸がんは、人生に及ぼす影響が大きすぎるので、ワクチンに関してはリスクとベネフィットの天秤が、大きくベネフィット側に傾いていると考えています。私は、一切の迷いなく家族のワクチン接種の背中を押しました。

また、これほどの病気に対するワクチンの接種機会が長年にわたり失われていた事は大きな社会的損失であり残念でなりません。我々現役世代はそのツケと向き合ってゆくしかありません。
提言
あっこ
女性
2023年8月21日
あなた方はどれだけ副反応に苦しむ方々と直接話しましたか?もっと多くの被害者の声を聞いてください。偏った情報ではなく、両方の立場から正しい情報を得たうえで決めてほしいです。その上で接種するかどうかは本人が決めることです。
感想
よよん
30代 男性
2023年8月16日
そもそも接種控えを起こさせたのはマスコミの報道のせいなのでNHKとしてはその総括の報道から始めた方が良いのではないでしょうか。
感想
50代 男性
2023年6月26日
地方の基礎自治体関係者です。コロナ禍を経て、国民の間で、mRNAワクチンのみならず、ワクチンそのものへの賛否の隔たりが大きくなっていると感じています。そのような中で、冷静で科学的な知見に基づく報道の果たす役割は、行政から見ても大きく、当自治体では男性のHPVワクチン接種費用の助成が始まりました。予防できるがんで悲しむ方が少なくなる報道を今後も期待しています。
質問
すう
50代 男性
2023年5月19日
性交渉の経験のある女性のほとんどがHPVには罹る。だからワクチン接種をというのは全体主義としては分かる。
しかし個人的には性交渉のパートナーは生涯で一人ですしパートナーもそうです。そのような状況でもワクチン接種は推奨されるのでしょうか?
SEXによる接触のことを言及せずにワクチン接種をただ推奨するのはどうにも疑問が残ります。
子宮頸がんワクチンというより、HPVワクチンの方が正確で一般的に受け入れられるのではないでしょうか?
体験談
ゆー
50代 女性
2023年3月30日
小児科看護師をしています。コロナワクチン接種に来たキャッチアップ年齢含めたHPV対象年齢の親御さんと、ご本人にHPVワクチン接種を勧めていますが、あからさまに表情が変わり、「うちの子には打たせません!あなたは聞かなくていい!」と話を聞く耳を持たない親御さんが割と多くいらっしゃいます。海外事情などの説明をしても悪い事を勧められているような表情に、どうしたら理解してもらえるか医師と日々悩んでおります。そんな中、Vcanの活動を知りもっと広がってほしいと思いました。このような活動をされていることを多くのメディアは取り上げるべきだし、たくさんの中高ツアーをしてほしいと思いました。年齢の近い大学生からの話は親近感が湧くだろうし、またツアーでは生徒さんだけでなく、その親御さんも参加してHPVワクチンについて理解していただき、子どもにも接種選択の権利があるという事を認識してほしいと思います。
感想
much
女性
2023年3月15日
2023/3/15のyahooニュース現代ビジネスの記事を読んで、改めて子宮頸がんの恐ろしさを知りました。いかにワクチンが重要であるかを多くの人に知ってもらいたい。
提言
たむたむ
40代 男性
2023年2月23日
私には娘がおりHPVワクチンについて案内をよく目にします。しかし、どうしても接種に踏み切れません。それは最近の積極的に打とうという風潮と、HPVワクチンの本当のことを知ってほしいと声を上げていらっしゃる被害者の声の両方があるからです。どちらの主張が正しいとか言いたいのではなく、どちらも主張できるほど、HPVワクチンについては不明確な点があるからだと考えています。"本当のこと"とは何なのかもっと掘り下げて調べ欲しいです。先日「世界のHPVワクチン被害は今」のビデオ配信を初めて見ました。これは2018年のもので最新の情報は含んでおりません。ビデオの中でHPVワクチンの効果についてはっきりしていないとなっておりますが、最近はその効果がデータでもはっきり出ていると言えると思います。私が知りたいのはその後の被害状況はどうなのか?ということです。世界にも視野を広げて被害状況を是非調べていただいです。
提言
HPV
50代 男性
2022年12月30日
男も打たなきゃ意味ないだろうよ。
オフィシャル
がんの誤解取材班
2022年5月19日
たくさんのコメントをいただきまして誠にありがとうございました。
今回の記事につきましては、接種の積極的な勧奨が中止された間に接種の機会を逃した世代の声を紹介しました。
接種をするか、しないかの前に、まずはこの9年で更新された有効性と安全性のデータもきちんと知った上で判断してほしいという思いを紹介し、
「知らなかった」「もっとたくさんの人に知ってほしい」という声を多数いただいております。
その一方で、副反応が気になるという方々もいらっしゃいました。
勧奨が中止された2013年に、接種との因果関係が定かではなかったにも関わらず「ワクチンの副作用」とする報道が相次いだことも事実です。
「メディアのせいだ」「検証せよ」とのお声も多数いただいております。
さまざまな意見があることを受け、どのような発信をすべきか検討しており、接種の勧奨が再開されたいまできる情報発信から一つ一つ進めています。
記事の最後にある関連記事のご紹介から別の記事がご覧いただけます。

