ネコザメ!ウミガメ!土管に線路 宇佐美の海を潜水リポート!
- 2024年02月16日
伊豆がふるさと・望月アナが伊豆の海を
潜水リポートする「いつも潜って伊豆の海」。
今回は伊東市宇佐美へ!
ウミガメやネコザメ、海中の線路など、
宇佐美ならではの海の魅力をご紹介します。
※動画はいちばんうしろにあります。(期間限定)
宇佐美の港は県道から少し入ったところ。
住宅街のすぐ近くに、多くのダイバーが集まる人気の海が広がっているんです。
宇佐美の海をよく知る水中ガイド・小峰一公さんに案内してもらいました。
駅からも近いですし、国道から1本入っただけなんですけど、こういう海があって、ウミガメとかネコザメ、ネコザメ本当にたくさんいるので、すごい人気です。
宇佐美の港から出発
さあ、港から船に乗って出発です。
出迎えてくれたのはアジ。
食卓でもお馴染みですよね。
早速ウミガメも発見!
悠々と泳いでいました。
おや、小峰さんがかわいらしい生きものを見つけたようですよ。
きょうだいかな?親子かな?
尾ビレの黄色い方がオス、白っぽい方がメスです。
クマノミはイソギンチャクの中でオスとメスのペアで暮らしています。
海の生きものたちの中には、敵に襲われないよう上手に身を隠しているものがたくさんいるんです。
一緒に探してみましょう!
「さあ、ここで問題です。この中に隠れています。どこにいるでしょうか?」。
「正解はここ!」
これが目。
これが口です。
ヒレを突っ張らせて岩場にくっついています。
こんなふうに体の色や形を周りに似せて隠れることを
「擬態」と言います。
このオオモンカエルアンコウは
周りの溶岩に擬態しているんです。
それにしてもそっくりですね!
枯れ葉や海草に擬態している魚もいました。
わかりますか?
「あー、葉っぱみたいなものが浮かんでいると思ったら、カミソリウオです」。
これはうしろのサンゴに擬態していますね
みんな上手に隠れていますね。
海中に線路が!? 宇佐美の海の秘密に迫る
宇佐美の海の中には、「線路」が敷かれているといいます。
知る人ぞ知る不思議な光景。
いったいどういうことなのか?行ってみることにしました。
岸から10分ほど泳ぐと・・・。
「あ!線路です、線路があります!」
たしかにありました。
駅でもあるのかな?
実はこの線路、防波堤を作る重い材料を陸から海に運ぶためのもの。
20年ほど前まで使われていたんだそうです。
いまでは、生きものたちが住み着いていました。
さらに別の場所に行ってみると・・・。
その数500本以上。魚が住みつくように沈められたものだそうです。
ヒラメもここがお気に入りのようです。
そしていよいよ、お目当てのあの魚が。
いました!ネコザメ。
その名の通りサメの仲間です。
夜行性なので日中は隠れていて、なかなか出会えません。
でも、宇佐美はこの土管がネコザメの住みかになっていて、毎日見られるんだそうです。
すぐそばの土管には別のネコザメもいました。
すると!
別のネコザメが出てきました!!!
ネコザメが昼間泳いでいるのはとても珍しい光景です。
このあたりは本当にネコザメが安心して暮らせる場所なんでしょうね。
ネコザメたちはまもなく産卵の季節を迎えます。
線路や土管などいっぷう変わったものを見つけた宇佐美の海。
でも、いろいろな生きものたちにとって大切なすみかにもなっていました。
番組で放送した内容はこちら(期間限定です)。