障害別情報
障害に応じた準備や対応発達障害
発達障害
支援する方へ
【支援のポイント】
発達障害のある人は、情報をうまく整理することが困難です。
一度にたくさんのことを言わず、ゆっくり、 具体的に一つずつ伝えるようにしてください。
情報の伝え方
- コミュニケーションが苦手な人もいます。言葉での意思疎通が難しい場合は、絵や実物を見せたり、筆談を使ったりするのも有効です。
- 言葉にできなくて困っている様子の時は、何に困っているのか簡潔に尋ねてください。質問は複雑にせず、なるべく「はい」「いいえ」で答えられるものにしましょう。
- 先の予定がわからないことが、強いストレスになる人もいます。今後の見通しをわかりやすく伝えてください。
避難先での支援
- 急激な環境の変化に弱く、災害時は非常に強い不安を感じる人もいます。時には急に走りだす、大声を出すなどパニックに陥ってしまう場合もあります。できるだけ落ち着いて過ごせるような配慮をしてください。無理に押さえつけたり、大声で叱ったりするのは逆効果です。
- 感覚が他の人より敏感で、特定の音や騒がしい場所が苦手な人もいます。刺激の少ない場所に移動する、ヘッドフォンなどで苦手な音を遮断するなどの方法が有効です。
- 逆に痛みに鈍感で、ケガをしていても気づかない人もいるので、よく見てあげてください。ただし、急に体に触られたりすることを嫌う人もいるので、注意してください。
- 障害のため「並んで待つ」ことがとても難しい人もいます。必要な物資を個別に届けるなど、配慮をお願いします。