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「雑踏」 ・・・放送開始から1か月たって思うこと

2012年05月04日(金)

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「誰もが不安や悩みを抱えて生きている」そんなメッセージを
 かたちにしたポスターを番組で作りました。

みなさん、いかがお過ごしですか? アナウンサーの山田賢治です。
ハートネットTVが始まって、1か月が経ちました。

 

無知だった自分を情けなく感じた1か月・・・
そして、私の人生観が大きく変わった1か月・・・

 

眼前の風景も、違って見えるようになりました。

 

渋谷駅から職場まで10分。
通るのは、朝も夜も若者を中心にごった返す、センター街。
これまでは、すれ違う人たちに深い感情を抱くことはありませんでした。
「この人たちは何にも悩みがないんだろうな」と。

 

でも、考えが変わりました。

 

「人は、やりきれない気持ちを抱えて生きている」
ある映画の冒頭のシーンにもあるこの言葉が、今の実感です。

 

少なからず、人は何かしら不安や悩みを抱えて生きている。

 

もちろん私も。
だから、勝手に他人を見て「悩みがないんだろう」と羨む自分が
いるのだと、今、気づいた。


“困難”という向かい風をもろともせず、一人で前へ歩みを進められる人。
周りから力を借りて、一歩一歩踏みしめて進むことができる人。
でも、そんな人ばかりでない。

 

誰にも力を借りず、借りられず、向かい風に立ち向かうことが
できない人がいる。
そして、悲しいことにさらに困難が押し寄せて、
向かい風が強くなっていく。

 

頑張れ、と言われてもなかなか前に進めない。
そういう人が、たくさんいる。

私に何ができるか。頭から離れることがありません。

渋谷の雑踏。すれ違う人が、今、私には違って見えています。

       (ハートネットTV メインキャスター)


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 こんなポストカードも。記念写真バージョンです。


<お知らせ>
 ハートネットTVでは、より多くの皆さんに番組のことを
 そして番組からのメッセージを知っていただくため、ポスターを
 作りました。
 コンセプトは「40年後の同窓会」
 そしてポスターにつけられてコピーは…
 「この社会を変えるのは、あなたです」
 後日、掲載場所を募集するご案内をさせていただきます。
 その際は、ぜひよろしくお願いします。

 

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