静岡ブルーレヴズ 日野選手 スタジオ生出演!
- 2024年02月09日
ラグビーリーグワン・静岡ブルーレヴズは第6節終了時点で12チーム中5位。
シーズンの序盤戦が終わってチームは勢いに乗りつつあり、プレーオフ進出の4位以内も見えてきました。
FWでHO(フッカー)の日野剛志選手が「たっぷり静岡」に生出演!
序盤戦の振り返りや今シーズン活躍している若手について安川侑希キャスターとともに聞きました。
今季ここまで3勝3敗の5位 チームの状況は?
現在順位は5位。勝敗やトライ数などで決まる勝ち点は拮抗している状況ですが、チームのここまでの戦いはどうですか?
自分たちのラグビーができていると思います。藤井新ヘッドコーチのもと、徐々にチームの状況はよくなってきています。ホストゲームで負けた2試合も終了直後の失点でした。勝ちきれないのは悔しいですけど、内容には手ごたえを感じています。チームの雰囲気もいいです!
ブルーレヴズといえばFW8人同士が組みあう“スクラム”ですが、今季もいいですね。
はい!日本代表でも活動していた長谷川慎コーチがブルーレヴズに戻ってきて、自分たちの持ち味のスクラムがさらに底上げされたと思います。毎試合自信を持って組めています。
ラグビーの魅力!タックルのコツは!?
日野選手は172cmとラグビー選手の中では小柄です。試合の中では2m近い選手にタックルしなければなりません。スタジオで実演解説してもらいました。
コツはありますか?
2つあります!1つは「距離を詰めておくこと」。2つ目は「“直前に”低くすること」です。
まずは相手がパスを受け取る前にできるだけ距離を詰めておきます。大きな選手に勢いよくヒットされたら止められません。距離を詰めて、自分の間合いにすることが大事です。
そして、もう1つは直前に低い体勢を作ることです。
低いタックルはよく聞きますが“直前”なんですか?
最初から低い体勢だと、上から手で潰されてしまうからです。
体験させてもらうことに…
☆動画だとこちら☆(期間限定で公開)
50%の力でも弾き飛ばされそうになりました。
リハーサルでタックルの受け方を日野選手にレクチャーしてもらいましたが、受ける側も正しい受け方をしないとケガにつながってしまうのでは?と思うほど…威力を感じました。
ベテラン日野選手が見る
中盤戦、チームの鍵を握るのは!?
大切な中盤戦が始まっていきますがチームの鍵になるのはどんな選手ですか?
2人います!スクラムハーフの岡﨑航大選手とスタンドオフの家村健太選手です。ブルーレヴズの持ち味であるスクラムで相手の反則を誘い、そこから岡﨑選手と家村選手が起点になってトライを奪いに行くのがブルーレヴズのいい形です。
今シーズン急成長 岡﨑航大選手!
スクラムハーフに転向!
岡﨑選手は4節~6節まで3試合連続スタメン出場中で今シーズン一気にチームの中核となった選手です。ポジションは背番号9番のスクラムハーフ。パスを展開してチームに貢献します。
何が一番魅力ですか?
まずはパスが正確ですね。それに自分でも突破できるので、相手はパスをするのか岡﨑選手本人が飛び込んでくるのか悩むと思うんですよ。
実は岡﨑選手がスクラムハーフのポジションになったのは数か月前。それまでは司令塔のスタンドオフでした。岡﨑選手に自身の持ち味とブルーレヴズのスクラムハーフに求められることを聞きました。
10番(スタンドオフ)をしていたので試合の流れやゲームコントロールに関しては自信があります。パスだけでなく自分で行く力もあると思うので、そこを強みにして出していきたいと思います。ブルーレヴズはスクラムなどのセットプレーが持ち味で、一人ひとりのコンタクトが強いと思います。いかに良い状態でボールを供給できるかというのが、うちのスクラムハーフに必要なポイントだと思っています。
スクラムからパスを展開することも多い岡﨑選手。
先輩の日野選手に試合中に求めることを聞いてみると…
日野さんはプライべートでも仲良くて、ラグビーについてもお話します。
試合中に求めることは…とにかくスクラム頑張ってください!あとは僕たちが何とかしますので!(笑)
後輩に言われると負けるわけにはいきませんね(笑)頑張ります!
チームの主軸に成長 家村健太選手!
家村健太選手は23歳になったばかりの若手選手です。
ポジションはスタンドオフ、司令塔の役割です。昨シーズンも大学在学中に試合に出ることができるアーリーエントリーとして出場していました。今シーズンはキッカーも務めています。
家村選手は今シーズンすべての試合でスタメン出場していますが、どう見ていますか?
大学を卒業して1年目にも関わらず、強い体と高いスキルを持っています。なにより負けん気が強くて芯の強い選手なんです。10歳くらい先輩なんですけど、試合中に疲れた表情をすると、厳しい言葉も投げかけられることもあって(笑)グラウンドに立てば先輩後輩関係ないので、それくらい頼もしいですね。
家村選手は練習後に話を聞くと、優しい口調で柔和な表情が印象的なので少し意外でした。将来、日本代表も期待してしまうんですが、代表経験もある日野選手はどうみていますか?
まだまだ若い選手なのでまずは経験を積んで近づいてほしいですね。静岡から日本を代表する、世界を代表する選手になってほしいですね。
家村選手に自身の成長と日本代表への思いを聞きました。
試合に出ているだけっていう感じではなくなってきて、10番(スタンドオフ・司令塔)として自分がサインも決めて、チームの方針も決めていますし、自分の中では成長してるなと思います。
日本代表はまだまだ厳しいと思っているんですけど、ブルーレヴズの練習で毎日鍛えて、いろいろ勉強して、このチームを勝たせられる10番になれば、日本代表も近づいてくるかなと思います。
日野選手考案!「ひのたけシート」
スタジオでは日野選手が考案した「ひのたけシート」の話も伺いました!
ホストゲームに小中学生を無料で招待し、ラグビーの魅力を感じ触れ合う機会を作りたいと始めました。
ひのたけシート、なんで始めようと思ったんですか?
ラグビーをはじめスポーツに直接触れる機会を作りたいって思ったんです。ラグビーはルールが難しいですが、観客席の最前列に設けています。いわゆる“特等席”で見てもらって、ルールがわからなくても迫力のあるラグビーを感じてほしいと思っています!
先日のホストゲームでひのたけシートを訪ねてみると…
鈴木穂之くんと音花ちゃん、そして母・咲穂さんが“特等席のひのたけシート”で観戦していました!選手と選手がぶつかる音も聞こえて、迫力満点でした。穂之くんはタグラグビーを始める予定だということです。
観戦の様子を見た日野選手は、きょう一番の満面の笑みに…!
とにかくうれしいですね。普段試合中の表情を見ることがないので…ひのたけシートをやってよかったと思いました。いつか穂之くんにタックルを教えてあげたいです!現役選手であるからこそ、積極的に子供たちにラグビーの魅力を伝える活動を頑張っていこうと思います!
プレーオフ圏内進出へ!
最後に中盤から終盤戦に向けた意気込みをお願いします!
いつも静岡ブルーレヴズを応援していただきありがとうございます!ここから中盤・終盤とプレーオフ進出にむけて、一生懸命チーム一丸となって頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。ヤマハスタジアム・エコパスタジアム・IAIスタジアム日本平でお待ちしていますので、直接応援してもらえると嬉しいです!