静岡清水区 あられ屋 河辺幾代さん「みな顔見知りで安心できる」
- 2024年04月23日
みなさん、こんにちは。“ダモンデさん”です。
番組やニュースで地域のディープな魅力を掘り下げる「だもんで」シリーズ。 今回は静岡市清水区にお邪魔します。
訪ねたのは、清水区万世町にある創業50年余りのあられ屋さん。御殿場市のもち米だけを使ってすべて手作業で作っているそう。河辺幾代さん(75)は「地域の人はみな顔見知りで安心できます。温かくて人がいいです」と語りました。
すべて手作業 自然なあられ
清水区で唯一、あられを製造・販売しているというこのお店。先代の製造方法を受け継いでいます。米をついてもちにする、削って、屋上で天日干し。夫婦2人で続けているそうです。
全国の大会で金賞だったという「港娘」。清水らしいネーミングです。
(河辺さん)「外国産の米や米粉を使うあられも多いですが、うちは御殿場のもち米だけを使っています。昔から、ほかのものは一切混ぜていません。手作業で大変ですが、おいしいと言ってもらえるのがうれしいんです」
包装も手づくり!
年々、米菓組合の加盟店が減っていて、今では5軒程度になったそうです。古くから使っていた包装紙や箱を仕入れていた会社も廃業。河辺さんが手作りしています。
「やっぱりスーパーとかに出している大きな会社のようには行きません。子どもは3人いますが、跡継ぎにはさせらないかな。朝早くから働く大変な作業なんです。でも私たちはやる気があるうちは夫婦でやっていきますよ」
清水のどんなところが好きですか?
大沢川の桜並木かなぁ。きれいなカワセミもいて、自然豊かなんです。この時期はよく見に行きます
本当に素朴でおいしいおかきでした。無理せず、この味を守ってくださいね
ニュース番組「たっぷり静岡」(午後6時10分~) シリーズ「だもんで、静岡市清水区。」24日~26日 ▽清水区自慢! おすすめは?街を知り尽くす人々にインタビュー!
▽解体が始まった木造建築の貴重な教会。地域の人たちが移設・保存に動き出しています。その思いとは?
▽聴覚をなくした漆職人。独特な作風が評価されています。地域とのつながりを求め夢に向かっています。
▽「みーつけた」のコーナー、清水区の豊かな色彩を映像でたっぷりとお届けします。
番組「たっぷり静岡プラス だもんで、静岡市清水区。」4月26日(金)午後7時半~
清水港に豪華客船がやってきた!地元商店街では、清水のコスプレ文化や名産の静岡茶を楽しんでもらおうと盛り上がります。おもてなしに奮闘する店主たちの一日を、合計12台のカメラで密着しました。
11年前に静岡市に合併された今も、清水独自のアイデンティティを守り続ける人たちがいます。J1復帰を目指すエスパルス、おととしの台風15号で被災した両河内茶を残していこうと励む農家、不漁からの再起をかけるサクラエビ漁…、独自色豊かな清水カラーを「色」にこだわった映像とともにご紹介します。
東海道の宿場町として栄えた清水区は、美しい街並みが特色ですが、最近は空き家も目立つように…。朽ちゆく空き家を、自力でリメイクし、お店や宿泊施設によみがえらせようと奮闘する男性の取り組みをお伝えします。
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