民 枝野代表 合流新党
代表選 立候補を表明

立憲民主党と国民民主党などが合流して結党する新党の代表選挙をめぐり、立憲民主党の枝野代表は、「合流新党が、誰もが希望を持てる未来をつくる政党にならなければならず、すべての情熱と力を注ぎ、先頭に立つ」と述べ、立候補を表明しました。

立憲民主党と国民民主党などの合流新党は、今月10日に、国会議員による投票で代表選挙を行い、15日に結党大会を開くことにしています。

代表選挙をめぐって、立憲民主党の枝野代表は、4日、国会内で記者会見し、「新型コロナウイルスによる危機に、政府が機能していない。合流新党が、状況を切り開き、誰もが希望を持てる未来を、国民とともにつくる政党にならなければならず、すべての情熱と力を注ぎ、先頭に立って、右でも左でもなく前に進んでいく」と述べ、立候補を表明しました。

そのうえで、枝野氏は、「政治の信頼回復のために離合集散の歴史に終止符を打ち一体となって国民生活に寄り添う政党文化をつくりあげていく。それが政権の選択肢となり、政治に緊張感を取り戻すために不可欠な条件だ」と述べました。

新党の党名に「立憲民主党」を提案する考え示す

また、枝野氏は、代表選挙とともに投票で決められる新党の党名について、「憲法がないがしろにされ、立憲主義が危機にさらされているいまこそふさわしい」と述べ、「立憲民主党」を提案する考えを示しました。

枝野氏は、衆議院埼玉5区選出の当選9回で56歳。平成5年の衆議院選挙で初当選し、民主党政権では、官房長官や幹事長などを歴任しました。

3年前、平成29年の衆議院選挙前に、当時、所属していた民進党が、東京都の小池知事が立ち上げた希望の党への合流をめぐって分裂した際、政策や理念が異なるとして合流に加わらず、立憲民主党を結党し、代表を務めてきました。

合流新党の代表選挙には、国民民主党の泉政務調査会長が、4日午前に、立候補を表明し、選挙に向けた動きが本格化します。代表選挙は、来週7日に告示され、10日に投開票が行われます。