2016年06月09日(木)
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『視覚障害ナビ・ラジオ』を制作している遠田です。
6月12日(日)の視覚障害ナビラジオは、広島在住の画家・是永昭宏さん。溶け合うような優しい色遣いの風景画や、母子像をモチーフにした「いのち」シリーズなど、精力的に画業に取り組んでいます。
是永昭宏さん
弱視の是永さんは、拡大ルーペを使って絵の具を選び、キャンバスに顔をこすりつけるようにして筆を運びます。外でスケッチをする時は、スマートホンで撮った写真を手元で拡大し確認することで、“見えない”部分を補っていました。
広島に生まれ育ったこと、17歳で視覚障害になったこと、愛する家族を得たこと、その身におきた全てのことに意味を見出し、まるごと生きる力に変えていく是永さん。うみだす作品にもその力強さがみなぎっていました。
番組では、是永さんのこれまでの軌跡と、絵画に込める思いを紹介しています。物静かな語り口からほとばしる熱い思いに触れて下さい。
◆視覚障害ナビ・ラジオ
いのちを込めて希望を描く~画家・是永昭宏さん
[本放送]2016年6月12日(日)[ラジオ第2] 夜7時30分~8時00分
[再放送]2016年6月19日(日)[ラジオ第2] 午前7時30分~8時00分
▼こちらの放送は、らじる★らじるでもお聞きいただけます。詳しくはこちらをクリック。
◆関連番組
『ハートネットTV』 2016年4月4日放送
ブレイクスルーFile.49 見えないからこそ描けるものがある 画家・是永昭宏
2016年05月13日(金)
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『視覚障害ナビ・ラジオ』を制作している遠田です。
春まだ浅い北海道で、熱く語る人がいました。大平啓朗(おおひら・ひろあき)さんです。このほど、多くの仲間と一緒に、誰もが楽しめるミュージックビデオをつくりました。
軽快な音楽と映像に、手話・字幕・音声ガイドなどがついています。見えない人も聞こえない人も、大人も子どもも、一緒に観賞することができるユニークなビデオです。
全盲の大平さんはその中で、歌をつくり、脚本を書き、手話で歌い、監督をつとめ、さらにはプロデューサーとして奔走しました。不慮の事故による中途失明から13年。見えないことがこんなに大変だと思ったのは初めてだったそうです。
手話で歌う大平さん
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2016年05月03日(火)
小谷あゆみさん、毒蝮三太夫さん、ゲストの野坂暘子さん
ゲストの野坂暘子さん(元タカラジェンヌ)。介護の経験も伺います。
5月3日放送の「介護百人一首 2016 春編 その二」のなかで紹介した短歌を、その詠み手やご家族の写真とあわせて掲載します。
(番組で紹介した順です)
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2016年05月02日(月)
小谷あゆみさん、毒蝮三太夫さん、ゲストの野坂暘子さん
ゲストの野坂暘子さん(元タカラジェンヌ)。介護の経験も伺います。
5月2日放送の「介護百人一首 2016 春編 その一」のなかで紹介した短歌を、その詠み手やご家族の写真とあわせて掲載します。
(番組で紹介した順です)
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2016年05月02日(月)
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5月5日放送(5月12日再放送)
子宮頸がんワクチン 動きだした救済 けれど…
ご出演の加藤良夫さんにメッセージをいただきました。
《加藤良夫さんプロフィール》
弁護士・南山大学大学院教授
――今回は、子宮頸がんワクチンの接種後の症状に対する救済の現状について取り上げました。医療機関の協力が得られず申請ができなかったり、書類の準備が大変だったりと救済を受けるまでには、現状、多くの壁があることが分かりました。こうした現状をどのように感じましたか?
「患者中心の医療」が未確立であること、子宮頸がんワクチンの接種後の症状に関する医師の知識不足や誤解があること、申請に協力しない医師には保身もあるように感じました。
――救済がより迅速に進むために、どのようなことが求められるでしょうか?
「患者の権利法」を作ったり、医学部で「患者の権利」を正しく教えたりして、日々の医療の中で「患者中心の医療」が実践できるようにすること、医師に対し、子宮頸がんワクチンの接種後の症状について、正しく知見を伝え、あわせて行政としての基本的な考え方を伝えること、申請があったら、迅速に結論を出せるような体制の整備も必要だと思います。
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2016年04月18日(月)
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4月21日放送(4月28日再放送)
シリーズ ミックスルーツ 第2回 多様性って!? リアル座談会
総勢10名!熱いトークを終えて・・・
【出演者メッセージ】 座談会の参加者に収録を終えて感想を頂きました。
マリーさん 長野エドウィン・タケルさん 水谷誠さん
海老原周子さん タイ スイ(戴 思憶)さん ちょん うひ(鄭 優希)さん
サンドラ・ヘフェリンさん 須本エドワード 宮ヶ迫ナンシー理沙さん
《マリーさん プロフィール》
父はセネガル人 母は日本人
東京生まれ東京育ち ファッションモデル
今回、多種多様なバックグラウンドを抱え生きてきた皆さんといろんなお話ができたこと、とても光栄に思います。ありがとうございました。
多文化共生ということがテーマではありましたが、その前に『人』として、みんなそれぞれ違うこと。そんな当たり前をより理解し合い、より敬いあえるような世界になることを改めて強く願うきっかけになりました。
『ハーフ』であることも『在日』であることも『日系』であることもただの肩書き。
肩書きは他人が名付ける事も容易だし、自らその名を作ってしまうこともできます。
だからそんな表面的なものにマリーは自分の全てを表現したいともされたいとも思わないし、これから先も、自分自身が納得できる形で素直に生きていきたいと思いました。
今回の討論会を糧にして、今後も表現のお仕事を通じて誰もが生きやすい日本社会を作っていければと思います。マリーがどこまで力になるのかは分からないけど、そんな社会を追い求め続けたいです。
本当に貴重な体験、そして番組を見て下さる全ての皆さんに感謝します。
ぜひぜひ感想や質問等、たくさん投げかけて頂ければ幸いです!
