“非常になまぬるい”立民 岡田幹事長 自民の政治刷新本部の議論を批判

立憲民主党の岡田幹事長は、自民党の「政治刷新本部」の議論について「非常になまぬるい」と批判し、まずは説明責任を果たすよう求めました。

立憲民主党は23日、「政治改革実行本部」の会合を開き、およそ20人が出席しました。

この中で、本部長を務める岡田幹事長は「自民党も議論を進めているようだが、非常になまぬるく、そもそもきちんと説明することが先だ。裏金を受け取った議員や安倍派の幹部、それに二階派の二階元幹事長や岸田総理大臣から説明らしい説明が全くなされていない」と批判しました。

そのうえで「制度論や派閥の解散に争点を移していくやり方は認められない。裏金を受け取った議員が何事もなく、短時間の記者会見をしてみそぎを済ませたように国会の中を歩き回るのは許しがたい。厳しく対応する」と強調しました。

そして、会合では、今週中をめどに政治資金規正法の改正を含め党の改革案の方向性を取りまとめることを確認しました。

また、岡田幹事長は記者会見で改革案をめぐって「予算委員会などで議論を重ねていく中で、ほかの野党や与党も含め、いろんな形の連携を探っていきたい」と述べました。

「報告書修正で議員活動続けるのは 納得できずの声強い」

立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「国民から見て疑惑のある人たちが、単に収支報告書を修正することで当然のように議員活動を続けていくのは納得できないという声は非常に強い」と述べました。

また、解散を決めた派閥について「毎年計上されてきた繰越金はどうするのか。まさか自分たちで分けることはないと思うが、被災地に寄付するのかなど合わせて説明してもらいたい」と述べました。

一方、立憲民主党が党幹部に支給してきた「政策活動費」については「自民党とは金額が相当違う。法律で個人に寄付できる規定があるので行われてきたが、今後やめることが重要だ」と述べました。