障害別情報
障害に応じた準備や対応視覚障害・盲ろう
視覚障害・盲ろう
支援する方へ
【支援のポイント】
視覚障害がある人は、周囲の状況を目で確認できないため、情報不足になりがちです。
言葉で情報を伝えるよう、心がけてください。
移動時の支援
- 声をかける時は、本人のそばへ行ってください。
- 場所を説明する時は、「ここ」「あそこ」などのあいまいな言葉は使わず、「前」「後ろ」、「右」「左」など、具体的な言葉を使うようにしてください。
- 誘導する時は、腕や肩につかまってもらい、誘導する人が半歩ほど前を歩いてください。曲がる方向や段差など、周囲の状況を説明しながら歩いてください。
避難先での支援
- 不慣れな場所では、一人で移動することは困難です。周囲の環境やトイレの場所など、生活に必要な説明を行い、移動の際には誘導を行ってください。
- 掲示物や配布物での情報は伝わりません。伝達事項は音声で伝えてください。重要な情報が伝わっているかどうかの確認をお願いします。
- 物の位置や大きさなどは、実際に触ってもらうのが有効です。
盲ろう者の支援について
- 盲ろう者の大多数は、手のひらに文字を書けば通じます。文字は1文字ずつ、大きめの文字で書いてみてください。
- 盲ろう者は名前を呼ばれたとき、聞こえなかったり、どこへ行けばよいか分からなかったりすることがあります。また、アナウンスが聞こえない、案内表示が見えない、避難所の環境が分からないために、周りの状況を把握できないことがあります。不安そうな様子のときは、本人の正面まで来て、肩か腕を軽くたたいて声をかけてください。
- 本人が自分で置いた場所から物を移動させないでください。
もし、やむを得ず移動させる場合は、本人に移した場所を伝え、物を触って確認してもらってください。