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静岡市 駅近登山!谷津山で気軽にハイキング

静岡市葵区のまちなかにある谷津山。駅からも近い場所で、大自然を感じられるんです!
  • 2023年10月12日

 

「たっぷり静岡」で毎週水曜日に放送しているコーナー「しずラブ」。
今回は、静岡市・葵区の谷津山(やつやま)に末永キャスターが行ってきました。
標高はおよそ108メートル。静岡の街中にある駅近の山で、大自然を満喫しました。

駅近登山 谷津山に行ってきます!

やってきたのは、静岡鉄道の音羽町駅。

 

そこから歩くことわずか2分!

登山口のある清水山公園(きよみずやまこうえん)に到着。
本当に駅近です!

 

ここで待ち合わせをしていたのは、
谷津山の自然を守る活動をしている、「やつやま友の会」の会長を務める、
戸塚哲(とつか・さとし)さん。

 

戸塚哲さん

谷津山のことを知り尽くしたエキスパートの戸塚さんに、谷津山を案内していただきます。
目指すは、静岡市が一望できるという山頂です!

 

登り口のあたりは階段が整備されていて、歩きやすくなっていました。

 

不思議!「ハガキ」の語源の木

登っていくと、早くも!まちなかではあまり見られない谷津山ならではの植物を発見!

 

戸塚さん

これこれ、タラヨウ。別名ハガキの木

こちらが、タラヨウの木、「ハガキ」の語源となったと言われているんです。

一体どういうことなのか。実際落ちていた葉に、木の枝でこすって文字を書いてみると…

 


 

だんだん文字の色が濃く浮かび上がってきました!
葉につけた傷が酸化して変色することで、文字が浮かんでくるという性質を持っています。

葉に書くから、「葉書(ハガキ)」というわけです。

戸塚さん

昔、紙があんまりない頃は、これを通信の手段にして、
手紙みたいに送ったりしてたね。

開発が進んだ市街地ではほとんど見られないそうですが、谷津山には残っていました。

まちなかにはない 山の恵みを発見!

さらに、この時期らしい風景も。

秋の味覚、栗!こちらも街中ではなかなか見かけない、立派で大きな実が落ちていました。 
まるまるとしています!

山頂からの景色!ふだん住むまちを違う角度から

山の恵みを見つけながら登っていくと、もうそこには…

山頂からの景色!
駿河区のまち、そして遠くには駿河湾が見えます。

さらに別の場所からは、東静岡駅と日本平を見渡せました。

また、八幡山を一望できるところも!

ふだん住んでいるまちを、いつもと違う角度から見ることができる。
とても新鮮な体験でした。

1500年前から静岡を見守る場所

さらに!山頂からすぐのところには、
いまの静岡のまちを太古の昔から見つめてきた場所があるんです。

およそ1500年前につくられた谷津山古墳。
静岡県内最大級の前方後円墳です。
このあたりに棺があったということです。

静岡を一望できる場所にあることから、
この地域を治めていた有力者の墓だと考えられています。

その古墳の上には、樹齢およそ300年といわれる、シイの木。

 

シイの実も落ちていました。
戸塚さんは、子どものころよく食べたんだとか。

 

市街地からすぐそこ。自然も歴史も感じることができました。

 

戸塚さん

谷津山は静岡市のね、駅から非常に近いところにある独立峰だもんで、
市民が触れるには非常にいいところなんだよね。
小さい子供からお年寄りまで登ってこれるし、見晴らしもいいですからね。
非常に得がたい山ですので、みなさんぜひ谷津山へ登ってくるよう、お願いします。

軽にちょっと自然を感じたいときに。
秋が深まってきたいま、ハイキングに出かけてみてはいかがでしょうか。


谷津山を守る 地域の人たちの活動

まちを一望できる谷津山の絶景スポット。
実はこの景色、以前から見えていたわけではないんです。
ここ20年くらいで見られるようになったものなんです。

なぜかというと…

うっそうとしている竹林

谷津山には、かつて農業に使うために植えられた竹が、放置されている場所があります。
20年ほど前にはこの竹がうっそうとしていて、まちを眺められる場所はなかったといいます。

こうした竹林の一部を、戸塚さんたち「やつやま友の会」の皆さんが、20年前から竹を切って、整備活動を続けてきました。

やつやま友の会の皆さん

 

作業前ミーティングの様子

メンバーはおよそ60名。月3~4回整備活動をおこなっています。

草刈りの様子

みなさんの懸命な作業があるからこそ、見晴らしのいい場所ができました。

また、竹を切った後は、植樹もおこなっています。
花や実がなる木を植えることで、谷津山の生態系を守っていくためだといいます。

旅の中で私が見つけた栗も、実は友の会の皆さんが植樹したものなんです。

道中には、このように中身がなくなっている栗のいががたくさん落ちていました。
戸塚さんに聞くと、谷津山に暮らすタヌキやハクビシンなどが食べたあとだそうです。

こうした木々を植えることで、動物たちも暮らしやすい環境になっているんです。

友の会のみなさんのお話を聞いて、谷津山への大きな愛を感じました。
開発されたまちなかに残る大自然。
植物や動物と出会える貴重な場所。
そんな谷津山を、地域全体で守っていけたらいいなと思いました。

★本編の動画はこちら<期間限定で公開>★

 


 

  • 末永万智(すえながまち)

    NHK静岡放送局 キャスター

    末永万智(すえながまち)

    岐阜県揖斐川町出身。
    「ひるしず」キャスター、「たっぷり静岡」リポーター。
    趣味はお笑いラジオを聴くこと。特技は英語。

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