HPVワクチンの安全性につきましては、
関連記事【子宮頸がん・HPVワクチンとは|原因や症状をイチから解説】の中に記載があります。【「HPVワクチン」の安全性は? 接種者・非接種者を比較し分かったこと】というコーナーにまとめましたので参考にしてみてください。

もし接種した後の症状が気になる方は、
関連記事【子宮頸がん ワクチン接種後に不安な症状、もし出たら? 適切な治療につなぐ医師たちの模索】もありますので、合わせてご確認ください。

いただいたご意見を参考に、今後も取材を行っていきます。
感想
ひはしゅふ
40代 女性
2022年6月22日
私自身が子宮頸がん経験者です。14年前に罹患しⅠB1期でしたが、子宮温存を強く希望し、その後子どもを授かりました。妊娠中、お腹にいる赤ちゃんが女の子とわかった時点から頸がんワクチンを将来受けさせるかどうか?悩んでいました。今年とうとう娘が小6になり、先日子宮頸がんワクチンの案内が届きました。やはりワクチン初期に聞いた副作用報告が気になり、受けさせたいとは思えずにいます。せめて9価が助成対象になってくれたらと思ったり。まだ娘にも話していません。でも、この記事を読んでワクチン再開した経緯やこれまで分かったことなど、勉強しようという気になりました。これからも情報発信をどうぞよろしくお願いします。
感想
さな
40代
2022年6月4日
まず第一に勉強になりました。
これまでの自分には偏見や知らなかったこともあり自分自身で先ず学んでみる必要性があり、それから接種するか否かは決めれば良いと改めて実感しました。
私みたいな人にも様々な媒体やツール、機会や出会いを通して先ずは知る機会がより多くの人に届きますように。
ありがとうございました!
体験談
20代男性
20代 男性
2022年5月21日
積極的勧奨が差し控えられていた世代にあたるものですが恥ずかしながら最近までHPVワクチンについて知りませんでした。VcanさんのSNSを見てHPVワクチンについて知ることができましたが、周りの人に伝えると「知らない」という反応の人がほとんどです。自分と同じ世代の大学生から聞くと、より自分ごとに感じられるので、大学生からの発信は重要ですね。
また、より多くの人がHPVワクチンについて知り、知った上で選択するような動きを作っていくことが重要だと思います。知れば打ちたくなる人が多いワクチンだと思うので、現在の公費接種対象の女性への接種率が向上すると需給バランスが安定し、ゆくゆくは男性への定期接種化が実現されるかもしれませんね。
体験談
ちーちゃん
20代 女性
2022年5月19日
私も、親に言われて見送りましたが、私は、やらなくてよかったと思っています。なぜなら、接種後社会復帰出来なくなり、未だに苦しんでる友達が居るから。
体験談
Wi
女性
2022年5月19日
自分の性生活の中で、感染したのかな?とは思います。子宮頸がんでも早期に発見したので生活は安定してます。
海外ですと、男性にもワクチンを打つようですね。
子宮頸がんにより、子宮摘出、卵巣摘出しましたが、今のパートナーがいるから安定しているのでしょうね。
提言
布施げるか
50代 女性
2022年5月18日
「よく知った上で接種するかしないか考えて決める」ことには賛成。気になるのは、医師も医学生もワクチン肯定派だから、報道が「ワクチンをうてば子宮頚がんは防げる」と誤解させる表現になっていること。このワクチンさえうっておけば子宮頚がんにはかからないかのように読めてしまうが、実際には2年に1度の検診は欠かせないのだし、「私はワクチン接種したから検診は必要ない」と誤解すると本末転倒だろう。そもそもHPVは感染後何年もかけて癌になるのだから、きちんと検診を受ける方が重要なのに、なぜその事実には触れないのか。
感想
ワクチン需要増で不足している
女性
2022年5月18日
男性にも接種をとのコメントありますが、もちろん先々検討されるとは思います。ただ、現状は世界でワクチン需要が増加しており、副反応問題で過度に接種が遅れてしまった日本の分は女性分だけでも確保が困難と言われることが多いです。少し検索すると出てきますので、ぜひお調べください。

