党も協議できるような
状況を整えるべき」山口氏

自民党が国会の憲法審査会に憲法改正案の提示を模索していることについて、公明党の山口代表は「与党は、野党も協議できる状況を整えるべきだ」と述べ、野党側の出席がなければ提示すべきではないという考えを示しました。

今の国会の会期末が今月10日に迫る中、自民党は来週、衆議院の憲法審査会を開きたいとしていて、「自衛隊の明記」など4項目の憲法改正案の提示を模索していますが、野党側は、開催には応じない構えを見せています。

これについて、公明党の山口代表は福岡県春日市で記者団に対し、「憲法審査会の伝統は与野党がきちんと協議し意見を一致させて進めていくことだ。与党は、野党も協議できるような状況を整えるべきだ」と述べ、野党側の出席がなければ、改正案を提示すべきではないという考えを示しました。

また、山口代表は外国人材の受け入れを拡大するための法案について「野党側から対案が出されるなど建設的な議論が生まれている。会期内での成立を目指して与野党で充実した議論を重ねていきたい」と述べ、会期内での成立を目指す考えを強調しました。