静岡ブルーレヴズ 今シーズン期待の若手!
- 2023年12月14日
ことし盛り上がった「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」。
今回のW杯に静岡ブルーレヴズから日本代表は選ばれませんでした。
その中で、4年後のワールドカップで代表入りを狙う庄司拓馬選手と家村健太選手に今シーズンにかける思いを聞きました。
FW 庄司拓馬選手!“痛いところにも突っ込む!”
FWの庄司拓馬選手。
タックルが持ち味でチームの強みであるスクラムやラインアウトを担います。
25歳と若手ですが、今シーズンは副キャプテンを務め、開幕スタメンを成し遂げました。
ご自身の持ち味を聞いてみました。
ひたむきにディフェンス・アタック・ブレイクダウン(密集の攻防)であったり、痛いところにも顔を突っ込んでいけるところが自分の強みだと思っています。そういう意味では痛いことを問わずに80分間やり続けるということが魅力だと思います
おでこ痛そうですけど…?
この前の試合で5針縫いました。痛いですね。でも慣れているので全然大丈夫です
庄司選手には、お手本とする選手がすぐ近くにいます。
それが、同じFWのクワッガ・スミス選手。
南アフリカ代表の連覇に貢献したスーパースターです。
ワールドカップでの活躍に大きな刺激を受けたといいます。
クワッガは“半端ない”のひと言ですよね。
同じようなポジションなので積極的にコミュニケーション取りますし、自分のスタイルに落とし込めるところを落とし込んで、自分のスタイルを確立していこうと思います。
身近な選手の活躍に4年後のW杯にかける思いが強くなっていました。
次のゴールは何かと考えた時に日本代表だと思っています。
ブルーレヴズに入団したので、そこを見据えてちょうどいま25歳。4年後が29歳、そのあたりが選手としてのピークだと思うので、そこに定めて自分が成長して日本代表に近づけるように頑張っていきたいと思います。
ただ4年後と大きな枠はあるんですけど、1つの試合・1つのスタメンを勝ち取ること、競争の中で勝ちきることが大事だと思います。
チームの若き司令塔・家村健太選手!
もう1人の期待の若手が22歳の家村健太選手です。
ポジションは司令塔のスタンドオフ。
視野の広さと抜群の状況判断が持ち味で、パスやキックでチームをコントロールします。
京都産業大を卒業したばかりのルーキーですが、大学在学中に出場可能な
「アーリーエントリー」枠で昨シーズン、ブルーレヴズで8試合連続で出場しました。
開幕戦ではスタメンで出場し、チームを引っ張りました。
個人としてもチームとしてもいい準備ができていると思います。
僕の中では昨年は出させていただいているというか、足を引っ張る形の場面が多くてことしは自分としても10番(司令塔)として、引っ張っていかなきゃいけないので率先して僕も周りの選手に話していて、アタックの部分で発言できるようになってきたと思います。
日本代表の前強化委員長で、今シーズン就任した藤井ヘッドコーチも家村選手に大きな期待を寄せています。
藤井HC
「入ったばかりですけど、彼は向こう気が強く、ディフェンスもできるのでその部分の精度を上げていけば 本当に日本代表になってもおかしくない選手だと思うのでそういう部分でも成長してもらえたらと思います」
家村選手はこれまで年代別の代表にも選ばれたことがありません。
ただ短期間での成長を実感する中、初の代表入りへ思いがこみ上げています。
4年後の日本代表への思いはありますか?
あります!
やはり10番としてワールドカップで活躍したい!優勝したい!という気持ちが、
ずっとあります
ことしのリーグワンはワールドカップで活躍した選手と対戦できますよね?
目の前に立つことがまだ想像できないんですけど、世界のトップ選手にチャレンジしていけるのはすごく楽しみです。そこで自分のパフォーマンスができれば日本代表の可能性も近づくのかなと思います。10番として試合に出て、キック・ラン・パスすべてで、チームが前に出られるようなプレーをして頑張りたいと思います
4年後のワールドカップに向けた戦いはもう始まっています。
そしてリーグワンでの活躍こそ4年後に繋がります。
若い2人の活躍に注目です!