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死刑囚の子ども

2013年06月13日(木)

理解できるか、
共感できるか、
寄り添えるか


殺した父、殺された母。
不安定な足元でストイックに生き続ける姿に、
「生きる」とは何かを考えさせられる。
彼が発した言葉の波が、減衰することなく私の心を震わせる。


18日放送の「母を殺した父へ」の制作に携わりました。
ぜひ、ご覧ください。


◎母を殺した父へ ―親族間殺人・残された家族の苦悩―
本放送:2013年6月18日(火) 夜8時


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大山寛人さん。彼の言葉に耳を傾けてほしい。

法律の力

2013年06月11日(火)

こんにちは。キャスターの山田です。元気ですか?

去年10月に施行された「障害者虐待防止法」。
これにより、今どんな変化が生まれているのか、
その現状を13日に(再放送は20日)放送します。
先日、その収録をしました。

この法律の大きな特徴は、
「障害者に対する虐待が疑われる場合、
誰でも自治体に通報する義務がある」ということ。
つまり、私たちも“見て見ぬ振り”はできないのです。

微笑み

2013年06月11日(火)

こんにちは、山田です。みなさん元気ですか。

朝、出勤するときに乗るエレベーター。
別のフロアから、お母さんが押すベビーカーが入ってきて、
赤ちゃんと向かい合うことしばしば。
赤ちゃんは、じーっと私の顔を見つめます。
「顔色をうかがっている」のでしょう。

そこで、、、
私がニコっと微笑む。赤ちゃんも表情筋を緩めて微笑む。
かわいいな~。
今度は、ちょっとムスッとしてみる。
そうすると、赤ちゃんの表情から笑顔が消えてしまいました(ゴメンね)。

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赤ちゃんの笑顔は宝物。何ものにも代えがたい。

"性"はまさに"虹色"

2013年06月01日(土)

こんにちは、キャスターの山田賢治です。
6月の特集、「多様な“性”と生きている」。収録が進んでいます。
体の性、心の性、性的指向、その組み合わせは実に様々。
ある調査によると、セクシュアル・マイノリティーの人は、日本の人口の5.2%。
見えないだけで、もはやマイノリティーではない。


番組をご覧いただけると、感じると思います。
私たちは、「性に多様さが“ある”という前提の上で生きていくべき」だと。
体の性、心の性、性的指向がこんなに様々で、
“カラフル”なのだと知りませんでした。

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スタジオで モデルの佐藤かよさんがご自身の体験を語ってくださいました
 

「未来へのアクション」@阪大

2013年05月27日(月)

こんにちは、山田です。
先日、大阪大学で「未来へのアクション」の公開収録をしてきました。
学生のみなさんをはじめ、
会場にお越しいただいたみなさま(東京や福岡からも!)、
ありがとうございました。
予定よりも終了が遅くなりましたが(すみません!)、
あっという間の濃密な時間でした。
 

5月27日(月)放送「ブラック企業に立ち向かえ」
「ブラック企業」は、学生の立場でどう見えるのか。
ある「求人票」を見て、ブラック企業と“見破れる”のか、など考えました。
これから社会に出る学生のみなさんを“突き落とす”ようなテーマで、
最初は「どうかな?」と思ったのですが、
現実を直視し、認識した上で「ではどうすればいいのか」を
みんなで考える方がもっと有益だと思います。

学生さんから
「勤めているのがブラック企業だとわかれば、
 その時点で辞めて転職すればいい」
という意見もありました。
もっともだと思います。
でも、すぐに転職できればいいのですが、難しい場合も多々あるでしょう。
能力や年齢など、クリアするべき壁がありますから。

「現状を訴えてもそれは自分の問題だから、世の中は変わらないのでは」
という声も。
でもそれは違う、とNPO法人POSSE代表の今野晴貴さんがその意味を説きます。
このやりとり、実に納得!番組でぜひ!


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収録の様子。議論は白熱!みなさま、ありがとうございました!

上履き洗い

2013年05月27日(月)

週末の朝。
ベランダで子どもの上履きを洗う。
外見上は黙々と手を動かしているだけだが、
頭の中でかけめぐらせていることがある。

たかが10分、されど10分。
上履きが、子どもの学校生活を語ってくれる。


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汚れとの“戦い”。乾燥後、“勝敗”がわかる。

「支援に"終わり"はない~南相馬取材報告~ ③"継続"は"力"なり」

2013年05月09日(木)

取材2日目の午後、障害のある人が通う自立研修所
「えんどう豆」(南相馬市原町区)を訪ねました。
震災から2年。ここまで踏ん張ってきたみなさん。
私たちの支援の本番はこれからだと、痛感しました。

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静かな農村地帯に立つ「えんどう豆」。近づくにつれて、にぎやかな声が。

「目を背けないで~シリーズ「子どもの虐待」スタート~」

2013年05月02日(木)


5月、1か月間に渡って特集するシリーズ「子どもの虐待 どう救うのか」。
すでに3本の収録が終わりました。

心が苦しいです。
虐待を受けた子どもは、長い間、トラウマに苦しむ場合が多いのです。
「この実態、何とかならないものか」という気持ち。
一方で、子どもを救うために一刻も早く解決してあげたいのに、
現実はなかなか厳しいという壁。

「支援に"終わり"はない~南相馬取材報告~ ②止まっている時間」

2013年05月02日(木)

「支援に"終わり"はない~南相馬取材報告~ ①介護現場を訪ねて」
はこちらから



翌日朝、南相馬市小高区に足を踏み入れた。ここは、福島第一原発から20キロメートル圏内。警戒区域の指定が去年4月に解除され、日中に限って自由に立ち入ることができるようになった(夜間宿泊禁止)。
それから1年。活気が少しでも戻っているのでは、という若干の期待は、いとも簡単に打ちのめされた。震災の爪痕をまざまざと突きつけられた。

 

「支援に"終わり"はない~南相馬取材報告~ ①介護現場を訪ねて」

2013年04月27日(土)

今月中旬、取材で福島県南相馬市を訪ねました。
実は、私自身、
これまで福島の沿岸部の被災状況を取材したことがありませんでした。
原発事故による放射性物質の問題、そして津波の被害と、
“日常”を否応なく奪った震災。
あの日から2年。今、南相馬の実態はどうなっているのか。
3回シリーズでリポートします。