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この年の出来事
7月に起きた和歌山毒物カレー事件は保険金詐欺事件へと発展。経済では金融ビッグバンによる業界動向などを伝えました。長野の冬季五輪では、日本ジャンプチームが金メダルを獲得。番組では選手起用の戦略などを紹介しました。

1998年 3月

新しい記録から見る
1998年3月31日(火)

死守せよ年度末株価

政治は、景気回復を最大の目標に、この数ヶ月、株価の維持に取り組んできた。マーケットを意識しながら繰り返えされた政治家の発言。投資家たちは、その言葉の一つ一つを慎重に分析していた。一日に数千億円の資金が動く巨大なマーケットを相手に、政治はどんな闘いを挑んだのか。 番組では、3月31日までの、株価をめぐる政治とマーケットの攻防に迫る。

1998年3月30日(月)

高齢者に売り込め ~200兆円市場を狙う商品戦略~

不況の中で、売上げを伸ばしている市場がある。高齢者を対象にした商品だ。多くの企業が、高齢者をターゲットにした商品開発に乗り出しているが、この世代がどんな商品を求めているかを把握するのは簡単ではない。将来200兆円にまで成長すると見られる高齢者のマーケット。様変わりする高齢者のライフスタイルとそれを狙う商品開発の舞台裏を伝える。

1998年3月26日(木)

65歳・定年延長 ~企業の戦略・社員の選択~

定年を65歳に延長し、高年齢の社員を活用しようとする企業が増えている。中高年をリストラする企業が多い中、あえて定年年齢を延ばす企業。一方で実力がある人だけが会社に残れたり、実力に応じた能力給の導入をすすめる企業も少なくない。定年延長に踏みきる企業の戦略は何か、大きく変化しつつある賃金や雇用のあり方で、サラリーマンの生き方はどう変わるのかを探る。

1998年3月25日(水)

空前の有機野菜ブーム ~問われる表示と品質基準~

今、有機野菜が売れている。スーパーやレストランで有機野菜が人気を集め、ブームが起きている。しかし、本当に農薬や化学肥料を使わずに栽培されたモノなのか消費者にははっきり分からない。こうした中、日本にも欧米の厳しい基準が入ろうとしている。今のところ、その基準をクリアしている日本の有機野菜はごく一部である。分かりにくい表示と曖昧な品質基準。今夜は、ブームの背景で問われる有機 ...

1998年3月24日(火)

あなたの将来の病気がわかる ~進む遺伝子診断~

将来どんな病気にかかるのか、それを予測する新しい技術の開発が進んでいる。「遺伝子診断」である。糖尿病、がんや高血圧の一部などを引き起こす遺伝子を検査することで、病気のかかりやすさが分かるようになってきた。そして、遺伝子診断を求める人が急速に増えている。遺伝子診断が、病気の予防に役立つ一方で、これまで予想も出来なかった社会的差別が生まれることが懸念されている。 21世紀 ...

1998年3月19日(木)

糖尿病690万人 ~気づかぬうちにあなたを襲う~

心筋こうそくや脳こうそくなど深刻な病気を引き起こす糖尿病。初めて行われた糖尿病の全国調査で現在糖尿病の疑いが強い人の数は690万人にのぼった。また、将来糖尿病になる可能性のある人を合わせると実に日本の成人の7人に1人が糖尿病の危険にさらされている。本人が気づかないうちに忍び寄る糖尿病。今夜は糖尿病の実体に迫る。

1998年3月16日(月)

宙に浮いた海上ヘリポート基地

沖縄県普天間基地。市街地の中心にあるこの基地の返還がいま暗礁に乗り上げている。基地の返還が電撃的に発表されたのがおととしの4月。政府と沖縄県は、当初歩調を合わせているかに見えたが、一転して協調からから対立へと突き進む。返還条件となった海上ヘリポートの建設をめぐり、なぜ合意できなかったのか。交渉当事者が語る官邸と沖縄県の2年間の記録を届ける。

