かがのとイブニング新キャスター浅野達朗アナウンサー【金沢】

大学のミスターコンテスト優勝者ということで、浅野アナは同期の中では「ミスター」と呼ばれています。普段の雰囲気をお伝えするために、いつも通りミスターと呼びます。

ミスターの喜びは？

自分の成長が感じられる時ですね。仕事でもプライベートでも。
例えば、筋トレしていて、これまでできなかった70キロのバーベルを上げられたときとか。
小さなことでも、昨日の自分よりも一歩前進したなって思った時は喜びですね。

四十半ばになっても成長している？

日々成長がなくなりつつあるっていう危機感があるからこそ、
小さなものでもいいから成長を大切にしていきたいなと思っていますね。

なるほど、金沢局でバンバン成長していきましょう！

ミスターは何に怒るんですか？
ミスターが怒っているところって見たことないですけど。

自分のポリシーとしては、怒りは何も生み出さないって思っているから、表に出さないことが多いけど、人間なので内心怒りを抱えることはあります。

どういう時に？

自分が話しているときに、さえぎって話してくるのを何度も繰り返す人がいるじゃないですか。

正直、私もちょっとやりがちなところがあるかもしれません。

僕もそうだから、自戒も込めてなんですけど、とにかく毎回さえぎる！みたいな人がいて。それにはいらいらしてしまった自分がいましたね。

じゃあ、「哀」は？

自分のダメさ加減を再認識した時に悲しいですね。

「再認識」ということは、すでに認識している？

家で一人でお酒を飲んでコンタクトしたまま寝てしまって、
朝起きて、歯磨きもしてなかった、なんて自分ってダメなんだろうって。
あと、40年以上この体で生きているけど、いまだにちょっと自分の体の、言ってみれば“車幅感覚”がわからないことがあって、どこかぶつかったりして。
183センチあるんですけど、頭ぶつけたりすると、ダメだな、悲しいなと。
でも、最近年を取ってきたからか、こんなダメな自分でもいいじゃないかとゆるせるようにもなってきました。

楽しいのは？

楽しいのはいろいろあるから1個だけ話すと、一人で漫画読んでいる時かな。
まっつんも漫画好きですよね？

そうですよ。あれ、ミスターって、そんなに漫画読むんですっけ？

割と読みますよ。まっつんにはかなわないけど。
僕は日本橋ヨヲコさんが大好きです。青春もので、セリフが大好き。ビシッと心に響く何かをキャラクターが言ってくれるのが大好き。
いっぱいいろんな漫画が好きで、最近でいうと山田鐘人さん・アベツカサさんの作品もすごいなと。

いろんな種族が生きている世界で、極端に寿命の長いエルフを描くあの作品、すごいですよね！

人の死に悲しみはつきもので、それを描くコンテンツは多いけど、
長く生きてしまうものの悲しみを描くってすごいなって。
今まであんまり見たことない、新鮮だなって、何回も読み返しちゃっています。

四十を過ぎたころから、そこそこ長く生きてきたなっていう実感がありますよね。
もしかしたら若い時に読むのと、また違った味わい方をしているのかもしれませんね。

あの作品はそうかもしれませんね。二十歳の僕が読んだら違ったかもしれません。

なんか、すごく分かりあってしまいました。同期ですねぇ。
改めて、これからよろしくお願いします。