Thank you!! LOVE ALWAYS,
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2016年04月12日(火)
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4月14日放送(4月21日再放送)
“子育て介護職”を支える
~介護人材不足・見えてきた課題~
ご出演の都築光一さんにメッセージをいただきました。
《都築光一さんプロフィール》
東北福祉大学 教授
――特別養護老人ホームなどの入所介護型施設では「人材不足」が深刻です。その原因のひとつとして、「子育てと仕事を両立しにくい介護職場」という実態があることを取り上げました。人材不足によって最低限の介護しかできず、暮らしの豊かさが失われ、そこからくる孤独や不安によって認知症などの症状が悪化することも考えられるのでしょうか。
そうですね。人材不足により、介護がマニュアルに沿っただけの“作業”のようなかたちになると、お年寄りの暮らしも単調になりがちで、不安や孤独感から逃れたいという気持ちが強くなると、正しいものの見方とか認識というのは鈍ってしまいますから、大いにあり得ることです。実際に認知症の症状がでてきたり、症状が悪化したりした例はありますし、東日本大震災で被災した地域の介護現場では、そのようなケースが多く見られたのも事実です。
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2016年04月04日(月)
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4月5日放送(4月12日再放送)
シリーズ 変わる障害者福祉
第1回 “医療的ケア児”見過ごされた子どもたち
ご出演の戸枝陽基さんにメッセージをいただきました。
《戸枝陽基さん プロフィール》
全国医療的ケア児者支援協議会 代表
――今回は、今年3月に国会に提出された「障害者総合支援法」の見直し案のなかでも、特に「医療的ケアが必要な子どもたち」の問題について見ていきました。番組ではそのご家族から届いた「毎日を生きるのに精一杯です」「預け先がないから家を出られない」といった切実な声を紹介しましたが、それらを聞いてどう感じましたか。
みなさん必死に、なんとか前を見ようとしているけど、暗闇しか見えない苦しみや悲しみ、それでも子どもを愛そうとする思いとか、いろんなことが伝わってきて、涙なしでは見られない思いでした。
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2016年04月04日(月)
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4月5日放送(4月12日再放送)
シリーズ 変わる障害者福祉
第1回 “医療的ケア児”見過ごされた子どもたち
ご出演の田中道子さんにメッセージをいただきました。
《田中道子さん プロフィール》
日本訪問看護財団
あすか山訪問看護ステーション所長
――今回は、今年3月に国会に提出された「障害者総合支援法」の見直し案のなかでも、特に「医療的ケアが必要な子どもたち」の問題について見ていきました。番組ではそのご家族から届いた「毎日を生きるのに精一杯です」「預け先がないから家を出られない」といった切実な声を紹介しましたが、それらを聞いてどう感じましたか。
思いを寄せてくれた親御さまたちは、医療的ケアが必要なお子様を持ちながら必死に生きておられて、何か支援がないかと自分の手で探されているのがよくわかりました。そして、その結果、これだけしか支援がないのかとがく然としている。そんな姿がカキコミから想像できて、みなさん本当につらい思いをされているということがよく伝わる内容でした。
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2016年04月04日(月)
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4月6日放送(4月13日再放送)
シリーズ 変わる障害者福祉
第2回 “高齢障害者”65歳の壁
ご出演の藤井克徳さんにメッセージをいただきました。
《藤井克徳さん プロフィール》
NPO法人 日本障害者協議会 代表
――今回は、今年3月に国会に提出された「障害者総合支援法」の見直し案について見ていきましたが、その中でも藤井さんが特に強調して伝えたい点はどのようなことですか。
「介護保険の優先原則」についてです。現在だと65歳の誕生日を迎えると「障害福祉サービス」ではなく「介護保険サービス」が優先されて、そちらをまずは使わなければならなくなります。そうすると番組で紹介したように、生活介助の時間が大幅に減ったり、それらを併給したとしても十分とはいかなくなったりしてしまうのです。ですから、これからの国会での議論を通してこの優先原則をなくさないと、今回の改正の値打ちは下がってしまいますし、高齢者福祉に関する本当の意味でのあるべき論点というのは出てこないのではないかなと思います。
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