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沼津駅前の新たなグルメ!街ににぎわいを

  • 2023年10月25日

 

☆放送動画はこちら☆ 【期間限定で公開】

沼津駅前 仲見世商店街に新たな名物が?

「たっぷり静岡」で毎週水曜日に放送しているコーナー「しずラブ」。
10/11(水)の放送では、本多キャスターが、沼津市からお伝えしました!

本多「沼津駅前にやってきました!いまから商店街に向かいます!」

沼津駅から歩くこと2分。やってきたのは仲見世商店街です。
さまざまなお店が並んでいますが・・・。

 

足を止めたのは、この商店街にある呉服店。創業100年を超えています。
呉服店というと、高級感があって特別なイメージがあるかもしれませんが、
「誰でも気軽に立ち寄ってほしい」と、最近、店の一角であるものの販売を始めたとか。

それがこちら。タオルやハンカチのようにも見えますが・・・。
実はすべて、綿あめなんです。
淡いブルーに薄紫色。色とりどりの綿あめが店内に並んでいます。

沼津の戸田(へだ)の塩を使った綿あめや可愛らしいいちごの綿あめなど、
見ているだけでも楽しめます。

 

「呉服」と「綿あめ」 つながる理由とは?

 

おふたりは姉妹です

どうして呉服店で綿あめを販売したのか?
そして、どんなお味なのか?
気になることがたくさん!

そこで、代表の白壁正子(しらかべ まさこ)さんと
スタッフの富田美幸(とみた みゆき)さんに伺うことにしました。

まずは、沼津の戸田(へだ)の塩を使った綿あめを試食させていただきました。

本多「懐かしい感じの味がする!甘いけどちょっとしょっぱい!
食感がすごくふわっとしていますね」

そして、呉服店で「綿あめ」を販売するというアイディアをどうして思いついたのか。
新しい挑戦の理由を、ききました。

白壁さん
「コロナ禍もありまして呉服業界も衰退しつつってところもありながら、なにか新しいことしたいねって。何か始めましょうかって話し合ったところ、
二人とも綿あめが好きなので、そういうことにしました!」

本多
「呉服店と綿あめ店って一見全然違うように感じるんですが
つながりは何かあるんですか?」

富田さん
「 お着物って絹できていまして・・・。
 絹ってすごく糸のように柔らかいんですね。 
 綿あめを作るとやはり絹のように繊細な柔らかさが出ていますので、"あ、これはつながっているな"って」

見た目のかわいらしさから、高校生など若い世代も多く訪れるといいます。
また、綿あめ売り場から呉服の売り場も視覚に入るので、
着物や小物に興味を持ってくれる人もいるそうです。

白壁さん
「『呉服屋さんって入りづらいわ』っていう方もいらっしゃるんですけど、実際はそんなことないんです。気軽にお越しいただきたいなっていう気持ちもありますね」

最近では綿あめを買いに来た人が、持っている着物の着こなしをどうするかなど、
相談してくれることもあるといいます。
綿あめをきっかけに店が賑わうことで、商店街の盛り上がりにつなげたいと考えています。

白壁さん
「沼津は、今年市制100周年。仲見世商店街って場所を知ってもらいながら、沼津のまちを盛り上げていけたらいいかなっていうふうに思っています」

富田さん
「ここの空間がちょっとした小さな夢のある空間というか、子どもの頃に戻った空間というか、そんな温かい雰囲気を作っていきたいと思います」

新しい挑戦で、商店街にさらなる「賑わい」が生まれ始めているようです。

クラフトビールを沼津の新たな名物に!

続いて訪れたのは去年、沼津駅の近くにできたクラフトビールの醸造所です。
実は沼津市内には5つの醸造所があり、「クラフトビールが熱い」とも言われています!
 

 

オーナーの益谷尚豪(ますたに なおひで)さんです。
大好きなビールを自分で作りたいと去年醸造所をオープンしました。

クラフトビールは、沼津の豊かな水資源を活用して作られています。

 

益谷さん「富士山の伏流水が柿田川に湧き上がっています。その水を清水町と沼津市は共同水道として使っているんですね」

富士山の清冽な水。この水の豊かさこそが、沼津のビール作りの強みなんです。
益谷さんが作ったビールは二階のビアパブで味わうことができます。

 

 

華やかな香りが特徴のビールや、深いコクが特徴のビールなど様々。
沼津特産の甘夏を使ったビールを試飲しました。

本多「ちゃんと甘夏の味もするし、ビールの苦みもあってすごく美味しいです!!」

ビールと一緒に沼津ならではの魚料理も楽しむこともできます。
沼津港で仕入れたサワラのフィッシュアンドチップスをいただきました!

本多「これにビールは贅沢すぎる!!」

益谷さん、実はもともと居酒屋の経営者で、漁師の経験もある魚のエキスパートなのです。
益谷さんはクラフトビールで沼津を活気づけたいと考えています。

益谷さん
「沼津の駅前っていうのは、僕が小学校の頃は駅に近づくと人がいっぱいいてワクワ クドキドキするような活気があったんです。
25年ぐらい留守にしてたんですけど ・・・帰ってきたら寂しい町になっていて、シャッター街でした。何か、沼津の駅前がわーっとなるようなことないかなって、もともと思っていたんですね。 
"沼津にビールを飲みに行くぞ"と、他県の方が思ってくれるような場所にしたいと思っています!!」

 沼津駅前を楽しみに来てほしい!そんな地元愛いっぱいの人たちに出会いました。

  • 本多葵

    静岡局 キャスター

    本多葵

    磐田市出身。「ひるしず」キャスター、「たっぷり静岡」リポーター。
    身体を動かすことが大好きで体力には自信あり!最近は筋トレだけでなくマラソンに挑戦中。アクティブに県内各地を取材します!

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