障害別情報
障害に応じた準備や対応肢体不自由
肢体不自由
支援する方へ
【支援のポイント】
肢体に障害のある人は、緊急時、普段より移動が困難になります。
危険を避けるためには、本人に確認しながら、 希望に沿ったサポートをすることが大切です。
移動時の支援
- 杖などを使っている人の場合は、ゆっくり歩くことができるよう、段差やデコボコの少ないところを選んで誘導してください。
- 歩行が難しそうな人に対しては、本人に支援の方法を聞き、腕を持つなどの介助を行ってください。
- 車椅子を使っている人の場合、急な発進や停止、方向転換は事故のもとになります。動くときには、「車椅子を押します」など、必ず一声かけてください。階段を昇り降りする場合は、特にゆっくりと移動することが基本です。車椅子ごと持ち上げるときには、3~4人で運ぶのが安全です。
- 緊急時には車椅子が使えなかったり、身動きが取れなくなったりしていることがあります。担架を用意したり、背負ったり、複数の人で抱えたり、毛布やシーツに乗せて移動する方法もあります。
避難先での支援
- 段差のない場所、なるべく出入り口に近い場所を確保できるように配慮してください。
- 通路は車椅子などが通れる幅を確保し、物を置かないようにしましょう。
- 避難所のトイレが使用できない場合も考えられます。本人の希望を聞いて、必要な支援を行ってください。
- 言葉を発することが困難で、自分の意思を伝えにくい人もいます。一語一語ゆっくり確認してください。
- 体温調節が困難な方もいます。優先的に毛布を配布するなどの配慮を行ってください。