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【京のええとこ】右京区京北 里山を満喫して森を守る

京のええとこ連れてって

執筆者のアイコン画像菅江隆一(リポーター)
2023年07月21日 (金)

2023年7月21日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)

放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!

230721eetoko_01.jpg菅江隆一リポーターが訪ねたのは京都市右京区京北(けいほく)。

230721eetoko_02.jpg地区の9割が森で、昔から林業が盛んな土地です。

230721eetoko_03.jpg230721eetoko_04.jpg歩いていると空を飛んでいる人の姿が。

230721eetoko_05.jpgことし4月にオープンした里山を使ったアスレチックです。

230721eetoko_06.jpgスタッフの小林綾里さんに案内してもらいました。

230721eetoko_07.jpg施設には、地形をいかした36のアクティビティーがあります。

230721eetoko_08.jpg特に人気なのは“ターザン”。
木の上から15メートル先にあるネットへ飛び移ります。

230721eetoko_09.jpg安全防止の器具とヘルメットを着けて、菅江リポーターも挑戦!

230721eetoko_10.jpg230721eetoko_11.jpg飛んでいる時間はわずか5秒ほどですが、普段味わえないスリルを体験できました。

230721eetoko_12.jpg実はこうして遊ぶことが、山や森にいい影響を与えています。
危険な木を切ったり、枝打ちをしたりといった山の管理は、人が来るからこそできるのだとか。

230721eetoko_13.jpg小林さんの会社は山の維持・管理も担っていて、アスレチックの収益は山の管理費にあてられています。

230721eetoko_14.jpgいま京北では自然と触れ合いながら、山や森を守ろうという活動が盛んになっています。
その活動に取り組む曽 緋蘭(ツェン・フェイラン)さんです。
豊かな自然にひかれ、14年前に移住してきました。

230721eetoko_15.jpg立派なかやぶき屋根の家に暮らす緋蘭さん。

230721eetoko_16.jpgなんと家と一緒に、5000坪もの裏山もついてきたのだとか。
しかし、いざ暮らしてみると多くの課題に気づきました。

230721eetoko_17.jpg林業に携わる人が減り、山の管理が十分にできなくなっていたのです。
手入れのされない山は日差しが遮られ、木が十分に根を張ることができません。
そのため土砂崩れが起こりやすくなってしまうのです。

230721eetoko_18.jpgそこで緋蘭さんは山や森に関わる仕事をする人たちと、京北へ訪れる人をつなげる取り組みを始めました。

230721eetoko_19.jpg仲間の一人が髙室幸子(たかむろ・さちこ ※「たか」は「はしごだか」)さん。
木工芸の工房の代表です。

230721eetoko_20.jpg230721eetoko_21.jpg元々質の高い京北産の木材を、腕の良い職人が加工すればさらに付加価値が付き、その利益を林業に関わる人へ還元できると考えました。

230721eetoko_22.jpg230721eetoko_23.jpgさらに山や森に関心を持ってもらおうと、職人が指導する本格的な木工体験も行っています。
菅江リポーターも挑戦。

230721eetoko_24.jpg20分ほどで、キノコのオブジェを作ることができました。

230721eetoko_25.jpg自然に親しみ、山や森を身近に感じることが出来た旅でした。