鉄道会社で記帳 「鉄印」あしらったキーホルダーが好評

神社やお寺を参拝した際に「御朱印」を集めるという話はよく耳にしますが、鉄道ファンの間でも同じような取り組みが人気を集めています。その鉄道会社で記帳される「鉄印」をあしらったキーホルダーが土佐くろしお鉄道の駅で販売され、鉄道ファンなどが買い求めています。

全国40の第3セクターの鉄道会社でつくる協議会などではコロナ禍で厳しい経営状況にある鉄道の利用客を増やそうとおととしから「鉄印帳」の販売を行っていて、それぞれの鉄道の窓口で「鉄印」の記帳を行っています。

土佐くろしお鉄道では多くの人たちにこの鉄印を知ってもらおうと、中村駅と安芸駅の鉄印をあしらったキーホルダーを6月10日から駅の窓口などで販売しています。

販売されているキーホルダーは縦5センチ、横3センチほどで、鉄印と同じデザインで駅の名前が記されています。

土佐くろしお鉄道によりますと、中村駅と安芸駅でそれぞれ100個ずつの限定で販売を始めたところ、2週間ほどで合わせて100個余りが売れたということです。

土佐くろしお鉄道総務企画課の櫻庭勝行さんは「鉄道の活性化のために全国の鉄道会社と足並みをそろえながら、さまざまな企画を考えていきたい」と話していました。