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「女性の貧困」 キャスターからひと言...

2012年05月17日(木)

 


こんにちは、キャスターの山田賢治です。

 

昨日の「女性の貧困(3)」の放送から1日が経ちましたが、まだ心にモヤモヤがあります。
見ていた方に、特に今、苦しく感じているみなさんに何か届いたのか。
それは、一朝一夕に解決する問題でもありませんし、すぐに霧が晴れるものではないことはわかっています。でも、、、という思い。

 

その後プロデューサーに言われた言葉は、「この先も、伝え続けていくこと」。その通りだと思います。まだ、プロローグです。


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       生放送終了後も、話が尽きませんでした・・・

 

番組では、自尊感情を取り戻すための就労支援のほか、カキコミからは協同労働の考え方など、ちょっとでも前を向いて行けそうな提案を紹介しました。いかがでしたか?
放送しながら、貧困問題へのアプローチは私たちの取材からだけではなくて、やはりみんなで考えていくものだなと、あらためて思いました。

 

放送している時は、テレビという「一方的な」情報発信だけれども、カキコミ板を通してみなさんとの距離を近く感じています。
自分の状況を、思いをどう表現したらいいのか、きっとコンピューターの前で何度も打ち直し、時間をかけて伝えてくれている方もいらっしゃるでしょう。そんなみなさんを想像しながら、1つ1つ読ませていただいています。ありがとうございます。

 

男尊女卑の社会が依然、日本に根付いていることが、データからも明らかになっています。
スイスのシンクタンク、世界経済フォーラムがまとめた、2011年の男女格差報告(政治、経済、健康、教育の4分野での性別格差)のデータによれば、日本は、世界135か国中、98位。男として、大変情けない。。。

 

お互いの立場を認める、というのは性別だけでなく、障害や病気のあるなしなどと同じだと、小島慶子さんも話していましたが、まさしくその通りだと思います。

 

現状を「知る」ということの大切さを、今、身にしみて感じています。そして、知ったからには何かできないか、アクションを考える。その輪を大きくしたい。

 

これからも、みなさんからどんどん私たちに伝えてください。

コメント

女性の貧困とはちょっとかけ離れますが、男尊女卑について日々思います(僕は男性です。)
我が家の両親の関係は男尊女卑です。
父は家事を何もしません。母は看護師で夜勤勤務もしています。
父が男尊女卑な言動をするたびに憤りを感じ、時には口にします。
でも、場の空気はシーンとなります。
父は『そんな細かいコト言うなや~』的な感じです。
我が家の場合は母が『男はそんなもの』と受け入れて、家事等すべてをしているから成り立ってますが・・・どうしても僕には受け入れがたいです。
自分は将来結婚したら、出来る限り家族協働で助け合っていきたいです。

投稿:ももたん 2012年06月05日(火曜日) 23時52分

難しい内容だと思いました。
これは、行政、経済や、男社会など、重い課題で本当に皆で力を合わして打破しないといけないと思っています。
日本は、本当にこれから、どんなふうになっていくか不安です。
自分の力も少しは加えられればと思い、貧困関係のボランティアに行きたいと思っています。

投稿:なっちゃん 2012年05月18日(金曜日) 13時52分