本文へジャンプ

サッカーに見る社会学!?

2012年07月18日(水)

こんにちは。山田です。
ジリジリと太陽の光が肌を焼きつける、酷暑の季節がやってきました。自分の肌もそう若くないんだからと自覚してケアしないといけません・・・


そんなことを言う私の腕がこの写真。見事なツートーンカラー。わかりますか?
 
yamada_1.jpg   yamada_2.jpg

「しっかりクリームは塗っているのですが・・・。ワイルドだろう~?」

行ってきました! 水泳合宿

2012年06月20日(水)

こんにちは、キャスターの山田賢治です。

番組を通して、すっかりパラリンピックの魅力にはまってしまった、私。
先週土曜日(16日)、ロンドンパラリンピック水泳日本代表内定選手(16人)の合宿に行ってきました。
東京北区の国立スポーツ科学センターという、本番で使うプールと同じような仕様のプールでみっちり練習!
このような場所での練習はなかなかできないということで、スタートの飛び込みを、各選手何度も取り組んでいました。


para-yamada-0620-1.jpg
    飛び込み台の角度やバッグプレート(後ろ足で踏み出す板)を確認

岩井俊二さんへのインタビュー

2012年06月05日(火)

iwai01.jpg


こんにちは、キャスターの山田賢治です。
元気ですか。体調を崩していませんか。


ハートネットTVでは初めて、先日、スタジオの外で収録をしました(たまには新鮮でいいものです)。
6日に放送する、映画監督の岩井俊二さんへのインタビューです。


仙台市出身の岩井さんは、NHKの震災復興支援ソング「花は咲く」の作詞、そしてミュージックビデオの制作を手掛けました(この歌がテレビから聞こえると、つい画面の前に行き、見入ってしまいます!)。
1本のガーベラを握り歌う、被災地出身やゆかりの深い出演者の声や表情。見ている私たちを通り越して、もっと先にいる人たちに語りかけているように感じます。
さらに岩井さんは、3.11後につながった人たちとの対話をまとめたドキュメンタリー映画「friends after 3.11」も作られました。


金曜の夜。
収録場所は、東京渋谷のスクランブル交差点が眼下に見える一室。
夜の渋谷のにぎやかな声が、厚いガラスを通り抜けて、うっすらと聞こえてきます。
歩行者の信号が青になった瞬間、堰を切ったように人が路上にあふれ出す光景は、外見的には変わっていないように見えます。
まるで、3.11など無かったかのように。
その夜景を背景にして、作品についての思いを伺いました。



私たちは、3.11のことを決して忘れない。


でも時間が経つに連れ、見えない力で、意識の奥に追いやられてしまう。
それを、また意識できるところまで引き戻すことを、私たちは怠ってはいけない。
震災で命を落とした多くの人たちのためにも、そしてこれからの自分たちのためにも。


岩井さんの魂が込められた「花は咲く」や「friends after 3.11」は、その一助になると思う。
歌というメッセージから伝えられること。そして映像として、証言として、記録することの大切さ。


岩井さんは、自身の内なる声に耳を傾けて、一つ一つの言葉を大事に話してくださいました。ぜひご覧ください!



放送のお知らせ
「花は咲く ―映画監督・岩井俊二が語る3.11―」 
(Eテレ) 2012年6月6日(水) 午後8時~8時29分/再放送6月13日(水)午後1時5分~1時34分

「女性の貧困」 キャスターからひと言...

2012年05月17日(木)

 


こんにちは、キャスターの山田賢治です。

 

昨日の「女性の貧困(3)」の放送から1日が経ちましたが、まだ心にモヤモヤがあります。
見ていた方に、特に今、苦しく感じているみなさんに何か届いたのか。
それは、一朝一夕に解決する問題でもありませんし、すぐに霧が晴れるものではないことはわかっています。でも、、、という思い。

 

その後プロデューサーに言われた言葉は、「この先も、伝え続けていくこと」。その通りだと思います。まだ、プロローグです。


kakikomi0517-1.jpg
       生放送終了後も、話が尽きませんでした・・・

「雑踏」 ・・・放送開始から1か月たって思うこと

2012年05月04日(金)

poster-0503.jpg
「誰もが不安や悩みを抱えて生きている」そんなメッセージを
 かたちにしたポスターを番組で作りました。

みなさん、いかがお過ごしですか? アナウンサーの山田賢治です。
ハートネットTVが始まって、1か月が経ちました。

 

無知だった自分を情けなく感じた1か月・・・
そして、私の人生観が大きく変わった1か月・・・

 

眼前の風景も、違って見えるようになりました。

 

世界一をつかめ!

