クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
7月に起きた和歌山毒物カレー事件は保険金詐欺事件へと発展。経済では金融ビッグバンによる業界動向などを伝えました。長野の冬季五輪では、日本ジャンプチームが金メダルを獲得。番組では選手起用の戦略などを紹介しました。

1998年 10月

新しい記録から見る
1998年10月28日(水)

戒名の値段 ~始まった仏教界の議論~

「戒名は高すぎる」などの批判が上がっている中で、いよいよ仏教界が動き始めた。今、高額なお布施を伴う戒名のあり方に、疑問を持つ人が増えている。一方僧侶の側でも、戒名料の存在が仏教への不信につながりかねないとして、今月から議論を始めた。 なぜ今、戒名料に対して疑問が生まれているのか。自分らしい最後を迎えたいという人が増える中で、変身を求められる現代の宗教の姿を追う。

1998年10月27日(火)

どうすれば本が売れるのか ~出版業界・不況脱出作戦~

読者の興味をひこうと次々に発売される新刊書。その売れ行きが今悪化している。書店から出版社へ送り返される本が急増し、返品率は史上最悪の4割に達している。倉庫は売れない本の山であふれ、出版社の経営をゆるがす事態になっている。低迷化する売り上げを活性化しようと、さまざまな取り組みが始まっている。書店の中には定価販売が原則だった本の、安売りに乗り出すところが増えてきた。流通の ...

1998年10月20日(火)

1000万円値引きの波紋 ~苦戦する自治体住宅公社~

地方の住宅供給公社が、1000万円に及ぶ値引きをして売れ残った住宅を販売。すでに購入していた住民との間で、トラブルとなる事態が相次いでいる。公社の経営不振に出資母体である自治体は、事業の見直しを迫られている。ところが清算しようにも巨額の含み損が明らかになり、その処理が重くのしかかっている。かつては、安くて良質な住宅として人気を誇った公社住宅がなぜ苦戦を強いられるのか、 ...

1998年10月13日(火)

黒澤明  傑作はこうして生まれた

世界の人々魅了した黒澤映画。その基本は監督自身も深く関わった優れた脚本にあった。監督の死後、脚本の下書きが大量に発見された。ここから黒澤監督の脚本作りの過程が改めて浮き彫りになった。生涯、映画作りにあくなき情熱を燃やした黒澤監督。脚本作りにも知恵をこらし、独特の手法を編み出した黒澤映画。その傑作誕生の舞台裏に迫る。

1998年10月7日(水)

キャンパス・セクハラ ~大学で傷つく女性たち~

先月末徳島で、指導教授による元大学院生のセクハラを、不法行為とする判決が出た。“通路で胸に触れられ「男のいる身体だ」とささやかれた”“「不倫もひとつの愛の形だ」とねちっこく言われた”。全国で初めての大学でのセクハラ調査に寄せられた訴えの言葉だ。多発するセクハラをどう防ぐのか、学生と教員の双方が対策に乗り出す大学も出てきている。大学の中で女性たちはどんなセクハラに苦しん ...