民 泉氏 合流新党の
代表選立候補を表明

立憲民主党と国民民主党などが合流して結党する新党の代表選挙をめぐり、国民民主党の泉政務調査会長は、「政権与党の監視も必要だが、もっと野党が政権構想を明らかにしなければならない」と述べ、立候補を表明しました。午後には、立憲民主党の枝野代表が立候補を表明し、選挙に向けた動きが本格化します。

立憲民主党と国民民主党などの合流新党は、今月10日に、国会議員による投票で代表選挙を行い、15日に結党大会を開くことにしています。

代表選挙をめぐって国民民主党の泉政務調査会長は、4日、国会内で記者会見し、「政権与党の監視も必要だが、もっと野党が政権構想を明らかにしなければならない。政権構想をよいものにするためには、自由かったつな議論が絶対欠かせず、それを通じて答えを見いだす、風通しのよい党運営を実践したい」と述べ、立候補を表明しました。

そのうえで、泉氏は、「長期政権を許してきた大きな理由は野党にある。だからこそ野党自身が国民に愛され、親しまれる野党でなくてはいけない。実力が備わった野党でなければいけない。その第1歩が、『提案型の野党第一党』であることだと確信している」と述べました。

また、泉氏は、代表選挙とともに投票で決められる新党の党名について、「歴史を背負いながら歩んでいく」と述べ、「民主党」を提案する考えを示しました。

泉氏は、衆議院京都3区選出の当選7回で、46歳。平成15年の衆議院選挙で初当選し、民主党政権では、内閣府政務官を務めるなどしました。

国民民主党では、国会対策委員長や政務調査会長を務め、今回の合流をめぐっては、新党の綱領づくりを担ってきました。

合流新党の代表選挙には、立憲民主党の枝野代表が立候補する意向を固めていて、4日午後、記者会見で表明し、選挙に向けた動きが本格化します。

代表選挙は来週7日に告示され、10日に投開票が行われます。