党代表選 枝野・泉氏
市民団体などと意見交換

立憲民主党と国民民主党などの合流新党の代表選挙が、7日告示されるのを前に、立候補を表明している2人は、市民団体や地方議員と意見を交わすなど、支持の拡大に向けた取り組みを進めました。

立憲民主党 枝野代表

立憲民主党の枝野代表は6日、議員会館で女性の社会進出を目指す市民団体のメンバーらおよそ10人と面会しました。

この中で市民団体側が、新党の選挙の候補者や党のポストなどを一定の割合で女性に割り当てる「クオータ制」の導入を要請したのに対し、枝野氏は「現職議員は男性が多い中でバランスをとるのは難しいが、少しでも前進させていかなければならない」と応じました。

このあと枝野氏は記者団に対し「私が新党の代表になれば、候補者の発掘や養成などの支援を恒常的に進められる仕組みを党内に作っていく。奇をてらうことなく、女性、中堅、若手、ベテランと、それぞれが活躍できる体制を組みたい」と述べました。

国民民主党 泉政務調査会長

国民民主党の泉政務調査会長は、6日、議員会館で、地方議員およそ20人と、オンラインで意見交換しました。

この中で、地方議員から、代表選挙が国会議員だけで行われることに不満の声が出されたのに対し、泉氏は、体制作りを急ぐ必要があったと理解を求めたうえで、「次の衆議院選挙が終われば、地方議員なども含め、改めて代表選挙を行うことを訴えていく」と応じました。

このあと、泉氏は、記者団に対し、「政策立案の材料になる有意義な提案もいただいた。野党第一党である以上、国民に開かれた形で党の方向性を議論すべきで、地域の声を聞き、風通しのよい組織を作れる執行部を目指し、代表選挙を戦いたい」と述べました。