2023年10月20日(金)放送※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)
放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!
今回は舞鶴市。
松田慎平さん(33)は、魚が好きな人を増やしたいと干物作りに情熱を注いでいます。
松田さんの干物の特長は熟成。時間をかけて、お腹の脂を背中まで回し、うまみ成分を引き出します。
重要なのは丁寧な血抜きです。
自作の機械を使って手際よく血抜きを行います。
水分も腐敗する原因となるので、丁寧にふき取り、中に紙を詰めていきます。これらの技術はネットで習得したそうです。
松田さんを地元の人たちも応援しています。漁業組合の向井一哉さんは、起業して間もなかった松田さんに、魚の目利きを教えたり、鮮度のいい魚を取り置きしたりと、手助けをしています。
赤れんがパークにある店の主人・上林大基さんは、セリの様子を動画で配信するなど、舞鶴の水産業を盛り上げようとしています。松田さんのために干物の売り場を提供、「付加価値を付けて販売してくれることは、僕らにとっても水産業にとっても大切なこと」と言います。
松田さん自慢の干物を試食。
手間ヒマかけて作り出したサバの干物は、「ふっくら、フワフワ。生で焼いたサバよりもうまみが強く、これが干物なの?」と驚きのおいしさ。
おいしい干物を舞鶴の新しい名物にすることが、松田さんの夢です。