旧統一教会 “番組で名誉毀損” 民放2社と出演の弁護士を提訴

「世界平和統一家庭連合」旧統一教会は「情報番組の出演者に事実と異なる発言をされ、名誉を傷つけられた」と主張して、番組を放送した民放2社と発言をした弁護士3人に対し、損害賠償などを求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。

旧統一教会は、讀賣テレビとTBSテレビ、それに各情報番組に出演し発言をした3人の弁護士に対して、合わせて6600万円の賠償と謝罪放送などを求めています。

9月29日、都内で記者会見した旧統一教会の幹部と弁護士は、情報番組に出演していた3人が「統一教会は布教活動自体が違法であることが裁判所で認定されている」とか「信者に売春をさせたという事件まであり、お金を集めるためには何でもする」などと発言したとして「事実ではなく、名誉を傷つけられた」と主張しました。

訴えについて讀賣テレビは「訴状を確認したうえで今後の対応を検討します。当社の考えは裁判を通じて申し述べます」としています。

TBSテレビは「訴状を受け取っていないのでコメントを差し控えます」としています。