岸田首相の被災地視察 早い時期に実施方向で調整 林官房長官

岸田総理大臣が検討している能登半島地震の被災地視察について、林官房長官は効果的な支援を行うには、直接、被災地の現状や課題を把握することが重要だとして、できるだけ早い時期に実施する方向で調整を進める考えを示しました。

能登半島地震を受けた政府の対応をめぐり、岸田総理大臣は早ければ今週13日にも現地を視察する方向で検討していて、自衛隊機で現地に赴き、避難所や支援物資の集積所を訪れることや、自治体関係者と意見を交わす案などが協議されています。

これについて林官房長官は記者会見で「今後も効果的な支援を行うとともに、これから復旧・復興を本格的に進めるにあたって、直接、被災地の現状や課題などを把握することが重要だ」と述べました。

そのうえで「できるだけ早いタイミングで被災地に足を運ぶべく検討している。被災地の状況や態勢もしっかり確認した上で、適切な時期を考えていきたい」と述べました。

石川県 馳知事 “13日に岸田首相と被災地を視察”

石川県の馳知事は10日の記者会見で、岸田総理大臣が13日に被災地の視察に訪れるという連絡が政府からありみずからも同行することを明らかにしました。

ただ、具体的にどこの被災地を視察するかについては調整中だということです。

馳知事は「私も正直、ずっと被災地に行きたい気持ちはあるが、発災以来ずっと知事室で24時間体制で対応してきた。政府と直結したやりとりを丁寧に行いながら、県内19の市や町すべてで能登の皆さんを支える決意だ」と述べました。