法「与野党そろった場で
議論するべき」公明 斉藤氏

自民党が国会の憲法審査会に憲法改正案の提示を模索していることについて、公明党の斉藤幹事長は「与野党がそろった場で議論が進められるべきだ」と述べ、野党側が欠席する中で提示することには否定的な考えを示しました。

衆議院憲法審査会は29日、今の国会で初めて開かれ、自民党の新しい幹事が選任されましたが、立憲民主党など野党6党派は欠席し、反発を強めています。

これについて公明党の斉藤幹事長は記者会見で「幹事を決めることさえできない状況が続いていたのは異常だ。野党側にも丁寧に出席を呼びかけたと聞いており、きのうの開催は理解できる」と述べました。

一方で、自民党が「自衛隊の明記」など4項目の憲法改正案の提示を模索していることについて、「憲法審査会は与野党出席のもとで円満に進めていくのが伝統だ。与野党がそろった場で議論が進められるべきだ」と述べ、野党側が欠席する中で改正案を提示することには否定的な考えを示しました。