ものがたり

会津地方

鈴木賢二さん

  • 未来デザイナー

日本酒造りを科学でサポート

「日本酒の神様」と呼ばれる、鈴木賢二さん。

会津若松市の研究所で日本酒の研究を30年続けている。

 

 

 

日本酒を造るために使われる酒米や、フルーティーな香りを生み出す酵母など、更なる旨さを目指して開発に取り組んでいる。

 

 

さらに、研究所を飛び出し、県内中の酒蔵を歩き回る。

最新の研究データを各蔵に共有し、発酵の進め方や水加減などを指導している。

 

 

 

 

家に帰っても日本酒。毎日4合瓶を空けるほど飲んでいる。

 

 

 

 

鈴木さんが日本酒の研究を始めた当時、福島は「二級酒天国」と呼ばれていた。

そこで、酒造りに科学を取り入れ、福島の酒の味を底上げできないかと考えた鈴木さん。

そして作ったのが「鈴木マニュアル」。

こうじ菌を繁殖させる温度や時間、加える酵母の量など酒造りの過程をすべて数値化した。

 

 

 

 

さらに、酒造りのいろはを教える「清酒アカデミー」にも力を入れる。

腕利きの杜氏を招き、独自の技術を若手に伝える講習会なども行っている。

原発事故によって風評被害を受けるも、鈴木さんのこうした取り組みによって、

震災の翌年から7年連続で全国新酒鑑評会金賞数日本一を達成している。

 

 

 

卒業後もアカデミーの生徒たちに目を配り、何かあればすぐに駆け付ける。

「酒造りは山登りと同じ。頂点を目指すのは同じだが、ルートはいっぱいある。私はその中でどこが一番最短で安全なのかを教えたい」と語る。

 

 

 

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