家族で「防災」!新生活、新学期!災害時の連絡方法
- 2024年05月01日
新生活がスタートして1カ月。くらしのリズムが変わるこの時期確認しておきたいのが、
災害時の家族との連絡方法や集合場所です。
災害時、子どもが少しでも安全でいられるようにと、こんな工夫をしている方がいます。
防災士の知久久美子さんと、 娘の真彩 さんです。
真彩さんは、 この春、小学1年生になりました!
ただ、 知久さんは気がかりなこともあるといいます。
登下校が小学生になると1人になりますよね。
1人の時間が増えてしまうので、その面が心配です。
子どもが1人でいるときに災害が起こった場合に備え、
少しでも判断する基準になるようなものがあればいいと思ったそうです。
そこで、知久さんが用意したのが「SOSファイル」。
中身はこちらです。
「家族の集合場所 」 は、集合場所までの道筋を、写真をつけて載せています。
「見て分かるようにしておくこと」が大事です。
知久さんのポイント!
集合場所は、災害時混雑することが想定されるため「公園」だけでなく、「公園の倉庫前」など、具体的に決めておきます。
「家族の連絡方法」には、両親・親戚の、複数の連絡先が書かれています。
電話がつながらなかった時のために、災害時に安否確認の伝言を登録・確認できる 「災害用伝言ダイヤル171」の方法も載せています。
「災害用伝言ダイヤル171」の使い方です。
メッセージを録音する場合は171のあと「1」、再生する場合は171のあと「2」。続けて、伝言を登録・確認する電話番号を入力します。
録音できるのは30秒のため、「名前」「現在地」「どこへ行くか」などを簡潔に伝えることができるようにしておきます。
知久さんのポイント!
登録・確認する電話番号を家族などの間で、あらかじめ決めておきます。
ふだんから使い方を練習しておきましょう。
防災グッズは、コンパクトな携帯トイレ、寒さや雨対策のシート、 救急グッズなどが入っています。
真彩さん、しっかり確認してランドセルに入れていました。ランドセルにあると分かっているだけでも、安心しますよね。
最後は、通学路にある 災害時の危険箇所の確認です。
例えば、揺れで倒れる恐れのあるブロック塀や、落下物の危険があるビル、 大雨で氾濫の恐れがある川など。
安全に避難できるルートを考えておきます。
新しい環境になると変化も大きいと思うので、ぜひこの機会に、災害が起きたときに危険がないか、どういう風に逃げたらいいかを、家族で確認してみて下さい!
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