1998年3月12日(木)

環境にやさしい工場を作れ ~ISO規格取得ラッシュ~

ヨーロッパで生まれた環境規格が日本の産業界を揺るがしている。大手メーカーから下請け・中小企業まて「ISO14001」と呼ばれる環境規格取得に続々と乗り出し、各社は、環境にやさしい企業をアピールするため必死の努力を続けている。なぜいま、環境規格なのか。取得ラッシュの背景に迫る。

1998年3月11日(水)

深刻化する経済危機 ~インドネシア新体制の試練~

インドネシアの経済危機は急激に悪化し、通貨ルピアの暴落をきっかけにインドネシアの経済システムのほころびが一気に表面化した。インドネシアの抱える外国からの借金は、半年間で4倍にふくれあがり、一方、インドネシアの資産は、実質的に4分の1になった。番組では、インドネシアが直面する試練の実体に迫る。

1998年3月10日(火)

岡田ジャパンの挑戦 ~W杯サッカー代表の実力診断~

先週行われたサッカーの国際大会ダイナスティカップ、日本代表を率いる岡田監督は、ワールドカップに向けて様々な戦略を試した。ワールドカップ・フランス大会まであと3か月、岡田監督がチームを作る上で重要な試合と位置づけたこの大会で、何が課題として明らかになったのか、そして日本代表はどこまで世界で戦えるのか、徹底的に診断する。

1998年3月9日(月)

キトラ古墳壁画発見 ~なぞを秘めた神獣と天文図~

先週、奈良県にあるキトラ古墳で鮮やかな壁画が発見された。1300年の眠りから覚めた古墳の石室には、古代中国に由来する神々の姿や高度な天文知識をうかがわせる天文図が確認された。壁画の様式は、他の古墳で見られない独特のもので、天文図は東アジア最古とも見られる貴重なものであることもわかった。専門家も予想しなかった調査の成果は、日本の古代史に新たな謎を投げかけている。考古学の ...

1998年3月5日(木)

流れ出す個人情報 ~激化する企業戦争とプライバシー~

企業は今しのぎを削って個人情報を収集し分析している。高性能コンピューターに次々と蓄積される顧客データ。企業にとって個人情報は今や最も重要な経営資産になりつつある。こうした中で、企業内の顧客リストが持ち出されたり、また、情報が次々と別の企業へと流される事態が起きている。高度情報化社会の中で、さまよう個人情報とプライバシー保護の問題を考える。

1998年3月4日(水)

鳥との衝突を防げ ~多発するバードストライク~

今夜は、空の安全を脅かす鳥と航空機の衝突について考える。鳥が航空機にぶつかる事故・バードストライクが多発している。民間航空機との間で起きているバードストライクは年間凡そ600件、修理費だけで5億円を超えている。海外では、バードストライクで航空機が墜落する重大な事故も起きている。しかし対策の決め手は見つからず、人と鳥の知恵比べが続いている。バードストライクの要因は、空港 ...

1998年3月3日(火)

激安ガソリンの舞台裏 ~リッター80円台の攻防~

ガソリンスタンドの安売り競争が今全国で激化している。競争に敗れ閉鎖に追い込まれたスタンドはこの1年間で1500間に及んでいる。世界中で石油ビジネスを展開するオイルメジャー。こうした巨大な国際石油資本も日本のガソリン市場での競争に本格的に参入し始めている。始まったガソリン流通戦争。安売り競争の背景に迫る。

1998年3月2日(月)

中国人地下銀行

国内にひそむ不法就労の中国人。彼らの多くが地下銀行を使っている。1年間に数百億円もの金を動かす中国人地下銀行。その実態はこれまで闇に包まれていた。出稼ぎマネーを追って香港へ。企業が脱税のため地下銀行を利用していることが浮かび上がってきた。中国人社会に根を張る地下銀行のネットワーク、日本、中国、そして香港、闇の送金ルートを追跡する。