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焼津 新しい乗り物「つなモビ」でまち巡り!

新しい乗り物で、温泉・グルメ・体験 焼津観光を大満喫してきました。
  • 2024年02月09日

 

「しずラブ」、今回は焼津市です。
実はいま、焼津の街では新しい乗り物の実証実験がおこなわれ、
すでに市民や観光客の熱い注目を集めているんです。
いったいどんな乗り物なのか…!?
末永キャスターが体験してきました。
★記事の最後に期間限定で動画もご覧いただけます★

新しい乗り物・つなモビ!その魅力は

 

焼津にやってきました!

 

この乗り物で、焼津の観光を満喫したいと思います!

こちらが新しい乗り物「つなモビ」
時速19キロで公道を走ることができる電気自動車です。
 

 

正面は「つなモ君」というキャラクターの顔。
可愛らしい!
 

 

運転席と助手席、後部座席で4人乗り。
小さい車体ながら、ゆったりとしています。
 

 

後ろに2席ついた6人乗りもあり、
全部で2台運行しています。
各車両、運転手さんが1人います。
 

 

今回は、焼津市と協力してつなモビ事業を進めている
森田創(もりた・そう)さんに案内してもらいました。
 

運賃は1日乗り放題で600円。運転手さんに直接か、電子マネーで支払い、
乗り放題券を受け取ります。
 

 

さっそく乗車!焼津観光へ出発です。
 

末永

これすごく風感じて気持ちいいですね!

森田さん

そうですね。普通の車だと外と遮断されちゃってるんですけど、
空とか、海とか一体になるっていうその感覚が独特だと
お客さんに言っていただきますね

このつなモビ。
市内に33か所ある停留所なら、LINEアプリや電話で呼び出して、
自由に乗り降りすることができるんです。

こちらが、つなモビの運行マップ。
 

焼津駅南口から3キロ圏内を行き来できます。
歩いて回るとちょっと大変な距離も、
つなモビなら気軽に、いろんなスポットに行って
焼津を大満喫できるんです!
 

まちと一体になったような感覚!

今回は乗り放題というメリットを生かして、
焼津ならではの観光地を巡ることにしました!!

市民憩いの場 足湯で焼津温泉を味わう
 

 

まず訪れたのは、
去年6月、焼津市役所に誕生したばかりの足湯「とと湯」です。
 

焼津温泉の源泉からお湯を引いているんです。

 

ということで、私も入ってみました。

とってもあたたかい!
むしろ熱いくらい!
40℃くらいだそうですが、かなり熱く感じて、体じゅうが温まりました。

足湯に入っていた地元の方に聞いてみると…

地元の方

今日みんなとここでね、さっきは2~3人いただよ。いろいろ話して。

末永

けっこうじゃあ地域の人の憩いの場になってるんですか

地元の方

なってると思うよ

たしかに、地元の方とのお話が弾みました。
お湯はかなり熱くて、足が赤くなってしまうくらいでしたが(汗)
足湯で本格的な温泉を味わえました!
 

焼津の新名物!ツナの専門店


再びつなモビに乗って別の場所へ!
 

潮風が気持ちいい

呼んだらすぐに来てくれます。1日乗り放題なのが嬉しいですね。
 

 

さあ、こちらは、焼津名物マグロを使った、ツナの専門店です。
 

静岡県内で水揚げされたビンチョウマグロのみを使ったツナが
なんと13種類!
また、焼津の海洋深層水を使っていて、
水にもかなりこだわっているんだとか。
 

プレーンに加えて、ドライトマトバジル味など
すべての味を無料で試食できます。

 


人気だというドライトマトバジル味を試食!
バジルの香りがとても豊かでおいしかった…!
大切な人に贈るおみやげだからこそ、試食して、
おいしいと思ったものを送ってほしい。
そして、実際に店舗のスタッフと話しながら決めてほしい。
そんな思いから、試食のサービスをしているそうです。

 

関根さん:
県内外から、ましてや海外の方も
来ていただけるようになってきております。
焼津から「ツナがる」っていう言葉が
世界共通語になるようなイメージで
どんどんツナを広げていけたらなと思っております。

代表の関根さんは福島県出身。
その後東京で魚屋や飲食店で働き、
30代で魚専門の飲食店を開いたそうです。
そこで、残ったマグロを使ってツナを作り始めたのをきっかけに、
ツナ作りに没頭!
おいしいツナと良い水を求めた結果、
焼津にたどり着いたんだとか!

