NHK静岡 「プリンまつり」でスイーツの町・富士宮をPR!
- 2024年02月14日
NHK静岡で放送している「たっぷり静岡」のコーナー『しず♡LOVE』。
アナウンサーやキャスターが静岡県内35ある市や町の魅力を体当たりで取材します。
今回訪ねたのは、富士宮市。
富士宮市では、2月25日に「ふじのみやプリンまつり」が初めて行われます。
なぜ富士宮でプリンなのか?イベントを前に、市内のお菓子屋さんや、卵や牛乳の生産現場を訪ね、富士宮で生まれるプリンの魅力をたっぷり探ってきました!
取材 静岡局 村田優歌キャスター
☆記事の最後には、動画も掲載しています☆
こだわりは牛乳 プリンのまち富士宮
取材に行った1月下旬。この日は晴天で、雲ひとつない富士山を見ることができました!
まず向かったのは、富士山のふもとにある創業27年の洋菓子店。
店内に入ると、色とりどりのケーキや焼き菓子がお出迎え。
甘い良い香りが漂っていました。早速ショーケースの中においしそうなプリンを発見!
厨房で、プリンづくりの様子を見せていただくことに。
プリンづくりに欠かせない素材と言えば、なんといっても卵と牛乳!
中でも特にこだわっているのが、牛乳です。
プリンには、富士宮産のジャージー牛乳をたっぷり使用。
実は富士宮、牛乳は静岡県内1位の産出額を誇る有数の産地!
濃厚でコクのある味わいに仕上がるといいます。
パティシエの髙山裕之さんです。
富士宮の新鮮な牛乳を使っています。特にジャージー牛乳を使うとコクがあって濃厚な味わいになりますし、口当たりも絹のように非常に滑らかです!
新鮮な牛乳を加えたプリンの種を容器に入れて、オーブンのなかでじっくり蒸し焼きにしたら……プリンの完成です!
プリンは、店舗に併設されているカフェでいただくこともできます。
富士山を一望できる絶好のロケーションなんです!
お好みでカラメルソースをかけていただきます。
本当になめらかで濃厚なんですけど、後味はすごくさっぱりしていて、いくらでも食べられそう!
実はこちらのプリン、トレンドなどに合わせて数年に一度リニューアルしているんだとか!
食感を変えたり、生クリームを使ったり、常に美味しく食べてもらう工夫を欠かしません。
富士宮の牛乳にこだわったなめらかなプリンでした!
卵も地元産! 産出額は全国1位!
続いてやってきたのは、富士宮市内にあるお菓子屋さん。
59年前から営業を続け、地元に愛されてきました。
こちらのお店では、昭和から作り続けているちょっと固めのプリンが人気。
昔ながらのプリン……おいしいんですよね~!
卵に温めた牛乳を注ぎ入れるのは、もちろん同じですが……
こだわりはプリンといえば欠かせない、卵にあるんです!
創業当初から変わらずお菓子に使い続けている、富士宮の卵。この卵が、プリンの色や風味を大きく左右します。実は富士宮市は、卵の産出額が全国1位なんです!!
店主の佐野さんが目指しているのは、シンプルながら“また食べたくなる味”だといいます。
絶妙な食感になるように、焼き加減もその日の気温や窯の状態によっても細かく調整しています。
出来立てほやほやも食べさせてもらいました!
温かいプリン……どんな味だったのか、ぜひ動画を見てみてくださいね。
店舗の2階にはカフェスペースも!
プリンをコーヒーと一緒にいただきました。ホッと一息つける幸せな時間です。
しっかりしてるけど固すぎない絶妙~な食感が最高!
優し甘さで、カラメルともよく合います。
店主で、市と共にプリンまつりを共催する富士宮菓子工業組合 組合長の佐野伸一さんです。
卵も牛乳も地元のものがふんだんにありますから、素材を生かして、美味しいものをシンプルに提供できるようにしています。
まつりの当日は、ほかの市内のお菓子屋さんもそれぞれ工夫したプリンを出すので、ぜひ色々味わってほしいと思います。
卵と牛乳の生産現場に行ってみた!
