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静岡清水区巴川 かっぱが住む!?“稚児橋の伝説”カッパ村村民に聞く

「だもんで、清水区。」4月24日~
  • 2024年04月26日

みなさん、こんにちは。“ダモンデさん”です。
番組やニュースで地域のディープな魅力を掘り下げる「だもんで」シリーズ。
今回は静岡市清水区にお邪魔します。訪ねたのは、巴川にかかる稚児橋。実はここのあたりには、かっぱが住むと言われています!近くの創業240年を超えるの老舗の和菓子屋でその伝説をひもといてもらいました。

巴川に伝わるかっぱ伝説

巴川にかかる稚児橋。川に橋がかかったのは徳川家康の命令だそう。いまは伝説にちなんでかっぱの銅像が橋のらんかんにあるのよ。どうしてかっぱなのかしら?

(左)和菓子職人で娘の藤波一恵さん(右)佐々木温恵さん

(佐々木温恵さん)巴川にはかっぱが住むと言われています。かっぱの話は小さいころから父からよく聞いてました。稚児橋のかっぱ伝説には、いくつかいわれがあるんだけれども、その1つが江戸時代に橋が完成し渡り初めの式典の出来事。川のなかから男の子が出てきて橋を渡っていったそう。それが川に住むかっぱだったとも言われているとか、だから銅像になっているのよ。

お菓子にもかっぱ!

そんな稚児橋のたもとにある佐々木さんのお店ではかっぱのお菓子を作っていて、かわらしくて大人気なんですって

亡くなった父と兄の代から、かっぱのおまんじゅうは作ってきました。近くにあんなお話があるんだからなんか作ろうかなって。先代が亡くなって一時、お店が途絶えそうになりましたが、娘が和菓子の勉強をして跡をついでくれました。かっぱのおまんじゅうも娘がかわいらしくアレンジしてくれていまの形になりました。うちはあんこが自慢なんですよ。

かっぱ村の村民

かっぱ好きがこうじて佐々木さんは、かっぱの情報交換などを行っている団体「かっぱ連邦共和国」の静岡かっぱ村の村民だそう。

かっぱにはお世話になっているからね。年に1回みんなで集まって、かっぱを祭る行事をして馬鹿馬鹿しいって思うかもしれないことをまじめにやっておもしろがっていかないとね。楽しいわよ。

“おだっくい”清水が好き

清水の好きなところはどこですか?

“おだっくい”人が多いところ。清水弁でお調子者とかって意味なんだけど、そういうところが好き。港町だから活気があるんだよね、集まれば歌って踊って騒いでわーって。気が強くて人情もろくてっていうのが清水。いまではそういう人も減ってきちゃったしお祭りや行事もどんどんなくなってきちゃっている。なんとかしないとね!

ニュース番組「たっぷり静岡」(午後6時10分~)                       シリーズ「だもんで、静岡市清水区。」24日~26日    
▽清水区自慢! おすすめは?街を知り尽くす人々にインタビュー!
▽解体が始まった木造建築の貴重な教会。地域の人たちが移設・保存に動き出しています。その思いとは?
▽聴覚をなくした漆職人。独特な作風が評価されています。地域とのつながりを求め夢に向かっています。
▽「みーつけた」のコーナー、清水区の豊かな色彩を映像でたっぷりとお届けします。

番組「たっぷり静岡プラス だもんで、静岡市清水区。」4月26日(金)午後7時半~
清水港に豪華客船がやってきた!地元商店街では、清水のコスプレ文化や名産の静岡茶を楽しんでもらおうと盛り上がります。おもてなしに奮闘する店主たちの一日を、合計12台のカメラで密着しました。
11年前に静岡市に合併された今も、清水独自のアイデンティティを守り続ける人たちがいます。J1復帰を目指すエスパルス、おととしの台風15号で被災した両河内茶を残していこうと励む農家、不漁からの再起をかけるサクラエビ漁…、独自色豊かな清水カラーを「色」にこだわった映像とともにご紹介します。
東海道の宿場町として栄えた清水区は、美しい街並みが特色ですが、最近は空き家も目立つように…。朽ちゆく空き家を、自力でリメイクし、お店や宿泊施設によみがえらせようと奮闘する男性の取り組みをお伝えします

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