沈船ナイトダイビング! 望月アナ潜水リポート 河津町菖蒲沢
- 2024年02月09日
伊豆がふるさと・望月アナが伊豆の海を潜水リポートする「いつも潜って伊豆の海」。
今回は河津町菖蒲沢(しょうぶざわ)へ!
全国的にも珍しい夜の沈船ダイビングなど、菖蒲沢ならではの海の魅力をご紹介します。
※動画はいちばん最後にあります。
河津町菖蒲沢の海へ
伊豆七島に面した河津町。
今回訪れた菖蒲沢の港からは、大島や利島など伊豆諸島を見渡せます。
今回案内してくれたのは、ここ菖蒲沢で水中ガイドをしている関根大助さんです。
伊豆半島では珍しい、20mくらいの沈船が沈んでいます。また洞窟など地形に富んだポイントや、ガラッと変わって砂紋がきれいな砂地も堪能できるなど、多様性に富んだ海です。
さっそく船で向かってみました。
いざ沈船へ
すると、水深25m付近に、船が見えてきました!
この船、本物です。いまから30年ほど前に沈められました。
形もしっかり残り、ダイバーたちからも大人気の場所です。
さらに、この船。25mほどの船体には、生きものたちが、たくさん住みついていましたよ。
船の後ろには。
ウデフリツノザヤウミウシ。貝の仲間です。
沈船は生きものたちの楽園になっているようでした。
カワラサンゴを目指して
さらに。菖蒲沢にはほかにも珍しい生きものがいると聞いて、案内してもらいました。
岩場を進むと砂地が広がっていました。
ホシテンスの子どもです。危険を感じると砂の中に潜ってしまいます。
おちょぼ口がかわいいですね。
ウミウシの仲間です。大きさ5ミリくらいです。
さあ、お目当ての場所にたどり着きましたよ。
「大きなサンゴが岩壁に大きく広がっています、カワラサンゴ、幅は5m以上あるでしょうか。」
まるで家の瓦のようですね。これ全部一枚のサンゴなんです。
屋根のように大きく広がるカワラサンゴ。
伊豆では菖蒲沢など限られた所でしか見られない、とても貴重な生き物です。
瓦の軒下では小さな魚たちが体を休めていました。
夜の沈船へ
実はこの菖蒲沢、ダイビングスポットとしては珍しく夜も潜ることができます。
とっておきの海のようすをご紹介しましょう。
泳ぎながら寝ている魚もいるのだそう。光を当ててもあまり逃げません。
明かりに照らされた夜の海。
神秘的な世界が広がっていました。
沈船やきれいな海があることは皆さん知っていらっしゃるんですけど、その先に何があるのか、これだけのすばらしい海が菖蒲沢の地にあるということをもっともっと知っていただけたらと思います。
河津町菖蒲沢の海の底では、さまざまな生き物たちが環境をうまく生かしながら、命をはぐくんでいました。
動画はこちらから!(期間限定で公開)