『人身取引』日本の現状
2013年12月05日(木)
2013年12月05日(木)
2013年11月27日(水)
先日、累犯障害者のケアを行っている医療機関の講演会に行ってきました。
軽度知的障害や精神障害があり、犯罪を繰り返してしまう「累犯障害者」。
法務省の調査では、全受刑者のうちおよそ1/4に
知的障害の疑いがあるというデータが出ています。
ハートネットTVでも、去年12月(アンコール放送:今年2月)に
特集しました。
シリーズ 罪を犯した障害者と向き合う
(1) もう刑務所には戻らない
(2) 福祉が変わる 司法が変わる
医療機関のスタッフが累犯障害者10人に聞き取りをしたところ、
よく出てきた言葉は、
「刑務所に戻りたかった」
では彼らから見て、刑務所はどんなところか。
6つの機能・役割にまとめられるとのことでした。
2013年11月06日(水)
四方を海が囲む島は、自ずと隔絶されやすい。
それを“利用”し、国は、当時、政策によってハンセン病の
患者さんたちを香川県の大島に隔離させた。
その後、薬によってハンセン病は治るようになっても、
偏見や差別といった“後遺症”が治ることはなかった。
元患者さんたちは、隔離された島から声を出しても、
その声は私たちに届かなかった。
関わりが遮断されてきたから。
その孤立感は想像を絶するのではないだろうか。
入所者は700人を越えるときもあったが、今は80人にまで減った。
平均年齢は80歳を越える。
今こそ、こちらから手を伸ばすときだ。
一時的でなく、島の最後の最後まで。
そのきっかけを与えているのが、瀬戸内国際芸術祭。
今、若い人が続々と島に入り、「アート」の持つ融和性で、
大島のことを、より身近に感じさせてくれている。
そして、シンガーソングライター沢知恵さんの活動も。
以前、この番組でも取り上げた。
2012年12月27日放送 ハートネットTV
「かかわらなければ シンガーソングライター 沢知恵」
番組最後には、沢知恵さんの歌。ハンセン病元患者で詩人の
塔和子さんへの想いを胸に、歌い上げる。
2013年11月01日(金)
うまく言葉に表すことができない。
何だろう、この違和感は。
「時の感覚」がわからなくなってしまった。
10月下旬、私は岩手県山田町、宮城県石巻市、
福島県相馬市・南相馬市を歩いた。
海が見える広大な更地に立つ。
じゃれ合う小鳥たちの高い鳴き声が響き渡る。
顔を濡らす細かい雨滴。頬を撫でる、少し冷気を帯びた風。
私の背丈ほどに伸びた雑草。
まるであの日がなかったかのように、
自然たちはいつものようにふるまう。不変の時間軸が横たわる。
でも、足元に目をやると、未だ残る家々の基礎。
生活のにおいがする品々も散乱している。
あの日から、まだ時が止まっているように感じた。
複数存在している時間軸に、自分に備わる「時の感覚」が
混乱したのだろう。
取材前、震災から2年半が経って復旧・復興へと時間軸が進んでいるだろうと思っていた。
しかし、この場所に立ったとき、時間感覚のずれに苦しさを感じた。
2013年10月21日(月)
「今、生きていることは当たり前ではないんです。
今日があって明日があることも」
ご主人を殺害された女性の声である。
その日を境に、生活が大きく変わってしまったという。
一段と語気が強くなった言葉が、今も忘れられない。
先日、犯罪被害者支援フォーラムに行ってきた。
確かに聞くことが辛かった。
何度目を閉じて、ため息をついたことか。
でも、そこで立ち止まって考える。
「その方にはなることはできない。
でも、多くの人がその声にしっかりと耳を傾けて、
私たち一人一人の想像力を最大限に発揮して支えられないか」。
2013年10月09日(水)
2013年10月08日(火)
2013年10月02日(水)
「わたしはひっかからないから」
こう思う人も、まんまとひっかかってしまう、
振り込め詐欺などの金融犯罪。
全国の警察が認知した被害額は、去年過去最高を記録しました。
様々な対策をしても、違う手口で我々に延びてくる犯罪のワナ。
まさに“いたちごっこ”です。
金融犯罪にだまされないために、何が必要か?
今月、シンポジウムのコーディネーターを担当します。
2013年09月20日(金)
今月は「がんサバイバーの時代」というテーマで、
がんになった後の生き方について考えてきました。
ご感想やご意見、有り難くすべて拝見しました。
どうもありがとうございました。
みなさんの声をもとに、反響編として、
23日と24日(再放送30日、10月1日)に放送します。
カキコミやメールを拝見し、
あらためて、「がん」は個別性が高く、種類や進行ステージが違うので、
問題も一括りにはできないと感じました。
さらには、置かれている生活環境も当然ながら一人一人違う中で、
がんとどう向き合っているか、
家族との関係なども、送っていただいた方のことを想像しながら読みました。
2013年09月09日(月)
昔、こんなCMがあった。
「男は黙って●●●●ビール」。
“寡黙”がかっこよさの象徴だったのだろう。
40代に入った私のDNAにも、
「“おしゃべり”よりも、口数は少なく渋いのが大人の男」と
刻まれているような気がする。
いわゆる“ダンディズム”だ。
そんな、“意図した”寡黙ならばいい。
“孤立ゆえの”寡黙、いや沈黙は、歓迎されるものではない。