実際にお店を訪れたからこそ。
興味深い裏話も聞けるのも、つなモビ旅の醍醐味です。
 

焼津といえばカツオ!ここでしかできない体験とは…

 

さて、つなモビを呼び出し、最後の目的地場所は…

 


潮風に吹かれて、港にやってきました。
焼津といえばカツオ!
ここでしかできないカツオにまつわる体験があるそうですが… 

 


こちらは、なまり節などカツオを加工するお店。

ということで、見てください!まるまると太ったカツオ!
 

持ってみることもできました!
貴重な体験!
 

これで4kgくらいだそうですが、
かなりずっしりしていました。


さあ、ここで体験できるのは、カツオのわら焼き
 


目の前でさばかれるカツオ、迫力満点です!

いよいよわら焼き体験へ。まずは窯にわらを仕込みます。
 

初めての体験、どきどきです!
 


 

燃え上がる炎!
こんなに火に当てちゃっていいの!?というほど
カツオを火の中に持っていきます。
顔が熱い!でも炎がとても綺麗で、こちらも迫力満点の体験でした。


なんとわずか30秒ほどで焼き上がり!
焼いたカツオを、焼津の海洋深層水で締めます。
 


その後 切ってもらったら…
 

自分で焼いたカツオのたたきの完成!

 

できたてのカツオのたたき!!
初めて食べます…!

 

香ばしさが全然違う!
これができたての風味!
自分で焼いたんだという特別感も相まって、
感動の味でした。

 

山口さん:
ここにぜひ来ていただいて、本物の味っていうのを、
焼津のカツオはおいしいんだってことを
ぜひ知っていただきたいなと思いますね。

つなモビの実証実験 今後は…?


自由自在に、行きたい焼津のスポットを回れるつなモビ。
焼津をもっと好きになる乗り物として期待が高まります。

 

森田さん:
このつなモビがきっかけで、地元の方と、外から来た方が自然と交流する。
そういう仕掛けになればいいというふうに思っています。

つなモビに乗ってみて


移動手段といえば、バスやタクシーもありますが、
つなモビならではの良さを実感しました!

1つ目は、車体が小さいので、小回りがきいて移動しやすいこと。
このため、交通量の少ない路地裏を通ることができます。
時速19kmではありますが、混雑を避けられるので、
思ったよりも目的地に早く着きました。

2つ目は、窓が広いから景色を楽しめること。
焼津のまちと一体になったような気分が味わえます。
ゆっくりと景色を楽しみながら乗れるので、
地元の方からも、知らなかった焼津の魅力が分かった!という声を聞くそうです。

3つ目は、とにかく乗るだけでワクワクすること!
風を感じながら進んでいく感覚…。
単なる移動手段というだけでなく、
移動そのものが特別な体験になっていました。

つなモビ 運行情報


つなモビは、午前10時から午後5時まで運行しています。
あくまでまだ実証実験の段階です!
この実験は、令和6年3月24日(日)まで行われます。

それまでの利用実績や課題などをふまえて、今後の検討が進むということでした。

新たな焼津の魅力を見つけに、つなモビでまち巡りをしてみては?

 ★動画(期間限定で公開)

 

  • 末永万智(すえながまち)

    NHK静岡放送局 キャスター

    末永万智(すえながまち)

    岐阜県揖斐川町出身。
    「ひるしず」キャスター、「たっぷり静岡」リポーター。
    趣味はお笑いラジオを聴くこと。特技は英語。

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