五郎丸さんに聞く！ 静岡ブルーレヴズ 最終戦の見どころは？
- 2024年05月01日
静岡ブルーレヴズは１５節終了時点で6勝7敗2分で8位となっています。惜しくも目標としていたプレーオフ進出は逃しましたが、５月５日の最終戦・東芝ブレイブルーパス東京でどのようなプレーを見せるか注目されます。
静岡ブルーレヴズでＣＲＯとしてイベントの立案などを行っている元日本代表・五郎丸歩さんに見どころと注目選手を伺いました。
（取材・文責 アナウンサー 片平和宏）
今シーズンのブルーレヴズの戦いは！？
今シーズンの戦いはどう見ていますか？
新監督を迎えて、本当に若い選手が中心となっている印象ですね。その中でもベテランの選手たちはやはり要所で出てきて活躍してくれていると思います。
五郎丸さん期待の若手！フルバックの山口楓斗選手！
若い選手のなかで特にどの選手に注目していますか？
フルバックの山口楓斗選手ですね。小柄ながら試合に続けていますし、自分も１５番（フルバック）だったので気になりますね。
山口楓斗選手（やまぐち・ふうと）は大学卒業後２シーズン目。ポジションはフルバックです。
フルバックとはチームの最後尾に位置する「最後の砦」です。守備では最終ラインになるため、広いエリアをカバーしてタックルで相手を阻止する必要があります。
またキックのボールをキャッチしてカウンターを仕掛けることも多くあります。山口選手は１６７ｃｍと小柄な選手で、独特なステップでラインブレイクしていくのが持ち味です。
昨シーズン、初スタメンの時に山口選手に話を聞きました。その時に五郎丸さんとは違うフルバックを見せたいと話していました。
そうですね、タイプが全然違います。わたしはキックでチーム全体を前に進めていく感じですけど、山口選手はランニングが一番魅力的です。ボールを持ったら“必ず何か起きる”。そんなワクワクさせてくれる選手じゃないかなと思います。
今シーズンも活躍！３９歳・ベテランの矢富勇毅選手！
ベテラン選手というと矢富勇毅選手ですか？
そうですね、もう39歳ですか！私の一つ上なんですけど(笑)よくあの年でもプレーを続けられるなと感心しています。
矢富勇毅選手（やとみ・ゆうき）のポジションはスクラムハーフ。パスを展開していく役割があります。２００７年から、前身のヤマハ発動機ジュビロで活躍をはじめ、今季もスタメン出場し、シーズン中には１５０キャップを達成しました。
中央 矢富選手
矢富選手はどこがいいですか？
チームがいま“こうしなければいけない”というのがわかっていますよね。これはラグビーにおいて非常に大事なことです。状況を理解できているので、今シーズンも活躍できていると思います。
５月５日の最終戦！もっとも大事なことは！？
最終戦で一番大切になることはなんでしょうか？
クラブとして今シーズン何を目指してきたかっていうことにしっかり目を向けて、ピッチ上で示すことが大切です。
今シーズンは5月5日で終わってしまいますけれども、来シーズン、そしてその次のシーズンで、自分たちがチャンピオンになるために必要なことを一つずつ積み重ねてほしいと思います！
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静岡局アナウンサー
片平和宏
たっぷり静岡キャスター
静岡ブルーレヴズの取材を通してラグビーを勉強中
