きゃりーぱみゅぱみゅさん協力で駅をリニューアル 銚子電鉄

利用者の減少で厳しい経営が続く千葉県の銚子電鉄は、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんのアイデアを取り入れて老朽化した駅をリニューアルし、お披露目しました。

来年、開業から100年を迎える銚子電鉄は、銚子市内の10の駅、6.4キロを結ぶローカル線で、マイカーの普及とともに利用者が減少する中、東日本大震災や新型コロナの影響もあって厳しい経営が続き、去年3月の決算ではおよそ4000万円の赤字となりました。

厳しい経営状況を改善しようと銚子電鉄は、地方を盛り上げる取り組みを進めている歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんの協力を得て、老朽化した観音駅をリニューアルして、5月18日、お披露目しました。

きゃりーさんのアイデアを取り入れ、待合室やトイレなどは白やピンク色に塗り替えて明るくなりました。

また壊れて座れなくなっていた駅のベンチは、きゃりーさんのコンサートで販売された銚子電鉄の切符やグッズの収益で修繕されました。

きゃりーさんは「問題を乗り越えるにはエネルギーが必要で、ピンチをチャンスに変えて頑張ってください」と話していました。

銚子電鉄の竹本勝紀社長は「世界で活躍するきゃりーさんの、地方を元気にする企画に感謝します。たくさんのお客様に利用していただき、楽しんでもらいたい」と話していました。