この問題に関しては、各国で日本は失敗例と認識されておりますので、できるだけ接種を進めて早くリスクを減らして行きたいですね。ワクチンで多数が防げるのですから、接種機会を逃したために罹患者が減らない現状はつらすぎますので。
体験談
まる子
50代 女性
2022年5月18日
今年24歳医学科に行ってる娘をもつ母親です。娘には当然のようにワクチンを打たせました。打たない選択肢を持ってなかったので接種されてない方がたくさんいらっしゃると聞いてびっくりしました。女性ばかりではなく男性にも接種する動きが出たら良いと期待しています。
提言
なやみ
50代 女性
2022年5月18日
ワクチン接種が始まった頃で上の子には打ちましたが、激しい副反応のニュースから下の子の接種は見合わせました。下の子は痛みに敏感な子で副反応が心配だったからです。この記事では副反応に、ほとんど触れてないですね…。なぜ接種を見合わせたかは病気になる人への誤解、では無いのです。
他のワクチンは副反応が起きるのは稀だから大丈夫と接種させてきましたが。激しい副反応が起き生活もままならないニュースはショッキングでした。
普通に健康体な子なら心配はないのかもしれませんが…万が一うちの子がなったら?と思うと接種させることは出来ませんでした。
ここでは全く触れられてない、ワクチンの激しい副反応がどのような人に起こりやすいのか?を知りたいのです。副反応が起きる疑念のある人にはその旨が伝えられる、そういう体制になって初めて、安心して受けられるのでは。稀になる人を切り捨てて見ない報道では、不安を拭えないです。
提言
ぶさかわ
50代 女性
2022年5月18日
主人といろいろ調べて悩んだ結果、中学2年の娘に打つことを決めました。
ドキドキしながら接種出来る市の広報などをみて近所の病院に行ったのですが案内文を渡されただけでなんの説明もなく、即打たれました。
3回目の接種後、その日の夜からひどい腹痛と下痢で一週間学校を休みました。パンフには副反応の症状の例に載ってたのですが秒でトイレに駆け込んだり痛くて眠れないので、接種した病院に電話したら、「いま調べたらそういう症状があるね、もう対処するしかないから消化器内科行って」と言われました。
いま調べたことにも驚きましたが、詳しい症状を聞かないので、この症例を報告もしないんだな…と感じました。
医者からしたらたいしたことがないかもしれませんが私たちはとても不安になり接種したことを後悔したくらいでした。
これからは接種後の症状も義務化で報告出来るようにして安心して接種出来るようになればいいと思います。
感想
けい
60代 女性
2022年5月18日
17歳の養女がいます。コロナ禍で、HTVワクチン接種の機会を逃しました。接種するか否かを考えたいと、養女が言ったのですが、コロナワクチン接種を重要視して、打たなかった、そして、高校2年になってしまいました。
提言
まめろう
30代 男性
2022年5月18日
囲碁の女性棋士の数がここ数年で急激に増えました。日本棋院と関西棋院を合わせて約80名。そのうち1997-2005生まれの勧奨が無かった時期の若手女性棋士が20名を超えます。つまり4人に1人が情報が届きにくい世代でした。

しかもプロになるために院生研修や棋士採用試験に参加したり、記録係の仕事があれば学校を休むことも。
昔に比べれば大学にも通う棋士の割合は増えましたが、囲碁に打ち込むことを優先して授業で得られる感染症の知識が乏しいだろうなかで、TVや新聞ではワクチン接種ストレス反応による副反応のセンセーショナルな情報にさらされて過ごしてきました。

これから10年先20年先に罹患してしまう女性棋士がでてきてしまわないかと危惧しています。
既に2価4価を打っていればいいのですが、追加接種の案内が届いた彼女たちが、無事に接種を終えて活躍や普及活動を続けてもらうことを願っています。
感想
???子
50代 女性
2022年5月17日
大学一年生の娘がいます。
2021年(高二から高三)にかけて自費接種しました。
キャッチアップでお金が戻ってくる情報は知らず。
近々自治体へ問い合わせてみます。

娘の周囲で接種について話題になることはないようで、進学した大学でHPVワクチンについてHPへ載せていません。
質問
あのね
40代 女性
2022年5月17日
HPVワクチンの接種対象が女性だけになっている理由を知りたい。
男性も感染するならば、女性と同じように接種するべきなのでは?と思うのですが、なぜでしょうか。

何かの記事で、男性はHPVウイルスによって性器のがんになる事があるとありました。
感染による発がんリスクがあるのは同じならば、男性も接種対象にすれば良いのではないでしょうか。コスト面の理由で、女性だけなのでしょうか。

どんなに女性が接種しても男性が野放し状態なのは非効率的だと思うのです。
それに、不妊治療といい、この手の領域は何かと女性に負担がかかってしまっているようで、不公平に感じます。