2012年04月24日(火)

昨日から始まった、シリーズ「パラリンピックへの挑戦」。
秋元才加さんが、このシリーズのパートナーです。para-akiyama0424.jpg

コンビを組んで初めてのスタジオでしたが、さすがスポーツウーマン!
出る質問出る質問、アスリートのマインドや感覚がよくわかっている、
と思いました。
私も、何を隠そう(隠していませんが)、体育会系。
通じるところがあり、非常に進行しやすかった!
2人でこれから夏まで、選手や競技を熱く紹介していきますね!


さて1日目の昨日(4/23)は、水泳、背泳ぎの秋山里奈選手。
秋山さんは、生まれつき目が見えません。
第一印象は、とてもかわいらしい人!
アスリートというイメージとはかけ離れていました。

でもでも!
VTRを見て、話をしているうちに、
前向きに常に高みを目指す姿、
そして金メダルを取りたいという強い思いに圧倒されました。


「いつも応援してくれている人たちの励みになるような
 熱いレースをしたい」


自分のためだけでなく、長年支えてくれた人たちへの感謝の思い…。
もう伝わっていると思いますよ。
ロンドンで、思う存分、力を発揮してきてくださいね!


ちょっと余談。
その秋山さんに、名刺を渡したのですが、、、
「ん?ちょっと待てよ」

名刺は平たい1枚の紙。
受け取ってくれたけど、これでは自己紹介にならない。

そこで、収録が終わってから点字の名刺を作りました。
どんな方にも伝わるよう、ココロをこめて。
 

yamada-meishi-up0424.jpg
    名前の上に「山田賢治」の点字・・・

最後に。
秋山さんの言葉で最も印象に残った言葉。

「表彰台の真ん中から見える景色を見てみたい」


秋山さん、その景色、帰国後に教えてくださいね。

       (ハートネットTV メインキャスター)

報告!

2012年04月19日(木)

heartblog-yamada_0404.jpg


キャスターの山田賢治です。
その先へ」と題した、私の前回のブログ。早速、番組で紹介した事業が見事“先”につながりました!

4月10日放送の「未来へのアクション」で紹介した、「ワンコイン健診」。健康診断を定期的に受けていない人が全国で3300万人を超える中、安く手軽に受けてもらうことで健康への意識を高め、さらには病気を早く見つけられるような取り組みです。


この事業を立ち上げた川添高志さん。まだ20代です。熱い思いが実を結び、全国で初めて奈良県で、県を上げて実施する方針が決まったそうです。健診で異常が見つかった場合の医療機関との連携など、これから調整することがあると思いますが、まずは第一歩! 番組をご覧になった知事が動き、積極的に取り組む方針を打ち出したそうです。

こうした輪が広がっていくことを願っています。

常に、「その先へ」。


action-kenshin-0412.jpg
「ワンコイン健診」事業を立ち上げた川添高志さん

その先へ・・・・

2012年04月18日(水)

heart_blog-yamada-0418.jpg


キャスターの山田賢治です。
この番組の収録が始まって、まもなく1か月。
カラフルなスタジオにも慣れてきました(笑)。
今回は、私の思い、ひいては番組としての思いを少し書き連ねて
みたいと思います。


テーマは<貧困><孤立死>、さらには<若者のアクション>
<パラリンピック>と多種多様。
毎回ギアチェンジしながら、収録に臨んでいます。そこで常に思っていること。
それは、見た方が「今日のテーマは重かったな~、登場した若者すごかったな~」
と思うだけで終わらせたくない、ということ。


それを少しでも打破したい。


思いとして、この番組を出発点に、社会が少しでも豊かになる方向に
“動いてほしい”のです。いや、“動かしたい”のです。
社会を動かすなんて、驕りだと思う方もいらっしゃるかも知れません。
でも、ご覧になった一人一人の心に火を灯して、社会が動くエネルギーに
なってほしい。


そのために、私はアナウンサーである前に、一人の人間として、
カメラの向こうの皆さんに届く言葉を探しています。心を開いて。
それは私だけでなく、出演者の皆さんも同じ。
さらには、VTRを作るディレクターほか、番組制作に関わるすべての人、
皆同じ思いです。


書いているうちに、また熱くなってしまいました。。。
今日も明日も見てくださいね。
同じ時間、一緒に考えましょう。

   山田賢治(ハートネットTV メインキャスター)

若き開拓者たち!

