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【京のええとこ】京都市 下京区 梅小路をダブルダッチの聖地へ!

京のええとこ連れてって

執筆者のアイコン画像菅江隆一(リポーター)
2023年10月13日 (金)

2023年10月13日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)

放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!

231013eetoko_01.jpg今回は私、菅江が京都市下京区にある梅小路公園を訪ねました。
ここ10年で周辺が再開発され、注目のエリアです。
この日も、京都市内外から多くの人が来園していました。

231013eetoko_02.jpg公園の中で、ずっと気になっていた場所を訪ねてみました。
それが、このベンチ。すぐそばをJR線が通っています。
電車に乗っている時に、窓越しにこのベンチに座っている人を見て、ここで休憩したら気持ちいいだろうなと思っていたんです。

231013eetoko_03.jpg公園を散策する中で、あるグループと出会いました。
ものすごいスピードで長縄跳びをしています。

231013eetoko_04.jpgこれは、2本のロープを回し、その中で跳ぶダブルダッチというスポーツ。
オランダ人によってアメリカに伝えられ、1970年代にスポーツとして普及し始めました。
プロダブルダッチチーム「NEWTRAD(ニュートラッド)」のみなさん。
国内外でのパフォーマンスや、若い世代への指導を行っているチームです。
この日は仲間で集まって練習されていました。

231013eetoko_05.jpg人の目に触れる場所で練習することで興味を持ってもらおうと、梅小路公園で集まっていて、跳びたそうな人がいたら声をかけ、体験してもらうこともあるそうです。
ということで、私も練習に混ぜてもらいました。
交差する2本のロープの、手前側のロープを追いかけるように中に入るのがコツ。
難しそうに見えましたが、実際にやってみると意外と跳べました。

このジャンプを基本に、大会では時間内に何回跳べるかを競ったり、音楽に合わせてステップやアクロバットを披露したりします。
ダブルダッチは街中でも気軽にでき、遊びの中から発展していった“アーバンスポーツ”のひとつ。
国内の競技人口はおよそ1300人です。

231013eetoko_06.jpgこのスポーツをもっと広めたいと活動している人がいます。
プロチームのマネジメントや、大会運営などに携わっている見島良拓(みしま・りょうた)さんです。
見島さんは、新しい形で競技を盛り上げたいと、今年1月、飲食店をオープンしました。
梅小路公園から歩いて5分ほどの場所にあります。

231013eetoko_07.jpg店内ではダブルダッチの映像を流して魅力をPRしています。
そして、スタッフとして働いているのはダブルダッチのプレーヤーたち。
ダブルダッチのインストラクターやプレーヤーたちがアルバイトして収入を得られる環境を作り、活動を支えたいという思いで、このお店を開きました。
スタッフはお客さんにダブルダッチのことや自身の活動についてアピールし、ファンを増やすきっかけを作っています。

見島さんは、「ダブルダッチはじめアーバンスポーツは、世界に距離が近いものだと思う。ここで出会った人や、スポーツに取り組んでいる人たちが世界に出て色んな経験をしてくれるとうれしい。また、その背中を押せるような場所にしていきたい」
と話していました。


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