お墓に入れない… 日本で最期を迎える外国人たち
社会を共に作るパートナーとして日本に暮らす外国人は約290万人。長年日本に根ざし、日本でその人生を終えようとする人も多くなった今、彼らに大きな課題が突きつけられている。“墓がない”のだ。宗教や土葬などの埋葬方法による違いも多く、地域住民の理解を得るなど、日本で墓を設ける事へのハードルは想像以上に高い。バブル期に労働者として来日した多くの外国人が高齢者となる今、そして、 ...
社会を共に作るパートナーとして日本に暮らす外国人は約290万人。長年日本に根ざし、日本でその人生を終えようとする人も多くなった今、彼らに大きな課題が突きつけられている。“墓がない”のだ。宗教や土葬などの埋葬方法による違いも多く、地域住民の理解を得るなど、日本で墓を設ける事へのハードルは想像以上に高い。バブル期に労働者として来日した多くの外国人が高齢者となる今、そして、 ...
1998年7月に起きた和歌山毒物カレー事件。夏祭りで小学生を含む4人が死亡、社会を震撼させた。連日、報道が過熱、日本中の関心が“事件の家族"に集まった。あれから23年…林眞須美死刑囚の長女が4歳の娘とともに海に飛び込み、自ら命を絶った。同じ日に16歳の娘も死亡しており、警察は捜査を続けている。いったい何があったのか…突然の死をきっかけに、10年以上連絡が途絶えていた長 ...
東京五輪で悲願の金メダルを狙う陸上400mリレー。先月、山縣亮太が日本新の9秒95を出すなど相次ぐ「個のレベルアップ」をいかにチームの速さにつなげるか。鍵となるのは選手の走りの特徴を最大化するための「走順」だ。キーマンの代表コーチが生出演、金への秘策に迫る。コロナ禍でそれぞれの困難と向き合いながら走り続けてきた選手たち。直前まで続く苦闘と共に描く。 ※放送から1 ...
“二刀流”大谷翔平選手が“歴史”をつくろうとしている。大リーグ史上初の投打でのオールスターゲーム出場、日本選手初のホームラン競争出場、そしてシーズン半ばにして日本選手最多の33号。その規格外の魅力を徹底解明していく。驚異の打法を専門家と解析すると、ホームラン王を4回獲得したあのレジェンド打者との共通点が浮かび上がってきた。さらに、常に笑顔で全力プレーを貫き、女性や子ど ...
地震、台風、豪雨-。近年、毎年のように大規模災害が発生している中、住宅や生活再建が進まず「取り残された被災者」の存在が明らかになっている。高齢、障害、病気や生活困窮など様々な困難を抱える被災者が、支援制度を活かせない実態があるのだ。 背景にあるのは災害対応が何十年も前に作られた古い法律に基づき、復興があくまで道路や建物などハード中心なこと。被災者の生活には目が向けら ...
ジェンダーや世代間のギャップ、多文化共生や経済格差…現代社会の様々な課題の解決に欠かせないと今、世界的に注目されるのが「無意識の偏見」の解消だ。「女性は気配りができる」「シニアは頭が固い」といった、私たちが知らず知らずのうちに抱いている偏見…。 今回、ジェンダーギャップをテーマに、社会心理学の手法で「立場入れ替わり」実験を実施。夫と妻、会社の社長と平社員…自分と異な ...
7月末、世界自然遺産への登録が確実視されている沖縄島北部の森、やんばる。ヤンバルクイナやオキナワイシカワガエルなど、この地にしかいない固有種が多数くらす亜熱帯の森だ。実は3年前「登録延期勧告」という厳しい評価を受け、今回は再挑戦。挽回の決め手となったのは、米軍から返還された訓練場の広大な跡地を登録地に組み入れたことだ。その森を初めて詳しく紹介し、生物多様性を生み出す秘 ...
開幕まで1か月を切った東京五輪。新型コロナの感染が再拡大し“第5波”への懸念も高まる中、このまま観客を入れての開催となるのか注目が集まっている。政府与党、野党、東京都、さらにアメリカの思惑も入り乱れる中、コロナ禍の五輪に政治はどう対応しようとしているのか。そして五輪のゆくえは次の衆議院選挙など今後の政局にどのような影響を与えるのか。キーパーソンへの独自取材で迫る。 ...
静岡・熱海市で発生した土石流を緊急取材。安否不明者の捜索活動が続き、いまだ被害の全容が見えない。様々な角度からカメラが捉えた映像、間一髪で土砂を逃れた住民の新証言、専門家による現地分析などから土石流の脅威に迫る。 そして、温暖化の影響が西日本から東日本にまで広がり、今後も土砂災害が相次ぐというデータもあり専門家は警鐘を鳴らしている。突如襲い来る災害から、命を守るには ...
中国共産党創立から100年。1989年の天安門事件以降に生まれた若者たちが今、自信を深めている。彼らは目覚ましい経済発展を肌で感じながら育った世代で、最近、トランプ政権下で民主主義などを巡って混乱したアメリカに対して、強い管理のもとでコロナ対策を実施した中国政府を歓迎。「言論が多少制限されても中国式統治の方が優れている」と党への支持を高めているのだ。一方で直面するのが ...