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【大地震のあと、どこに気を付ける?】”体感”防災教室

  • 2024年04月18日

地震が起きた時、何に注意する?

授業を実施したのは、熊本市防災センター。
熊本市立託麻原小学校の子どもたちが参加してくれました。
地震が起きた後、まず何に注意した方がいいかを子どもたちに聞いてみると・・・

正解!熊本市消防局の中田浩一さんは、足元に気をつけるべき理由を具体的に教えてくれました。

床の上がガラスだらけになっていると、靴下でそこを歩くとケガをしてしまう。
ここは窓ガラスがあった、ガラスの置物があったということを思い出しながら、
ガラスの破片を踏まないように気を付けて歩いてください。

今度は、食事を準備している時に地震が起きたらどう行動するかを、
防災センターにある起震装置で震度7の揺れを体験しながら、考えました。

揺れている最中に火を消そうとコンロのつまみに手を出しましたが、
あまりの揺れで火を消すことはできませんでした。火を消すタイミングについて、中田さんは・・・

揺れ始めたらいろんなものが落ちたり、倒れてきたりするので、
まずは自分の身を守ることを一番に考えてください。
特に、調理中のコンロ付近は、熱い鍋などが落ちてくる可能性もあるので、
キッチンからは離れて、揺れが収まったら火を消しましょう

外出中の地震 危ないのは、上から落ちてくるものだけじゃない!

今度は、外出中に地震が起きたとき、どこに注意が必要かを考えます。
中田さんは、側溝にも注意してほしいと話しました。

大きな揺れで側溝が外れたり、下に落ちていったりすることがあります。
聞いた話だと、揺れの衝撃で側溝が2mくらい跳ね上がったそうです。
また、夜に真っ暗な中で避難するときは、側溝が落ちていることに気が付かず
つまづいて、ケガをするリスクもあるので気を付けてください。

最後に中田さんは、消防士として、自分の身は自分で守ることの大切さを伝えました。

消防士は、困っている人や助けてほしいと思っている人を助けに行きますが、
みんなが困ってしまうと手が足りなくなってしまいます。
1人1人が自分の身を守ることは、誰かを守ることにもつながっているのです。

動画はコチラ

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  • 後藤 佑太郎

    熊本放送局アナウンサー

    後藤 佑太郎

    担当番組:クマロク!
    趣味:ランニング、剣道、ゴルフ

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