そんな富士宮のプリンの素材が、どんな環境で生まれているのか。卵と牛乳の生産現場を訪れることに。まずは、富士山のふもとに広がる朝霧高原の養鶏場です。
柵の中には、たくさんの鶏たち!
ここの養鶏場は、鶏が自由に過ごせる「放し飼い」を行っていることが特徴です。鶏たちは高いところに登ったり、砂遊びをしたりと自由そのもの。鶏がストレスなく過ごせる環境が健康な鶏の健康な卵につながるのだといいます。
卵は、県内のスーパーや飲食店のほか、都内のホテルなどにも卸しています。
鶏にストレスがかからないことに加えて、もうひとつ欠かせないのが富士宮ならではの環境。
それが富士山の雪解け水です!
養鶏場の代表取締役・福﨑正展さんです。
鶏たちは、天然のミネラル豊富な富士山の雪解け水を毎日おいしく飲めるんです。水分が体を作るので、おいしい水はおいしい卵につながります。畜産をやる上で、富士宮市はとても良い環境です。
プリンを通して、その原料である卵のおいしさを伝えることができたら嬉しいです。
続いて訪ねたのは、朝霧高原にある牧場。牛乳のふるさとです。
取材に伺ったタイミングでは、数日前に生まれた赤ちゃんにも合うことができました!
実は牛たち、暑さがとっても苦手なんです。
そんな牛にとって、涼しい富士宮の高原はぴったりな環境です。
こちらの牧場では4月から11月までの期間、放牧を行っているのが大きな特徴です。
牛たちは富士山のふもとで、ストレスを感じることなくのびのびと過ごしています。
朝霧高原で搾ったばかりの生乳は、翌日には牛乳に加工します。
こちらの牛乳は超高温殺菌ではなく、80℃で3分間の殺菌方法にすることで、自然本来の味わいを楽しむことができるのも特徴のひとつ。
富士宮市や富士市の学校給食にも提供されています。
富士丸西牧場の佐々木剛さんです。
子どもたちになじみのある牛乳がプリンになるということで、余計に親しみやすく感じてくれるんじゃないかなと思います。いつも飲んでる味なので、おいしいプリンになるんじゃないかなと期待しています。
富士山のふもとで育まれた健康で高品質な素材が、おいしいプリンにつながっていることを知った今回の旅でした。
プリンまつりを主催する、富士宮市 食のまち推進室の植松正和室長にもお話を聞きました。
プリンまつりは、卵も牛乳もそろっている富士宮市をスイーツの町としてPRするために計画しましたが、畜産農家を応援する意味もあります。
今回のプリンまつりに先立って、食のまち推進室では、プリン好き・スイーツ好きの職員の協力を得ながらアンケートを実施したり、各店舗のチャートを作ったりしてイベントの計画をしています。ぜひ多くの人に足を運んでもらいたいです!
いよいよ開催! ふじのみやプリンまつり
そんな「ふじのみやプリンまつり」には、富士宮市内の20店舗が出店予定!
3連休の最終日、みなさんも富士宮のプリンを食べに足を運んでみてはいかがですか?
お昼に富士宮やきそばを食べて、デザートにプリン三昧というのも最高ですね!♡
ふじのみやプリンまつり
▼日時:2024年2月25日(日) 午前10時~午後3時
▼場所:神田川ふれあい広場(富士山本宮浅間大社内)
▼問い合わせ先:富士宮市役所 食のまち推進室 0544-22-1691
※荒天の場合のみ開催中止
☆動画はこちら<期間限定で公開>
おまけ
しずラブ放送日の出演の際、私は牛乳と卵を意識した色合いの衣装にしたんですが…
なんと、偶然にも安川キャスターの衣装もプリン色!!!
興奮して思わず写真を撮りましたとさ。
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