2012年04月09日(月)

mirai_action-studio-0409.jpg
   熱かった!スタジオ収録。

 

キャスターの山田賢治です。
番組が始まって2週目に入りました

収録も順調に進んでいます。ゲストがとにかく若い人が多い!
(私も若い1人だと思っておりますが)
スタジオは活気に満ち溢れています。

 

活気がある、と言えば9日、10日放送のシリーズ「未来へのアクション
討論が熱かった!
行政に頼らずに、自分たちで事業を立ち上げていこうというチャレンジが、
まっすぐ心に飛び込んできました。
そして、様々な“壁”の乗り越え方について、
ゲストの津田大介さん駒崎弘樹さんの冷静かつ情熱あふれるコメント。
必見ですよ!

 

さらに、今回はスタジオに、起業を目指す同世代の若者も参加。
ゲストに質問をぶつけました。
そして収録終了後もゲストとのトークが弾みに弾み、みなさん帰らない(笑)。
私、刺激を受けました。

 

実は、津田さんとは同学年。そう、団塊ジュニアです。
同じ時間を過ごしてきながら、この差はいったい!?
と隣で津田さんを見ながら、収録中自分を省みること多々。。。
刺激のシャワーを浴びっぱなしでした!

 

近くのスタジオでは、偶然にも「団塊スタイル」という、
セカンドライフをテーマにしたEテレの新番組の収録が!
もう、私たちの世代が時代を切り開いていかなくてはいけません。
立ち上がれ、団塊ジュニア(と若者たち)!!

山田賢治アナウンサーからのメッセージ

2012年04月04日(水)

heartblog-yamada_0404.jpg

東京では嵐が去って、麗らかな春の日。開き始めた桜の花も飛ばされないよう必死にしがみつき、きょうは輝きを増しているように見えます。今年の開花は少し遅め。私も、毎日桜の木を見上げて、今か今かと待っていました。今年の入社式、そしてこれからの入学式は、桜の祝福を受けながら、心弾ませて会場に向かう人が多いのでしょうね。

私も、いわば“新人”。アナウンサーになって14年目ですが、初めての福祉番組担当です。この3月まで科学番組を4年間務めていました。これまでの「割り切れる」世界から「割り切れない」世界へ。いくら考えても、結論が出ないこと多々。いくら想像しても想像しきれないことも多々。でも、問題意識や当事者意識を持って、懸命に言葉を紡ぐ努力をしていきたい。今、決意を新たにしています。

まずは、そもそも「福祉」とは何? 辞書で調べてみました(お決まりのパターンですが)。

「幸福。公的扶助やサービスによる生活の安定、充足。」

「福」も「祉」も「さいわい」という意味。もともと「幸せ」や「豊かさ」を意味する言葉だそうです。それを、今、生きているみんなが享受できるように――。国が、企業が、家族が、個人ができることは何か、みんなで考える社会にしたい。それは理想論だと言う人がいるかも知れませんが、近づこうとして前に進む努力を怠ってはいけない。その気持ちを多くの人と共有したいという思いを、「ハートネットTV」に込めていきます。

さて、すでに収録が次々と始まっています。緊張の中で、でも新鮮な気持ちでカメラの前に向かっています。
4月2日、3日の放送、ご覧いただけましたか?東京立川の孤立死から見えてくる、障害のある子を持つひとり親の問題を取り上げました。番組キャスターとして初めての収録。正直、難しかったです。VTRやカキコミのメールを読んだ後、スタジオの全員が沈黙。言葉が出ない、出てこない。もう一人の自分が、「言葉を生業とする仕事だろう、出せよ」と促す。でも、出てこない。なぜか。当事者の立場を想像し、一方で見ている様々な立場を想像し、自分というフィルターを通して言葉を出そうとする。でも、もう一人の自分がまた出てくる。「それは正しいのか? 大丈夫か?」と質す。「正しいかなんてわからない。今の自分しか信じられないだろう!」。そんなやりとりが、短い沈黙の中で何度も起こっていました。そうした葛藤をこれからも繰り返していくことでしょう。

自分の中での“もがき”。今夜の放送で登場する、世界で活躍する若手アーティスト「トーチカ」の2人のお話でも感じました。被災地で活動する中で、自分がこれまで手掛けてきたアートは何だったのか。自分たちができること、求められていることが本当は何なのか。自問自答する“もがき”を赤裸々に語っていただきました。前に進むためには、立ち止まったり、後ろに戻ったりすることも必要なのかも知れない。共感する部分が多かったです。きょうの放送では、タイトル映像のメイキングも紹介します。テーマ曲のライブもありますよ! ぜひ、ご覧ください。

来週以降も、見応えのある番組が続きます。どうぞ、積極的に番組への意見、カキコミをお願いします。「ハートネットTV」は、私たちみんなの番組です。心と心とがつながる「ハートネット」を大きく丈夫に作っていけるよう、微力ながら私も命の根をここに下ろしていきます。いろいろ教えてください。

これから、どうぞよろしくお願いします。