ものがたり

中通り

酒井英治さん

  • 嗚呼!絶景

美しき青い海に恋したカモメ

空を縦横無尽に飛ぶカモメ。その目に写る、いわきの海もきっと美しい。

 

そんなカモメに憧れたのが、酒井英治さんだ。エンジンを積んだパラグライダーを操り、いわきの海を撮影している。

 

普段、酒井さんは、自動車の窓ガラスの修理工をしている。仕事のために、いわき市内の自動車整備工場を回る毎日だ。業務用に使っている大きなバンには・・・

 

最良の風を求めて、常に空を飛ぶチャンスをねらい続けているのだ。

 

いわきに移り住むまで東京で暮らしていた酒井さん。夏休み、小名浜のおばあちゃんの家に遊びに行くのが、何よりの楽しみだった。30歳の時、パラグライダーに挑戦。初めていわきの空を飛び、あまりの美しさに息を飲んだ。

 

そんな酒井さんが震災後に始めた事がある。いわきの復興の様子をSNSで発信することだ。伝えたいのは、街が活気を取り戻していく姿。そして、普段の海は決して怖がるようなものではないという事だった。

 

「美しさは変わらない。海自体は本当に前とおんなじキレイなまま、いわきの海はずっとキレイなままなんだよって言うのを今は伝えたい」

 

この日、酒井さんがやってきたのは震災で大きな被害を受けた薄磯地区の浜辺。津波の被害を受けた港では、魚の水揚げが再開していた。すると、空を見上げながらやってきた人がいた。

 

 

この日は、近くの海辺で清掃のボランティアをしていたそうだ。酒井さんのファンで飛んでいる姿を見ると、いつもやって来る。

 

 

「普段の、何気ない生活の中で、海とみんなが、どういう風に関わっていくのかなとか、そこに生活してる人たちも交ぜて、うまく撮れたらなというふうに思っています」

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