JR四国 割り引きとなる普通回数券の販売 ことし9月末で終了へ
JR四国は普通回数券の販売を、ことし9月末で取りやめると発表しました。新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境が続く中、JR四国は割り引きとなる回数券の販売を取りやめることで、収入の増加につなげたい考えです。
発表によりますと、9月末で販売を取りやめるのは10回分の運賃で11回分の乗車券を購入できる普通回数券のうち、四国内で完結するすべての区間のものです。
ただ、10月以降も、すでに持っている回数券については有効期限までは利用することができるほか、身体障害者用や通学用などの回数券については、販売を継続するとしています。
このほか、JR四国の管内で使える6枚つづりの回数券は引き続き販売し、瀬戸大橋をまたいで本州と四国を結ぶ区間の回数券については、JR西日本と対応を検討しているということです。
回数券をめぐっては、売り上げが落ち込んでいることに加え、新型コロナの影響で厳しい経営環境が続いていることから、全国の鉄道各社でも販売を取りやめる動きが相次いでいます。
JR四国としては割り引きとなる回数券の販売を取りやめることで、収入の増加につなげたい考えです。